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【0歳児】獅子舞製作アイデア完全ガイド|月齢別の作り方・安全な材料・保育のねらいまで徹底解説

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【0歳児】獅子舞製作アイデア完全ガイド|月齢別の作り方・安全な材料・保育のねらいまで徹底解説

新年を迎える1月、保育園では日本の伝統文化に触れる大切な時期ですよね。

0歳児クラスの担任をしていると、「お正月製作って、まだ何もできない赤ちゃんにどう取り組ませればいいの?」と悩むことも多いのではないでしょうか。

こういうとき、不安になりますよね。でも安心してください。0歳児だからこそ楽しめる獅子舞製作があるんです。

この記事では、保育歴10年以上の現場経験をもとに、0歳児でも無理なく楽しめる獅子舞製作のアイデアを月齢別に詳しく解説します。安全対策から保育者の援助ポイント、導入方法まで、明日からすぐに実践できる内容をお届けします。

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1. 0歳児の獅子舞製作とは?保育のねらいと意義

1-1. 0歳児にお正月製作を取り入れる意味

0歳児にとって、製作活動は単なる「作品作り」ではありません。

指先で画用紙に触れる、絵の具の感触を楽しむ、色がつく様子を見て驚く――これらすべてが、五感を刺激する貴重な経験になります。

特にお正月という季節の行事と結びつけることで、保育者や保護者と一緒に「新しい年を迎える喜び」を共有できるのです。

獅子舞製作は、日本の伝統文化に触れる最初の一歩。まだ言葉で理解できなくても、雰囲気を感じ取ることが大切なんですね。

1-2. 獅子舞製作で育まれる力

0歳児の獅子舞製作には、以下のような保育のねらいがあります。

  • 感覚の発達:絵の具の冷たさ、画用紙のザラザラ感など、さまざまな素材に触れることで触覚が育ちます
  • 色彩への興味:赤や金、緑などお正月らしい鮮やかな色に触れ、視覚的な刺激を受けます
  • 手指の発達:スタンプを押す、シールを触るなど、指先を使う動作は脳の発達を促します
  • 情緒の安定:保育者と一対一で関わりながら製作する時間は、愛着形成にもつながります
  • 達成感の芽生え:「できた!」という小さな成功体験が、自己肯定感の土台になります

0歳児の製作は、「上手に作る」ことが目的ではありません。プロセスそのものを楽しみ、感覚を味わうことが何より大切です。

2. まずは知っておきたい!獅子舞の由来と子どもへの伝え方

2-1. 獅子舞とは何か(簡単な説明)

獅子舞は、獅子頭(ししがしら)と呼ばれる被り物をかぶって、お祭り囃子に合わせて舞い踊る日本の伝統芸能です。

その起源は古代インドにあり、ライオンを神聖な存在として崇めていた文化から生まれました。中国を経て、6世紀頃に日本へ伝わったとされています。

日本では室町時代以降、疫病退治や悪魔祓いの意味を込めて、お正月やお祭りの際に獅子舞が舞われるようになりました。

特に有名なのが「獅子舞に頭を噛んでもらうと、その年一年健康に過ごせる」という言い伝えです。子どもが噛まれると、厄除けの効果が高まり、頭が良くなるとも信じられています。

「噛みつく」と「神が付く」の語呂合わせも縁起が良いとされ、今でも初詣などで獅子舞が登場すると、多くの人が頭を噛んでもらいます。

2-2. 0歳児にも伝わる導入方法

0歳児に獅子舞を説明するとき、難しい言葉は不要です。

大切なのは、雰囲気を感じ取ってもらうこと。以下のような声かけが効果的です。

「これは獅子舞さんっていうんだよ。お正月に、みんなを守ってくれる強くて優しい動物さんなんだって」

「ガオーって大きなお口があるね。でも怖くないよ。みんなの悪いものを食べて、元気にしてくれるんだって」

「赤くてキラキラしててかっこいいね。今日は○○ちゃんも獅子舞さんを作ってみようね」

実物の獅子舞の写真や絵本を見せながら、優しいトーンで語りかけることが大切です。獅子舞は少し怖い見た目をしていますが、「怖いね」とは言わず、「強そうだね」「守ってくれるんだよ」とポジティブな言葉を選びましょう。

