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0歳児わらべうたおすすめ15選!月齢別の選び方と発達を促す遊び方【保育士監修】

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0歳児わらべうたおすすめ15選!月齢別の選び方と発達を促す遊び方【保育士監修】

生まれたばかりの赤ちゃんと、どうやって遊んだらいいんだろう。そんな風に悩んでいるお母さん、お父さん、多いんじゃないでしょうか。

抱っこしたり、話しかけたりするだけでも十分素敵なことなんですが、せっかくならもっと赤ちゃんとの時間を楽しみたいですよね。そんなときにぴったりなのが、日本に古くから伝わる「わらべうた」なんです。

わらべうたって聞くと、なんだか難しそう、古臭そうって思われるかもしれません。でも実は、0歳児の赤ちゃんから楽しめる、スキンシップたっぷりの遊びなんですよ。

この記事では、保育現場で実際に使われている0歳児向けのわらべうたを15曲厳選して、月齢別にご紹介します。歌詞や遊び方はもちろん、赤ちゃんの発達にどんな効果があるのかも詳しく解説していきますね。

音痴でも大丈夫、赤ちゃんはお母さんやお父さんの声が一番大好きです。さあ、わらべうたで赤ちゃんとの素敵な時間を過ごしてみませんか。

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わらべうたの基礎知識

わらべうたとは?童謡との違いを解説

わらべうたって、具体的にどんな歌なんでしょうか。童謡とは何が違うのか、まずはその基本を理解しておきましょう。

わらべうたとは、日本で古くから子どもたちの遊びや生活の中で自然に生まれ、親から子へ、子から子へと口伝えで歌い継がれてきた歌のことです。「童(わらべ)」とは「子ども」を意味する言葉で、まさに子どもが主役の歌なんですね。

わらべうたの最大の特徴は、明確な作詞者や作曲者がいないこと。人々の生活の中で自然発生的に生まれた歌なので、同じ曲でも地域によって歌詞が微妙に違ったりすることもあるんです。

メロディーも非常にシンプルで、たいてい2〜5音程度の音階で構成されています。だから誰でも歌いやすいし、赤ちゃんも聞き取りやすいんですね。

一方、童謡は大正時代以降に大人が子ども向けに作った歌のこと。作詞者や作曲者が明確で、西洋の音階を使った「歌」に主眼が置かれています。「赤とんぼ」「しゃぼん玉」「ぞうさん」などが童謡の代表例ですね。

童謡は美しいメロディーで歌うことが中心ですが、わらべうたは手遊びや体を使った遊びとセットになっていることが多いのが大きな違いです。

項目 わらべうた 童謡
誕生 自然発生的・民衆の中から 大人が子ども向けに創作
作者 不明(口伝承) 作詞者・作曲者がいる
音階 2〜5音程度(日本古来の音階) 西洋の7音階が中心
遊びの要素 手遊び・体遊びが多い 歌うことが中心
地域性 地域ごとにバリエーションあり 全国共通

こういった違いがあるんですが、どちらが良い・悪いということではありません。わらべうたも童謡も、それぞれに素晴らしい魅力があって、赤ちゃんの成長を支えてくれる大切な文化なんです。

わらべうたが0歳児におすすめな5つの理由

なぜわらべうたが0歳児の赤ちゃんにぴったりなのか。保育現場でも積極的に取り入れられている理由を5つご紹介します。

1. シンプルなメロディーで赤ちゃんが聞き取りやすい

わらべうたは2〜5音程度の狭い音域で作られています。これは赤ちゃんの聴覚発達に非常に適した音域なんです。複雑なメロディーよりも、シンプルで繰り返しの多い音のほうが、赤ちゃんの耳に心地よく届くんですね。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、お母さんの声の高低差はちゃんと聞き分けられます。わらべうたのゆったりとしたリズムと単純な音の動きは、赤ちゃんが安心して聞ける「ちょうどいい刺激」なんです。

2. スキンシップで愛着形成が促される

これがわらべうたの最大の魅力かもしれません。わらべうたの多くは、赤ちゃんの体に触れながら歌う遊びになっています。

「いっぽんばしこちょこちょ」では手のひらをくすぐり、「ちょちちょちあわわ」では顔や手を優しく触ります。こうした肌と肌の触れ合いは、赤ちゃんに安心感を与え、大人との愛着関係(アタッチメント)を深めるのに非常に効果的なんです。

愛着関係って、赤ちゃんの心の発達にとって本当に大切な土台なんですよ。こういうとき、赤ちゃんの目をじっと見つめながら歌うと、より効果が高まります。

3. 短い歌詞で覚えやすく、続けやすい

わらべうたの歌詞は本当に短いんです。多くは4〜8行程度で、同じフレーズを繰り返すものがほとんど。だから、忙しいお母さんやお父さんでも、すぐに覚えられるんですね。

育児って本当に大変で、長い歌詞を覚える余裕なんてなかなかありません。でもわらべうたなら、1回聞けばだいたい覚えられるくらい簡単。スマホを見なくても、抱っこしながら、おむつ替えしながら、自然に口ずさめるのが魅力です。

4. いつでもどこでも道具いらずで遊べる

わらべうたに必要なのは、あなたの声と、あなたの手だけ。おもちゃもいらないし、スマホもいらない。赤ちゃんが泣いた時、ぐずった時、電車の中でも公園でも、いつでもどこでもすぐに遊べるんです。

おもちゃを買う必要もないし、動画を探す必要もない。お母さんやお父さんの声と温もりだけで、赤ちゃんは十分に満足してくれます。これって、実はすごく価値のあることなんですよ。

5. 日本の伝統文化を自然に伝えられる

わらべうたには、昔の日本人の暮らしや価値観、季節感などが随所に織り込まれています。「おせんべやけたかな」「もちっこやいて」など、昔の生活を感じさせる言葉がたくさん出てきます。

赤ちゃんの頃からこうした歌に親しむことで、自然と日本の伝統文化や言葉に触れることができるんです。グローバル化が進む今だからこそ、自分のルーツを知ることって大切ですよね。

わらべうたで育まれる赤ちゃんの5つの力

わらべうたって、ただ楽しいだけじゃないんです。赤ちゃんの成長にとって、本当に大切な力を育んでくれるんですよ。

1. 言語能力の基礎が育つ

わらべうたの繰り返しのリズムと言葉は、赤ちゃんの言語発達に素晴らしい効果があります。0歳児はまだ話せませんが、耳はしっかり聞いていて、脳の中で言葉をどんどん蓄積しているんです。