2-3. おすすめの絵本・導入アイデア

製作前の導入には、絵本の読み聞かせが効果的です。0歳児向けには、以下のような絵本がおすすめです。

絵本タイトル おすすめポイント
『おしょうがつバス』 お正月の雰囲気が楽しく伝わる。獅子舞が優しく描かれている
『ししまいがやってきた』 獅子舞のかわいらしい姿が印象的。怖がらずに見られる
『もうすぐおしょうがつ』 お正月全体の風習を知ることができる

また、実際の獅子舞の動画(YouTube等)を短時間見せるのも効果的です。ただし、0歳児は集中力が短いため、1~2分程度にとどめましょう。

製作を始める前に、完成見本を見せることも大切です。「こんなのができるよ」と実物を見せると、子どもたちも興味を持ちやすくなります。

3. 0歳児の発達段階と製作のポイント

3-1. 月齢別の発達の特徴

0歳児といっても、月齢によって発達段階は大きく異なります。製作活動を計画する際は、子どもたちの発達を理解することが不可欠です。

月齢 発達の特徴 できること・興味
0~3ヶ月 視覚・聴覚が発達し始める。握る反射がある 色のコントラストに反応する。保育者の関わりで安心する
4~6ヶ月 物を握れるようになる。寝返りができる 目の前のものに手を伸ばす。触った感触を楽しむ
7~9ヶ月 お座りが安定。つかまり立ちを始める子も 両手を使って遊ぶ。指先で物をつまもうとする
10~12ヶ月 一人歩きする子も。手指の動きが細かくなる シールを剥がす、貼る。スタンプを押すなど意図的な動作ができる

この表を見ると、同じ0歳児でも月齢によってできることに大きな差があることがわかりますね。

3-2. 0歳児製作で大切にしたいこと

0歳児の製作活動では、以下の点を特に大切にしましょう。

①無理をさせない
嫌がる子には無理強いせず、その日の気分や体調に合わせて対応します。製作は「楽しい」と感じることが第一です。

②個人差を認める
同じ月齢でも、発達には個人差があります。「まだできない」ではなく、「今はこれができる」という視点で見守りましょう。

③プロセスを楽しむ
作品の完成度よりも、製作の過程で得られる感覚や経験を大切にします。絵の具を触っているだけでも、それは立派な製作活動です。

④安全第一
誤飲の危険がないか、常に目を配ります。口に入れても安全な素材を選び、小さなパーツは使わないようにしましょう。

⑤一対一の関わりを大切に
0歳児は、保育者との信頼関係の中で安心して活動できます。できるだけマンツーマンで関わる時間を作りましょう。

4. 【月齢別】0歳児向け獅子舞製作アイデア7選

それでは、実際の製作アイデアを月齢別に詳しくご紹介します。どれも保育現場で実践されている、安全で楽しい方法ばかりです。

4-1. 芋スタンプの獅子舞(0歳~)

【対象月齢】 0歳~(保育者の補助があれば全月齢可能)

【準備するもの】

  • 獅子舞型に切った画用紙(赤・金・オレンジなど)
  • さつまいも(輪切りにしてスタンプにする)
  • 絵の具(緑・紫・紺など)
  • 獅子舞の顔のパーツ(目・口・角など)
  • のり、両面テープ
  • 新聞紙(汚れ防止用)

【作り方】

  1. 保育者が事前に獅子舞の形に画用紙を切っておく
  2. 獅子舞の体の部分(胴体)に、芋スタンプで模様をつける
  3. 子どもに芋を持たせ、絵の具をつけて「ペッタン」とスタンプを押してもらう
  4. 乾いたら、保育者が顔のパーツを貼って完成