「ちょちちょち」「こちょこちょ」「ぱっちり」など、わらべうたには擬音語や擬態語がたくさん出てきます。こうした音の面白さに触れることで、赤ちゃんの中に言葉への興味が芽生えていくんですね。

実際、わらべうたをたくさん歌ってもらった赤ちゃんは、言葉を話し始めるのが早い傾向にあるという研究結果も報告されています。

2. リズム感と音楽性が養われる

わらべうたは同じリズムを何度も繰り返します。この繰り返しによって、赤ちゃんは自然とリズム感を身につけていくんです。

最初は体を揺らすだけだった赤ちゃんが、だんだん手拍子をしたり、体を動かしたりするようになります。これは音楽を体で感じている証拠。リズム感は、運動能力の発達にも深く関わっているんですよ。

また、お母さんやお父さんの歌声を聞くことで、音程やメロディーへの感覚も自然に育っていきます。音楽の才能って、実は0歳からの環境が大きく影響するんです。

3. 情緒の安定と心の発達

わらべうたを歌ってもらっている時の赤ちゃんの表情を見てください。きっと、とても穏やかで安心した顔をしているはずです。

ゆったりとしたリズムと優しい声、そして温かいスキンシップ。これらすべてが赤ちゃんの情緒を安定させ、「自分は愛されている」「ここは安全な場所だ」という基本的な安心感を育んでいくんです。

この安心感は、赤ちゃんの心の発達にとって本当に大切な土台。将来の自己肯定感や、人を信頼する力にもつながっていくんですよ。

4. 身体感覚と協調性の発達

わらべうたの多くは、体のいろいろな部分に触れる遊びになっています。「ここはとうちゃんにんどころ」では顔の部分を順番に触り、「かたどんひじどん」では肩から指先まで触っていきます。

こうした遊びを通して、赤ちゃんは自分の体の部位を認識していきます。「これが目、これが鼻、これが手」という身体イメージが育つんですね。

また、歌のリズムに合わせて体を動かすことで、運動のタイミングを掴む協調性も養われます。これは将来の運動能力の基礎になるんです。

5. 社会性とコミュニケーション能力の芽生え

わらべうたは基本的に、誰かと一緒に楽しむもの。赤ちゃんとお母さん、赤ちゃんとお父さん、赤ちゃんと保育士さん。必ず相手がいる遊びなんです。

歌を歌ってもらいながら、赤ちゃんは相手の顔を見つめ、声を聞き、表情を読み取ります。これは人とコミュニケーションを取る上での基本的なスキルなんです。

また、わらべうたには「順番を待つ」「相手の動きに合わせる」といった要素も含まれています。まだ言葉が話せない0歳児でも、こうした社会性の芽生えが見られるんですよ。

月齢別!0歳児向けわらべうたの選び方

0歳といっても、生まれたばかりの赤ちゃんと11ヶ月の赤ちゃんでは、できることが全然違いますよね。わらべうたも、赤ちゃんの発達段階に合わせて選んであげることが大切なんです。

ねんね期(0〜3ヶ月)の赤ちゃんに適したわらべうた

生まれて間もない赤ちゃんは、まだ首もすわっていなくて、ほとんどの時間を寝て過ごします。でも、お母さんやお父さんの声はしっかり聞こえているし、顔も少しずつ見えるようになってくるんです。

ねんね期の赤ちゃんの特徴

  • 首がまだすわっていない
  • 視力は0.02〜0.03程度(ぼんやりとしか見えない)
  • 20〜30センチくらいの距離が一番よく見える
  • お母さんの声とそれ以外の声を聞き分けられる
  • 優しく触れられると安心する

ねんね期に適したわらべうたの特徴

1. 非常に短い曲を選ぶ
ねんね期の赤ちゃんは集中力が続きません。30秒以内で終わる、本当に短いわらべうたが最適です。

2. 優しく触れる遊びを選ぶ
まだ首がすわっていないので、激しい動きは絶対にNG。顔や手、お腹を優しくなでたり、軽く触れるだけの遊びを選びましょう。

3. ゆったりとしたテンポのものを選ぶ
速いテンポは赤ちゃんを興奮させすぎてしまいます。子守唄のように、ゆったりと穏やかなリズムのわらべうたがおすすめです。

4. 顔を見つめながら歌える曲を選ぶ
この時期の赤ちゃんは、お母さんの顔をじっと見つめることが大好き。顔と顔を20〜30センチくらいの距離で向き合って歌えるわらべうたを選びましょう。

ねんね期におすすめのわらべうた

  • ちょちちょちあわわ
  • にぎりぱっちり
  • ここはとうちゃんにんどころ
  • ぼうずぼうず

これらの曲は、赤ちゃんを寝かせたまま、または優しく抱っこしながら歌えるものばかり。激しい動きがないので、ねんね期の赤ちゃんでも安心して楽しめますよ。

首すわり〜おすわり期(4〜7ヶ月)の赤ちゃんに適したわらべうた

首がすわって、だんだんお座りもできるようになってくる時期。赤ちゃんの視界も広がって、周りのものにどんどん興味を持ち始めます。

おすわり期の赤ちゃんの特徴

  • 首がすわって、縦抱きが安定してくる
  • 5〜7ヶ月頃にはお座りができるようになる
  • 手を伸ばして物をつかもうとする
  • 人の顔をじっと見て、表情を読み取ろうとする
  • 声を出して笑うようになる
  • 自分の手足に興味を持ち始める

おすわり期に適したわらべうたの特徴

1. 体のいろいろな部分に触れる曲を選ぶ
この時期の赤ちゃんは、自分の体に興味津々。「ここが手、ここが足」と触れながら教えてあげるわらべうたが最適です。

2. 少しリズミカルな曲も取り入れる
ねんね期よりも少し速めのテンポにも対応できるようになります。体を揺らしたり、手拍子をしたりする遊びも楽しめます。

3. 「予測」と「驚き」がある曲を選ぶ
「もうすぐくすぐるよ」という予測と、実際にくすぐられる驚き。この繰り返しが、赤ちゃんには最高に楽しいんです。

4. 膝の上に座らせて遊べる曲を選ぶ
お座りが安定してくると、膝の上に座らせて遊ぶわらべうたも楽しめます。体を前後に揺らしたりする遊びもOKです。

おすわり期におすすめのわらべうた

  • いっぽんばしこちょこちょ
  • かたどんひじどん
  • おせんべやけたかな
  • せんべせんべ
  • いちりにり

これらは赤ちゃんの反応を見ながら、スピードを変えたり、強弱をつけたりできる曲です。赤ちゃんの笑顔が見たくなったら、ぜひ試してみてください。

ハイハイ〜つかまり立ち期(8〜12ヶ月)の赤ちゃんに適したわらべうた

ハイハイで自由に動き回れるようになり、つかまり立ちもできるようになってくる時期。赤ちゃんの世界がぐんと広がります。

ハイハイ期の赤ちゃんの特徴

  • ハイハイで自由に移動できる
  • つかまり立ちができるようになる
  • 指先が器用になり、小さなものもつかめる
  • 「いないいないばあ」などの遊びを理解する
  • 簡単な言葉を理解し始める
  • 真似をするのが大好きになる