【ポイント】
芋スタンプは、握りやすく、0歳児の小さな手でも扱いやすいのが特徴です。

初めてスタンプを経験する子は、画用紙に色がつく様子に驚いて、じっと見つめることもあります。「どうなっているんだろう?」と不思議そうな表情が見られたら、それこそが学びの瞬間です。

色は子どもに選ばせてもいいですね。「どれがいい?」と聞いて、指さしたり、見つめたりする色を使います。こうすることで、子ども自身の選択を尊重できます。

スタンプを押す場所は、保育者が軽く指で示してあげると、子どもも理解しやすいでしょう。「ここにペッタンしてみようか」と声をかけながら進めます。

4-2. タンポスタンプの獅子舞(0歳~)

【対象月齢】 0歳~

【準備するもの】

  • タンポ(ガーゼを丸めて輪ゴムで留めたもの、または市販のタンポ)
  • 獅子舞型の画用紙
  • 絵の具(赤・緑・紫など、数色用意)
  • 顔のパーツ

【作り方】

  1. 保育者がタンポに絵の具をつける
  2. 子どもにタンポを持たせ、獅子舞の体部分にポンポンとスタンプしてもらう
  3. 色を変えながら、何度もスタンプを楽しむ
  4. 乾燥後、顔のパーツを貼って完成

【ポイント】
タンポスタンプは、芋スタンプよりも軽くて扱いやすいのが魅力です。

ある保育園では、初めてのタンポスタンプに興味津々の0歳児たちが、「おしまいにする?」と聞かれても「やーだー!」とアピールして、夢中でスタンプを楽しんでいたそうです。

スタンプする感触が楽しいのか、何度も繰り返す子が多いのがこの製作の特徴です。リズミカルに「ポンポンポン」と声をかけると、子どもも一緒にリズムを楽しめます。

色を変えるときは、「今度は違う色にしてみようか」と新しいタンポを渡すとよいでしょう。色が混ざり合う様子も、視覚的な学びになります。

4-3. シール貼りの獅子舞(6ヶ月~)

【対象月齢】 6ヶ月~(指でものをつかめるようになってから)

【準備するもの】

  • 獅子舞型の画用紙
  • 丸シール(大きめサイズ推奨・金、赤、黄色など)
  • 獅子舞の顔のパーツ(目、鼻、口など)

【作り方】

  1. 保育者が獅子舞の形に画用紙を切っておく
  2. 獅子舞の体部分に、シールを貼って飾りつける
  3. 保育者がシールを少し剥がして渡すか、剥がす手伝いをする
  4. 顔のパーツもシールで貼ると、福笑いのように楽しめる

【ポイント】
シール貼りは、指先の細かい動きを促すのに最適な活動です。

ただし、0歳児はシールを剥がすのがまだ難しいことが多いため、保育者が少し折り目を入れてあげたり、半分だけ剥がしてあげたりするとスムーズです。

シールが指にくっついて、なかなか貼れずに苦戦する姿もよく見られます。そんなときは、「ここに貼ろうね」と保育者が軽く手を添えてサポートしましょう。

顔のパーツを子どもたち自身で貼ると、目の位置や向きが違ったり、口が上下逆さまになったりと、個性あふれるかわいい作品ができあがります。これこそが0歳児製作の魅力ですね。

シールは必ず大きめサイズを選び、誤飲のリスクを最小限にしましょう。小さなシールは避けてください。

4-4. 手形・足形の獅子舞(0歳~)

【対象月齢】 0歳~

【準備するもの】

  • 獅子舞型の画用紙
  • 絵の具(赤・オレンジなど)
  • スタンプ台(手形・足形用)
  • ウェットティッシュ(手足を拭く用)
  • 顔のパーツ

【作り方】

  1. 獅子舞の体部分に、子どもの手形や足形をスタンプする
  2. 絵の具を子どもの手や足に塗り、画用紙にペッタンと押す
  3. 手形が獅子舞のたてがみのように見えるよう配置する
  4. 乾燥後、顔のパーツを貼って完成