ハイハイ期に適したわらべうたの特徴

1. 動きのある曲を選ぶ
じっとしているのが苦手になる時期。体を大きく動かしたり、立ったり座ったりする遊びが楽しめます。

2. 真似しやすい動作がある曲を選ぶ
手を叩いたり、体を揺らしたり。赤ちゃんが自分でも真似できそうな動作があるわらべうたを選びましょう。

3. 少し長い曲も取り入れられる
集中力が伸びてくるので、1分くらいの少し長めのわらべうたも楽しめるようになります。

4. 繰り返しの楽しさがある曲を選ぶ
「もう一回!」が始まる時期。何度も繰り返して遊べるわらべうたが大人気です。

ハイハイ期におすすめのわらべうた

  • ねずみねずみ
  • だるまさん
  • おふねがぎっちらこ
  • いもむしごろごろ
  • もちっこやいて

この時期になると、赤ちゃん自身も一緒に手を動かしたり、声を出したりして参加できるようになります。双方向のコミュニケーションが楽しめる時期ですね。

0歳児におすすめのわらべうた15選

それでは、実際に保育現場でも人気の高い、0歳児向けわらべうたを15曲ご紹介します。それぞれ歌詞、遊び方、ポイントを詳しく解説しますので、ぜひ実践してみてくださいね。

ねんね期から楽しめるわらべうた5選

1. ちょちちょちあわわ

【歌詞】
ちょちちょち あわわ
かいぐりかいぐり とっとのめ
おつむてんてん ひじぽんぽん

【遊び方】
赤ちゃんを仰向けに寝かせるか、膝の上に座らせます。

  1. 「ちょちちょち」:赤ちゃんの両手を優しく合わせて拍手させる
  2. 「あわわ」:赤ちゃんの口元を優しく触る
  3. 「かいぐりかいぐり」:赤ちゃんの両手を持って回す
  4. 「とっとのめ」:赤ちゃんの顔を優しくなでる
  5. 「おつむてんてん」:頭を優しくトントン
  6. 「ひじぽんぽん」:ひじを優しくポンポン

【ポイント】
日本のわらべうたの中でも最も有名な曲の一つです。生後1ヶ月の赤ちゃんから楽しめるので、まずはこの曲から始めるのがおすすめ。

赤ちゃんの顔を20〜30センチくらいの距離で見つめながら、ゆっくりと歌ってあげてください。「あわわ」の部分で口元を触ると、赤ちゃんがニコッと笑ってくれることも多いんですよ。

教育番組でも取り上げられることが多く、世代を超えて愛されているわらべうたです。お母さんも子どもの頃に歌ってもらった記憶があるかもしれませんね。

2. にぎりぱっちり

【歌詞】
にぎり ぱっちり たてよこ ひよこ
にぎり ぱっちり たてよこ ひよこ

【遊び方】
赤ちゃんの手を優しく持ちます。

  1. 「にぎり」:赤ちゃんの手をギュッと握る
  2. 「ぱっちり」:握った手をパッと開く
  3. 「たてよこ」:手のひらに縦線、横線を描くように指を動かす
  4. 「ひよこ」:赤ちゃんの手のひらを軽くつつく

【ポイント】
手のひらへの刺激は、赤ちゃんの脳の発達にとても良い影響を与えます。「にぎりぱっちり」は、握る・開くという動作を繰り返すことで、赤ちゃんの手の動きを促す効果があるんです。

まだ自分で握ったり開いたりできない赤ちゃんでも、お母さんやお父さんが優しく手伝ってあげることで、だんだんその動作を覚えていきます。

同じリズムを繰り返すので、赤ちゃんも「次は握るんだな」「次は開くんだな」と予測できるようになります。この「予測して期待する」という感覚が、脳の発達に非常に重要なんですよ。

3. ここはとうちゃんにんどころ

【歌詞】
ここは とうちゃん にんどころ(おでこ)
ここは かあちゃん にんどころ(目)
ここは じいちゃん にんどころ(鼻)
ここは ばあちゃん にんどころ(ほっぺ)
ここは ぼうやの にんどころ(あご)
ちょんちょんちょん

【遊び方】
赤ちゃんの顔の部分を順番に優しく触りながら歌います。

  1. おでこを触る
  2. 両目の周りを優しくなでる
  3. 鼻を優しくつまむ
  4. ほっぺたをぷにぷに
  5. あごをちょんちょん
  6. 最後に顔全体を優しくなでる

【ポイント】
顔の部位を認識する練習になるわらべうたです。赤ちゃんは最初、自分の顔のどこに何があるのか分かっていません。このわらべうたを繰り返すことで、「ここがおでこ、ここが目、ここが鼻」と認識していくんです。

家族の呼び方(とうちゃん、かあちゃん、じいちゃん、ばあちゃん)も自然に覚えられる素敵な歌ですね。もちろん、「パパ」「ママ」に替えてアレンジしてもOKです。

顔を触られるのを嫌がる赤ちゃんもいるので、最初は軽く触る程度にして、赤ちゃんの反応を見ながら進めましょう。

4. ぼうずぼうず

【歌詞】
ぼうず ぼうず
かわいい ときゃ かわいい けど
にくい ときゃ
ペッシ!

【遊び方】
赤ちゃんを仰向けに寝かせるか、抱っこします。

  1. 「ぼうずぼうず」:赤ちゃんの頭を優しくなでる
  2. 「かわいいときゃ かわいいけど」:ほっぺを優しくなでる
  3. 「にくいときゃ」:少し間をとってためる
  4. 「ペッシ!」:おでこを軽くチョンとつつく

【ポイント】
「ペッシ!」の瞬間を赤ちゃんは待っているんです。何度やっても飽きない、単純だけど楽しいわらべうた。

「ペッシ!」のタイミングを少し遅らせたり、早めたりすることで、赤ちゃんの反応も変わってきます。予測できない楽しさが、赤ちゃんには刺激的なんですね。

少し大きくなると、「ペッシ!」の前に赤ちゃん自身が顔をそむけたり、笑い出したりすることも。こうした反応が見られるようになったら、赤ちゃんがこのわらべうたをちゃんと理解している証拠です。

5. おせんべやけたかな

【歌詞】
おせんべ やけたかな
やけた やけた
まだ やけない
やけた やけた
もう やけた

【遊び方】
赤ちゃんの手のひらを上に向けます。

  1. 「おせんべやけたかな」:手のひらを優しくなでる
  2. 「やけた」:手のひらをトントンと軽く叩く
  3. 「まだやけない」:手のひらをくるくるなでる
  4. 「やけた やけた」:手のひらを表→裏→表とひっくり返す
  5. 「もうやけた」:両手でパチパチ拍手

【ポイント】
おせんべいを焼くという日常の動作を遊びにしたわらべうたです。手のひらに触れられる感覚が心地よく、赤ちゃんもリラックスできます。

「まだやけない」「やけた」の繰り返しが、赤ちゃんに「待つ」ということを教えてくれます。すぐには結果が出ない、でも待っていれば楽しいことがある。この感覚は、忍耐力の基礎になるんですよ。

お母さんの手のひらを赤ちゃんに見せて、同じように触らせてあげるのもいいですね。真似をすることで、さらに学びが深まります。

おすわり期から楽しめるわらべうた5選

6. いっぽんばしこちょこちょ

【歌詞】
いっぽんばし こちょこちょ
たたいて つねって
階段のぼって こちょこちょこちょ

【遊び方】
赤ちゃんの手のひらを触ります。

  1. 「いっぽんばし」:人差し指で手のひらに線を描く
  2. 「こちょこちょ」:手のひらをくすぐる
  3. 「たたいて」:手のひらを軽くトントン
  4. 「つねって」:手のひらを優しくつまむ
  5. 「階段のぼって」:指で手のひらから腕へと這っていく
  6. 「こちょこちょこちょ」:脇をくすぐる

【ポイント】
わらべうたの中でも特に人気の高い曲です。最後の「こちょこちょこちょ」で脇をくすぐると、ほとんどの赤ちゃんが大笑いしてくれます。

この「笑い」って本当に大切なんです。赤ちゃんが笑うと、お母さんやお父さんも嬉しくなりますよね。その嬉しさがまた赤ちゃんに伝わって、さらに笑顔が増える。この好循環が親子の絆を深めていくんです。

「階段のぼって」の部分は、ゆっくり這い上がることで赤ちゃんの期待感を高めます。「もうすぐくすぐられる!」という予感が、赤ちゃんをワクワクさせるんですね。

7. かたどんひじどん

【歌詞】
かたどん ひじどん
てっくび てのひら
ちんちょ ちのすけ
せいたか いしゃどん
こぞう こぞう

【遊び方】
赤ちゃんの体の部分を順番に触っていきます。

  1. 「かたどん」:肩を触る
  2. 「ひじどん」:ひじを触る
  3. 「てっくび」:手首を触る
  4. 「てのひら」:手のひらを触る
  5. 「ちんちょ」:親指を触る
  6. 「ちのすけ」:人差し指を触る
  7. 「せいたか」:中指を触る
  8. 「いしゃどん」:薬指を触る
  9. 「こぞう こぞう」:小指を持ってゆらゆら揺らす

【ポイント】
腕の部位と指の名前を楽しく覚えられるわらべうたです。肩から始まって、だんだん先端の指に向かっていく流れが、赤ちゃんにも分かりやすいんですね。

指一本一本に名前がついているのが面白いポイント。「ちんちょ(親指)」「せいたか(中指)」など、昔の幼児語が使われています。こうした言葉の響きが、赤ちゃんの耳には新鮮で楽しく聞こえるんですよ。

最後の「こぞう こぞう」で小指をゆらゆらさせると、赤ちゃんがじっと見つめてくれます。この集中力が、観察力の基礎になるんです。

8. せんべせんべ

【歌詞】
せんべ せんべ やけた
おもても やけた
うらも やけた

【遊び方】
赤ちゃんを膝の上に座らせ、前後に揺らします。

  1. 「せんべせんべ」:赤ちゃんを前に傾ける
  2. 「やけた」:後ろに傾ける
  3. 「おもても やけた」:前に傾ける
  4. 「うらも やけた」:後ろに傾けて、最後にギュッと抱きしめる

【ポイント】
体を前後に揺らす動きが、赤ちゃんの平衡感覚を育てます。揺れる感覚って、赤ちゃんには心地いいんですよ。お腹の中にいた時の感覚を思い出すのかもしれませんね。

ただし、首がしっかりすわってから始めることが大切。まだ首がグラグラする赤ちゃんには危険なので、6ヶ月以降に始めるのがおすすめです。

「おもて」と「うら」という概念も、このわらべうたで自然に学べます。前と後ろ、表と裏。こうした対比の概念は、思考力の発達に重要なんです。

9. いちりにり

【歌詞】
いちり にり さんり しりしり
げんこつやまの たぬきさん
おっぱいのんで ねんねして
だっこして おんぶして
また あした

【遊び方】
赤ちゃんの手や体に触れながら歌います。

  1. 「いちり〜しりしり」:赤ちゃんの指を一本ずつ触る
  2. 「げんこつやまの」:両手でげんこつを作って見せる
  3. 「たぬきさん」:お腹をポンポン
  4. 「おっぱいのんで」:ミルクを飲む真似
  5. 「ねんねして」:手を合わせて寝る真似
  6. 「だっこして おんぶして」:実際に抱っこやおんぶの動作
  7. 「またあした」:手を振る

【ポイント】
赤ちゃんの一日の生活(ミルク、ねんね、だっこ、おんぶ)が歌詞に入っているのが特徴。日常の動作を遊びにすることで、赤ちゃんは生活リズムを自然に学んでいきます。

「いちり にり さんり」の部分は、数を数える練習にもなります。まだ数の概念は理解できませんが、繰り返し聞くことで、数を数えるリズムが体に染み込んでいくんです。

少し長めのわらべうたなので、赤ちゃんの集中力が続く7ヶ月以降がおすすめ。でも途中で飽きてしまったら、無理せず短く切り上げましょう。

10. ねずみねずみ

【歌詞】
ねずみ ねずみ
どこいきゃ
わが巣へ
とんでった

【遊び方】
指をねずみに見立てて、赤ちゃんの体を這わせます。

  1. 「ねずみねずみ」:手のひらから指を這わせ始める
  2. 「どこいきゃ」:腕を這い上がる
  3. 「わがすへ」:肩まで這い上がる
  4. 「とんでった」:脇をくすぐる

【ポイント】
ねずみが這っていく動きを、指で表現するわらべうたです。「ちゅちゅくちゅ」と小さな声でねずみの鳴き声を真似すると、さらに楽しくなりますよ。

だんだんねずみ(指)が上がってくる感覚が、赤ちゃんをドキドキワクワクさせます。「どこまで来るんだろう」「次はどうなるんだろう」という予測する力が育つんです。

最後に脇をくすぐられて「きゃっ」と笑う赤ちゃんの顔。その笑顔を見たくて、お母さんやお父さんも何度でも歌いたくなるわらべうたですね。

ハイハイ期以降も楽しめるわらべうた5選

11. いもむしごろごろ

【歌詞】
いもむし ごろごろ
ひょうたん ぽっくりこ
しょうゆやに とんでって
さしみに ついて
ぴっ!