【ポイント】
手形・足形製作は、成長の記録としても残るため、保護者にも大変喜ばれます。

0歳児の小さな手形は、見ているだけで愛おしくなりますよね。獅子舞のたてがみのように配置すると、手形の形が活きて素敵な作品になります。

絵の具を手や足に塗られることを嫌がる子もいます。そんなときは、無理強いせず、別の方法を試すか、日を改めるのがベストです。

手形を取るときは、保育者が優しく手を広げてあげて、「ペッタンするよ」と声をかけながら進めましょう。終わったら、すぐにウェットティッシュで拭いてあげると、子どもも安心します。

4-5. 段ボールスタンプの獅子舞(0歳~)

【対象月齢】 0歳~

【準備するもの】

  • 段ボールを丸めたもの(スタンプ用)
  • 獅子舞型の画用紙
  • 絵の具(複数色)
  • 顔のパーツ

【作り方】

  1. 保育者が段ボールを丸めてスタンプを作る(円形になるように)
  2. 絵の具をつけて、獅子舞の体部分にスタンプする
  3. いろいろな色を使って、カラフルに仕上げる
  4. 乾燥後、顔を貼って完成

【ポイント】
段ボールスタンプは、波打った模様が独特の風合いを生み出します。

スタンプを押すと、丸い形の中に段ボールの波模様が浮かび上がり、まるで獅子舞の毛並みのような質感になります。

段ボールは身近な廃材なので、コストもかからず環境にも優しいのが嬉しいポイントです。

段ボールを丸める大きさを変えると、大小さまざまな円形スタンプができます。大きな円と小さな円を組み合わせると、よりダイナミックな作品に仕上がりますよ。

4-6. フィンガーペインティングの獅子舞(6ヶ月~)

【対象月齢】 6ヶ月~(お座りが安定してから)

【準備するもの】

  • 獅子舞型の画用紙
  • フィンガーペイント用絵の具(口に入れても安全なもの)
  • 新聞紙、ビニールシート(汚れ防止)
  • ウェットティッシュ、タオル
  • 顔のパーツ

【作り方】

  1. 獅子舞の体部分に、絵の具を直接指で塗る
  2. 保育者が少量の絵の具を画用紙に出し、子どもに自由に触らせる
  3. 指で伸ばしたり、手のひら全体で塗ったりして楽しむ
  4. 乾燥後、顔のパーツを貼って完成

【ポイント】
フィンガーペインティングは、絵の具の感触を存分に味わえる活動です。

冷たい、ヌルヌルする、色が混ざるなど、子どもにとって新しい発見がたくさんあります。

注意点として、必ず口に入れても安全な絵の具を使用してください。0歳児は何でも口に入れる時期なので、安全性が第一です。

汚れることを前提に、服装やエプロンもしっかり準備しましょう。保育者の服も汚れる覚悟で、一緒に楽しむ姿勢が大切です。

絵の具を触りたがらない子もいます。そんなときは、まず保育者が触って見せて「気持ちいいね」と言葉をかけると、安心して挑戦できることがありますよ。

4-7. 花紙を詰める立体獅子舞(8ヶ月~)

【対象月齢】 8ヶ月~(物をつかんで入れる動作ができる子)

【準備するもの】

  • 透明なビニール袋(小さめサイズ)
  • 花紙(赤・金・オレンジなど)
  • 獅子舞の顔のパーツ(目、口、角など)
  • 両面テープ、のり
  • モール(袋を閉じる用)

【作り方】

  1. 花紙をクシャクシャに丸めて、ビニール袋に詰める
  2. 子どもに花紙を渡し、自由に詰めてもらう
  3. ある程度詰まったら、袋の口をモールで留める
  4. 袋に顔のパーツを貼って、立体的な獅子舞の完成