【遊び方】
赤ちゃんを床に寝かせて、体を転がします。

  1. 「いもむしごろごろ」:赤ちゃんの体を左右にゆっくり転がす
  2. 「ひょうたんぽっくりこ」:少し速く転がす
  3. 「しょうやに とんでって」:抱き上げて揺らす
  4. 「さしみについて」:お腹をこちょこちょ
  5. 「ぴっ!」:鼻をチョンと触る

【ポイント】
体を転がす動作は、赤ちゃんの前庭覚(バランス感覚)を刺激します。ハイハイやつかまり立ちをするようになると、こうしたバランス感覚がとても重要になるんです。

いもむしになりきって、ゴロゴロ転がる楽しさ。赤ちゃんは自分で転がれるようになると、このわらべうたを歌うと自分から転がり始めることも。こうした主体的な動きが、運動能力の発達につながります。

ただし、転がす時は必ず柔らかいマットや布団の上で。安全第一でお願いします。

12. だるまさん

【歌詞】
だるまさん だるまさん
にらめっこしましょ
わらうと まけよ
あっぷっぷ

【遊び方】
赤ちゃんの顔を見つめながら、面白い顔をします。

  1. 「だるまさん だるまさん」:赤ちゃんの目をじっと見る
  2. 「にらめっこしましょ」:真顔を作る
  3. 「わらうと まけよ」:まだ真顔
  4. 「あっぷっぷ」:変顔をして赤ちゃんを笑わせる

【ポイント】
人の表情を読み取る力を育てるわらべうたです。「真顔」から「変顔」への変化を見て、赤ちゃんは表情の違いを学んでいきます。

お母さんやお父さんが変顔をすることで、赤ちゃんは大笑い。この「人を笑わせる」という経験が、コミュニケーション能力の基礎になるんです。

少し大きくなると、赤ちゃん自身も変顔をしようとするようになります。そうしたら、思いっきり笑ってあげてください。「自分の行動で相手が喜ぶ」という体験が、赤ちゃんの自信につながります。

13. おふねがぎっちらこ

【歌詞】
おふねが ぎっちらこ
ぎっちらこ ぎっちらこ
おふねが ぎっちらこ
しゅっぱつ!

【遊び方】
赤ちゃんを膝の上に向かい合わせで座らせ、両手をつなぎます。

  1. 「おふねが ぎっちらこ」:前後に体を揺らす
  2. 「ぎっちらこ ぎっちらこ」:リズムに合わせて揺れを続ける
  3. 「しゅっぱつ!」:赤ちゃんを持ち上げて高い高い

【ポイント】
船を漕ぐような前後の動きが、赤ちゃんの体幹を鍛えます。自分でバランスを取ろうとする力が育つんですね。

「ぎっちらこ」という独特な言葉の響きも魅力的。擬音語や擬態語は、赤ちゃんの言語感覚を豊かにしてくれます。

最後の「しゅっぱつ!」で高い高いをすると、赤ちゃんは大喜び。でも、首と腰がしっかりすわってから行うようにしてください。9ヶ月以降が安全です。

14. ちゃつぼ

【歌詞】
ちゃつぼ ちゃつぼ
ちゃつぼにゃ ふたがない
そこを とって ふたにしろ

【遊び方】
赤ちゃんの手を使って遊びます。

  1. 「ちゃつぼ ちゃつぼ」:両手で茶壺を持つ真似
  2. 「ちゃつぼにゃ ふたがない」:手を開いて見せる
  3. 「そこを とって」:片手で底を触る真似
  4. 「ふたにしろ」:もう片方の手で蓋をする真似

【ポイント】
「上」「下」「中」といった空間の概念を学べるわらべうたです。茶壺という道具を通して、物の構造を理解していきます。

昔ながらの言葉(ちゃつぼ、ふた)が出てくるので、日本の伝統的な道具や文化にも触れられますね。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に歌うと、世代を超えた交流にもなります。

手の動きがやや複雑なので、10ヶ月以降がおすすめ。でも完璧にできなくても大丈夫。赤ちゃんなりの動きを楽しんでください。

15. もちっこやいて

【歌詞】
もちっこ やいて
とっくら まがして
しょうゆを つけて
やきたてを たべたら
あんまり うまくて
おもわず わらった

【遊び方】
赤ちゃんの手のひらでお餅を作る真似をします。

  1. 「もちっこやいて」:手のひらをこねる
  2. 「とっくら まがして」:手のひらを丸める
  3. 「しょうゆを つけて」:指で手のひらにちょんちょん
  4. 「やきたてを たべたら」:食べる真似
  5. 「あんまり うまくて」:お腹をさする
  6. 「おもわず わらった」:一緒に笑う

【ポイント】
お餅を作って食べるという一連の流れが、ストーリーになっているわらべうたです。ストーリー性のある遊びは、赤ちゃんの想像力を刺激します。

「おもわずわらった」の最後は、お母さんやお父さんも一緒に大笑いしてください。一緒に笑う経験が、赤ちゃんの共感性を育てるんです。

お正月などの季節行事の時に歌うと、より一層楽しめますね。季節感を味わうのも、わらべうたの魅力の一つです。

わらべうたの効果的な遊び方とコツ

わらべうたをもっと楽しく、効果的に取り入れるためのポイントをお伝えします。保育現場で実際に使われているテクニックも含めて解説しますね。

わらべうたを歌う時の3つの基本姿勢

1. 赤ちゃんの目を見つめて歌う

これが一番大切です。赤ちゃんの目をしっかり見つめながら歌うことで、アイコンタクトが生まれ、心の絆が深まります。

0歳児の赤ちゃんは、お母さんやお父さんの顔をじっと見るのが大好き。目を見つめられることで、「自分は見守られている」「愛されている」という安心感を得るんです。

スマホを見ながら、歌詞を確認しながらではなく、赤ちゃんだけを見て歌う。それだけで、わらべうたの効果は何倍にもなります。

2. 穏やかで優しい表情を心がける

赤ちゃんは大人の表情を驚くほどよく見ています。疲れた顔、イライラした顔、無表情。そういった表情は、赤ちゃんにも伝わってしまうんです。

わらべうたを歌う時は、意識的に穏やかで優しい表情を作りましょう。口角を少し上げて、目を優しく細めて。そうすると、自然と声のトーンも優しくなります。

もちろん、無理に笑顔を作る必要はありません。心から赤ちゃんとの時間を楽しむ気持ちがあれば、自然と良い表情になるはずです。

3. ゆったりとしたペースで、焦らず歌う

わらべうたは、ゆっくり歌うのが基本です。早口で歌ってしまうと、赤ちゃんがついていけません。

赤ちゃんの反応を見ながら、赤ちゃんのペースに合わせて歌いましょう。赤ちゃんが笑ったら、そこでちょっと止まって笑顔を見つめる。赤ちゃんが声を出したら、その声に耳を傾ける。

「次の予定があるから急いで」とか「早く終わらせたい」という気持ちは、赤ちゃんに伝わってしまいます。今この瞬間、赤ちゃんとの時間を心から楽しむ。それがわらべうたの真髄です。

赤ちゃんが喜ぶ声のトーンとテンポ

少し高めの声で歌うのがおすすめ

赤ちゃんは高めの声に反応しやすいんです。お母さんが赤ちゃんに話しかける時、自然と声が高くなるのも、本能的にそれが分かっているからかもしれませんね。

ただし、無理に高い声を出す必要はありません。普段より少しだけ高めを意識する程度で大丈夫。自然な声で、優しく歌ってあげてください。

メリハリをつけて歌う

ずっと同じトーンで歌うより、強弱や高低をつけたほうが赤ちゃんは喜びます。

例えば「いっぽんばしこちょこちょ」なら、「階段のぼって」の部分は少しずつ声を高くしていき、「こちょこちょこちょ」で一気に明るく。こうしたメリハリが、赤ちゃんの期待感を高めるんです。

「ぼうずぼうず」の「ペッシ!」は、少し大きな声で楽しく。でも、赤ちゃんを驚かせすぎないように注意してくださいね。

ゆっくり、はっきり、聞き取りやすく

赤ちゃんの言語発達のためには、はっきりとした発音で歌うことも大切です。

「ちょちちょちあわわ」の「ち」「ょ」の音、一つ一つを丁寧に発音する。そうすることで、赤ちゃんは言葉の音を正確に聞き取れるようになります。

早口言葉のように速く歌うのではなく、一音一音を大切に、ゆっくりはっきり歌いましょう。

スキンシップのポイントと注意点

優しく、ソフトに触れる

赤ちゃんの肌は本当にデリケート。強く触ったり、乱暴に扱ったりするのは絶対にNGです。

わらべうたで赤ちゃんに触れる時は、羽毛で触るくらいの優しさで。特に顔や頭は、本当にそっと触ってください。

「こちょこちょ」も、くすぐりすぎると赤ちゃんが苦しくなってしまいます。軽く、優しく、赤ちゃんが笑える程度に。

赤ちゃんの体温や体調を確認する

わらべうたで遊ぶ前に、赤ちゃんの様子をチェックしましょう。

  • 熱はないか
  • 機嫌は良いか
  • お腹は空いていないか
  • おむつは濡れていないか

体調が悪い時や、お腹が空いている時は、わらべうたどころではありません。赤ちゃんの基本的なニーズが満たされている時に遊びましょう。

赤ちゃんが嫌がったらすぐにやめる

これはとても大切なポイントです。赤ちゃんが嫌がっているのに無理に続けるのは、絶対にダメ。

赤ちゃんが顔をそむけたり、泣いたり、体をこわばらせたりしたら、それは「今はやりたくない」のサイン。すぐにやめて、抱っこしてあげてください。

わらべうたは楽しいものであるべき。強制されて嫌な思いをすると、わらべうた自体が嫌いになってしまいます。

清潔な手で触れる

当たり前のことですが、赤ちゃんに触れる前は必ず手を洗いましょう。爪も短く切って、赤ちゃんの肌を傷つけないように。

特に冬場は手が乾燥してガサガサになりがち。ハンドクリームを塗って、手をしっとりさせてから触れるのがおすすめです。

赤ちゃんの反応に合わせた遊び方のアレンジ

笑ったら、その部分を繰り返す

赤ちゃんが特に喜んだ部分があったら、そこだけを何度も繰り返してみてください。

「いっぽんばしこちょこちょ」の最後の「こちょこちょこちょ」で大笑いしたら、その部分だけを何度もやってあげる。赤ちゃんは「もう一回!」と期待して待っているはずです。

繰り返しを楽しむことで、赤ちゃんの記憶力も育ちます。

テンポを変えてみる

慣れてきたら、歌うスピードを変えてみましょう。

最初はゆっくり、2回目は少し速く、3回目はまたゆっくり。こうした変化が、赤ちゃんには刺激的で楽しいんです。

「ねずみねずみ」を超ゆっくり歌って、じわじわ這い上がってくるのも面白いですよ。赤ちゃんのドキドキ感が高まります。

赤ちゃんの真似を受け入れる

赤ちゃんが声を出したり、手を動かしたりしたら、それを受け止めてあげましょう。

「あー」と声を出したら、「あー、そうだね」と返す。手を叩いたら、「上手に叩けたね」と褒める。こうした応答的なやりとりが、赤ちゃんのコミュニケーション能力を育てます。

わらべうたは一方通行ではありません。赤ちゃんと大人の、双方向のコミュニケーションなんです。

シーン別わらべうた活用法

わらべうたは、一日のいろいろな場面で活躍してくれます。それぞれのシーンに合ったわらべうたを選ぶことで、育児がもっと楽しくなりますよ。

朝のご機嫌タイムに歌いたいわらべうた

朝、赤ちゃんが目覚めた時は、一日の始まりの大切な時間。穏やかに、楽しく一日をスタートさせたいですよね。

おすすめのわらべうた

  • ちょちちょちあわわ
  • にぎりぱっちり
  • ここはとうちゃんにんどころ

朝は優しく、穏やかなわらべうたがぴったり。赤ちゃんの顔や手を優しく触りながら、「おはよう」の気持ちを込めて歌ってあげましょう。

朝のわらべうたは、赤ちゃんに「一日が始まるよ」という合図にもなります。毎朝同じわらべうたを歌うことで、生活リズムが整っていくんですよ。

お昼寝前のリラックスタイムに最適なわらべうた

お昼寝の前は、赤ちゃんを落ち着かせてあげたい時間。興奮させすぎないわらべうたを選びましょう。

おすすめのわらべうた

  • ぼうずぼうず(ゆっくりバージョン)
  • せんべせんべ(穏やかに)
  • もちっこやいて(子守唄風に)

お昼寝前は、くすぐったり驚かせたりする要素は控えめに。ゆったりとしたリズムで、子守唄のように優しく歌ってあげてください。

暗めの部屋で、抱っこしながらゆらゆら揺れて歌うと、赤ちゃんはリラックスして眠りにつきやすくなります。

お風呂上がりやおむつ替えで楽しむわらべうた

おむつ替えの時間って、赤ちゃんが動いちゃって大変ですよね。そんな時こそ、わらべうたの出番です。

おすすめのわらべうた

  • いっぽんばしこちょこちょ
  • かたどんひじどん
  • おせんべやけたかな

おむつ替えの時は、赤ちゃんの足を持ちながら歌えるわらべうたがいいですね。足の指を一本ずつ触りながら「いちり にり さんり」と数えるのもおすすめです。

お風呂上がりは、全身をマッサージしながら「ここはとうちゃんにんどころ」を歌うのも素敵。体のケアとスキンシップが一度にできて一石二鳥です。

ぐずった時に気分転換できるわらべうた

赤ちゃんがぐずって泣いている時、どうしたらいいか困りますよね。そんな時にも、わらべうたが助けてくれます。

おすすめのわらべうた

  • ねずみねずみ
  • だるまさん
  • いもむしごろごろ

ぐずった時は、少し動きのあるわらべうたで気分転換。「ねずみねずみ」で脇をくすぐったり、「だるまさん」で変顔をしたりすると、泣いていた赤ちゃんがふっと笑顔になることも。

ただし、泣いている理由(お腹が空いた、おむつが濡れた、眠い、暑い・寒いなど)がある場合は、まずそれを解決してからわらべうたで遊びましょうね。

わらべうたで育む親子の絆

わらべうたの最大の価値は、実は「親子の絆」を育むことにあるんです。ここでは、わらべうたがなぜそんなに大切なのか、その理由を深掘りしていきます。

わらべうたが愛着形成に効果的な理由

肌と肌の触れ合いがオキシトシンを分泌する

わらべうたで赤ちゃんに触れる時、体の中では「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されています。

このオキシトシンは、お母さんと赤ちゃんの両方に分泌されるんです。つまり、わらべうたをしている時、お母さんも赤ちゃんも一緒に幸せを感じているということ。

オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、親子の絆を深める働きがあります。毎日わらべうたでスキンシップを取ることで、この絆はどんどん強くなっていくんですよ。

アイコンタクトが信頼関係を築く

わらべうたを歌う時、お母さんやお父さんと赤ちゃんは目を見つめ合います。この視線の交わりが、実はとても大切なんです。

赤ちゃんは目を見つめられることで、「自分は大切にされている」「愛されている」と感じます。これが基本的信頼感の土台になるんですね。

スマホを見ながら、テレビを見ながらではなく、赤ちゃんだけを見つめて歌う。この「あなただけに集中しているよ」というメッセージが、赤ちゃんの心に深く届くんです。

繰り返しが安心感を生む

わらべうたは同じメロディー、同じ動作を繰り返します。この「予測できる」という感覚が、赤ちゃんに安心感を与えるんです。

「次はこうなる」と分かっていることは、赤ちゃんにとって心地いいもの。世界がまだよく分からない0歳児にとって、「予測できること」は大きな安心材料なんですね。

毎日同じわらべうたを歌うことで、「このお母さん(お父さん)は信頼できる人だ」という感覚が育っていきます。

保育士が実感したわらべうたの効果【体験談】

実際に保育現場でわらべうたを取り入れている保育士さんの声をご紹介します。

「保育士として10年以上、0歳児クラスを担当してきました。わらべうたを積極的に取り入れるようになってから、子どもたちの反応が明らかに変わったんです。

特に印象的だったのは、入園したばかりで泣いてばかりいたAちゃん。お母さんと離れるのが辛くて、毎朝泣いていました。

そこで毎日、抱っこしながら『ちょちちょちあわわ』を歌い続けたんです。最初は泣きながらでしたが、1週間ほどすると、わらべうたを歌うと少し泣き止むように。

1ヶ月後には、朝来た時に自分から私の顔を見て、手を差し出すようになりました。『わらべうたの時間だよ』って、期待してるんですね。

わらべうたが、Aちゃんにとって保育園での『安心の時間』になったんだと思います。今では笑顔いっぱいで遊んでいますよ。」

(保育士歴12年・Kさん)

「0歳児クラスで一番大切にしているのが、一対一のスキンシップの時間です。わらべうたは、その時間に欠かせないツールなんです。

特に月齢の低い赤ちゃんは、まだおもちゃでは遊べません。でもわらべうたなら、生まれて1ヶ月の赤ちゃんでも楽しめる。

保護者の方からも、『先生が歌ってるわらべうた、家でも歌ってます』という声をよくいただきます。保育園と家庭で同じわらべうたを歌うことで、赤ちゃんにとっての『安心できる歌』になるんですね。

わらべうたは、保育士と子ども、保護者と子ども、みんなをつなぐ架け橋だと感じています。」

(保育士歴8年・Mさん)

ママたちの声:わらべうたを取り入れて変わったこと

実際にわらべうたを育児に取り入れているお母さんたちの体験談をご紹介します。

「正直、最初は『わらべうたって古くさいな』って思ってました(笑)。でも保育園の先生に勧められて、試しにやってみたんです。

『いっぽんばしこちょこちょ』を初めて歌った時、娘が本当に嬉しそうに笑ってくれて。その笑顔を見たら、私も嬉しくなっちゃって。

それからは毎日、おむつ替えの時、お風呂上がりの時、ぐずった時、いろんな場面でわらべうたを歌うようになりました。

何より、スマホに頼らなくても赤ちゃんをあやせるようになったのが大きいです。わらべうたがあれば、いつでもどこでも遊べるから。

娘も私の顔をよく見るようになったし、親子の時間が前より濃密になった気がします。」

(生後7ヶ月の女の子のママ・Yさん)

「息子が生まれた時、どうやって遊んであげたらいいか全然分からなくて。新生児って、寝てるか泣いてるかで、遊ぶって感じじゃないじゃないですか。

でもわらべうたを知ってから、『遊ぶ』というより『コミュニケーションを取る』方法が分かったんです。

『ちょちちょちあわわ』を歌いながら顔を触ると、息子がじっと私の目を見てくれる。その瞬間が、本当に愛おしくて。

今は生後5ヶ月になって、わらべうたを歌うと手足をバタバタさせて喜ぶようになりました。息子の成長を、わらべうたを通して感じられるのが嬉しいです。

育児って大変だけど、わらべうたがあることで、『あ、今日も楽しかったな』って思える瞬間が増えました。」

(生後5ヶ月の男の子のママ・Sさん)

「双子を育てているので、二人に同時に向き合う時間を作るのが難しくて。一人をあやしてる間、もう一人は待っててもらうことが多いんです。

でもわらべうたなら、一人ずつ順番に歌ってあげられるし、時間も短いから二人とも満足してくれる。

『ねずみねずみ』を歌うと、二人とも笑ってくれて。その笑顔を見ると、疲れも吹き飛びます。

わらべうたは私にとって、双子育児の救世主です。おもちゃより、動画より、わらべうたが一番効果的で、一番心が通じる気がします。」

(生後9ヶ月の双子のママ・Tさん)

よくある質問Q&A

わらべうたについて、よく聞かれる質問にお答えします。

音痴でも大丈夫?わらべうたの歌い方

Q:私、音痴なんですが、それでもわらべうたを歌っていいんでしょうか。赤ちゃんに悪影響はないですか?

A:全く問題ありません!むしろ、音程なんて気にしなくて大丈夫です。

赤ちゃんにとって一番心地いい音は、お母さんやお父さんの声。音程が正確かどうかなんて、赤ちゃんには関係ないんです。

それよりも大切なのは、愛情を込めて歌うこと。赤ちゃんを見つめて、優しく歌ってあげること。それだけで十分です。

実は、音程が少しずれているほうが、赤ちゃんには個性的で面白く聞こえるという研究結果もあるんですよ。完璧なメロディーより、お母さんの温かい声のほうが、赤ちゃんは好きなんです。

自信を持って歌ってください。あなたの声が、赤ちゃんにとって世界で一番美しい音なんですから。

赤ちゃんが反応しない時の対処法

Q:わらべうたを歌っても、赤ちゃんが全然反応してくれません。つまらないのでしょうか。

A:反応が見えないからといって、つまらないわけではありませんよ。

特に月齢の低い赤ちゃんは、まだ表情や動きで反応を示すのが難しいんです。でも、耳はしっかり聞いています。脳の中では、しっかり情報を処理しているんですよ。

反応が見られなくても、次のポイントをチェックしてみてください:

  • 赤ちゃんの体調は良いか(お腹が空いていないか、眠くないか)
  • タイミングは適切か(ご機嫌な時間帯に歌っているか)
  • 距離は近すぎないか、遠すぎないか(20〜30センチがベスト)
  • 声が大きすぎないか、小さすぎないか

また、赤ちゃんの反応は個人差が大きいんです。すぐに笑う赤ちゃんもいれば、じっと聞いているだけの赤ちゃんもいます。どちらも正常な反応です。

1ヶ月、2ヶ月と続けていくうちに、少しずつ反応が出てきます。焦らず、気長に続けてみてください。

毎日歌うべき?適切な頻度とは

Q:わらべうたは毎日歌わないとダメですか?どのくらいの頻度がいいのでしょう。

A:「毎日歌わなければいけない」というルールはありません。お母さんやお父さんが無理なく続けられるペースが一番です。

理想を言えば、毎日少しでもわらべうたの時間があるといいですね。1日に1回、5分でもいいんです。

大切なのは「義務」にしないこと。「今日は歌わなきゃ」と思うと、それがストレスになってしまいます。

おすすめは:

  • 朝起きた時に1曲
  • おむつ替えの時に1曲
  • お風呂上がりに1曲

こんな感じで、生活の中の自然な流れに組み込むといいですよ。

忙しい日は歌えなくても大丈夫。できる時に、楽しめる時に歌う。それで十分効果はあります。

週に1回しか歌えなくても、その1回を心を込めて歌えば、赤ちゃんには伝わります。量より質、頻度より愛情です。

保育園と家庭で歌うわらべうたの違い

Q:保育園で歌っているわらべうたと、家で歌うわらべうたは違うものを選んだほうがいいですか?

A:同じでも違っても、どちらでも大丈夫です。

むしろ、保育園と家庭で同じわらべうたを歌うメリットもあるんですよ。赤ちゃんにとって、保育園でも家でも聞く歌は「安心できる歌」になります。

場所が変わっても同じ歌が聞こえることで、「ここも安全な場所だ」と感じられるんですね。

一方、家では保育園とは違うわらべうたを歌うのも良いことです。レパートリーが増えることで、赤ちゃんはいろいろな音やリズムに触れられます。

保育園の先生に「どんなわらべうたを歌っていますか?」と聞いてみるのもいいですね。連携が取れると、より効果的です。

結論:好きなように選んでOK。家でしか歌えない特別なわらべうたがあってもいいし、保育園と同じわらべうたで統一してもいい。赤ちゃんとあなたが楽しめることが一番大切です。

まとめ:0歳児とわらべうたで紡ぐ、かけがえのない時間

ここまで、0歳児向けのわらべうた15選と、その遊び方、効果について詳しくご紹介してきました。

わらべうたって、本当にシンプルなものです。特別な道具もいらない、難しい技術もいらない。必要なのは、あなたの声と、あなたの手と、そして赤ちゃんへの愛情だけ。

でもそのシンプルさの中に、赤ちゃんの成長にとって大切なものがすべて詰まっているんです。

言葉を覚える土台、リズム感、情緒の安定、親子の絆、身体感覚、社会性の芽生え。わらべうたは、赤ちゃんの心と体の発達を、総合的にサポートしてくれます。

そして何より、わらべうたは「今この瞬間」を大切にする時間です。

スマホを置いて、テレビを消して、赤ちゃんとだけ向き合う。赤ちゃんの目を見つめて、肌に触れて、笑顔を交わす。

そんな時間が、実は一番贅沢で、一番かけがえのないものなのかもしれません。

0歳の時期はあっという間に過ぎていきます。今しかない、この小さな手、この柔らかいほっぺ、この可愛い笑顔。

わらべうたは、そんな貴重な時間を、より豊かに、より深く、より楽しくしてくれるツールです。

完璧に歌えなくても大丈夫。音程がずれても大丈夫。大切なのは、あなたが心を込めて歌うこと、赤ちゃんとの時間を楽しむことです。

今日から、まずは一曲。「ちょちちょちあわわ」でも「いっぽんばし」でも、好きなわらべうたを選んで、赤ちゃんと一緒に楽しんでみてください。

赤ちゃんの笑顔が、あなたを待っています。

わらべうたで紡ぐ親子の時間が、あなたと赤ちゃんにとって、かけがえのない宝物になりますように。

 

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