【ポイント】
立体的な作品は、飾ったときに存在感があるのが魅力です。

花紙のカシャカシャという音や、フワフワした感触も楽しめます。詰める動作は、手と目の協応動作を育てるのにも効果的です。

袋に花紙を詰めるのは、大人にとっては簡単でも、0歳児には少し難しい作業です。保育者が袋の口を広げて持ってあげるなど、しっかりサポートしましょう。

花紙は軽くて扱いやすいですが、ちぎれやすい素材なので、細かくちぎったものが散らばらないよう注意が必要です。

5. 0歳児の製作で絶対に守るべき安全対策

5-1. 誤飲防止のチェックリスト

0歳児の製作で最も注意すべきは、誤飲事故です。以下のチェックリストを活用してください。

  • □ 小さなパーツ(ビーズ、ボタンなど)は使わない
  • □ シールは大きめサイズを選ぶ(直径2cm以上推奨)
  • □ のりは口に入れても安全な成分のものを使用する
  • □ 絵の具は食品用色素使用または無害なものを選ぶ
  • □ 製作中は常に子どもの手元を見守る
  • □ 口に入れそうになったらすぐに止める
  • □ 製作後は小さなパーツが落ちていないか床を確認する

特に6ヶ月~12ヶ月頃は、何でも口に入れる探索行動が活発な時期です。一瞬の油断が事故につながるため、必ず目を離さないようにしましょう。

5-2. 絵の具・のりの選び方

0歳児の製作で使う材料は、安全性を最優先に選びましょう。

【おすすめの絵の具】

  • ベビーコロール(クレヨンタイプ)
  • 寺西化学工業の「ギュッとかけるえのぐ」
  • ぺんてる「洗たくでおとせるえのぐ」
  • フィンガーペイント専用絵の具(口に入れても安全な成分)

【おすすめののり】

  • ヤマト糊(でんぷん糊・食品原料使用)
  • フエキのり(でんぷん糊)
  • 両面テープ(のりより誤飲リスクが低い)

購入時は「AP(無毒性)マーク」や「CEマーク」など、安全基準をクリアした製品を選ぶと安心です。

5-3. 製作中の見守りポイント

製作中は、以下の点に注意して見守りましょう。

①マンツーマン体制
可能な限り、保育者一人につき子ども一人の体制で製作を進めます。目が届きやすく、安全性が高まります。

②手の届く範囲に危険物を置かない
はさみやカッター、小さなパーツなどは、子どもの手の届かない場所に置きましょう。

③口に入れたらすぐに取り出す
もし口に入れてしまったら、慌てず優しく「出そうね」と声をかけて取り出します。叱らず、次から気をつけるよう見守ります。

④製作時間は短めに
0歳児の集中力は長く続きません。5~10分程度を目安に、無理なく楽しめる時間設定にしましょう。

6. 保育者の援助テクニック・声かけ例

6-1. 月齢に応じた援助の違い

月齢によって、必要な援助は大きく異なります。

月齢 援助のポイント
0~6ヶ月 ほぼ全工程を保育者が行う。子どもには感触を楽しんでもらうことに重点を置く
7~9ヶ月 握る、触るなど簡単な動作を促す。保育者が手を添えて一緒に行う
10~12ヶ月 シールを貼る、スタンプを押すなど、子ども自身の意思を尊重する。見守りながら必要に応じてサポート

大切なのは、「やらせる」のではなく「一緒に楽しむ」という姿勢です。

6-2. 子どもが楽しめる声かけフレーズ

0歳児への声かけは、優しく、わかりやすく、リズムよくがポイントです。

  • 「ぺったんぺったん、楽しいね」
  • 「わあ、赤い色がついたね!きれいだね」
  • 「○○ちゃん、上手にできたね」
  • 「次はこっちにもやってみようか」
  • 「ふわふわの紙だね、気持ちいいね」
  • 「キラキラの獅子舞さんができてきたよ」
  • 「みんなを守ってくれる、強い獅子舞さんだね」

声のトーンは明るく、子どもの目を見ながら語りかけることで、安心感を与えられます。

6-3. うまくいかないときの対応法

製作がうまくいかないときは、以下のように対応しましょう。

【泣いてしまう子】
無理に続けず、抱っこして落ち着かせます。「大丈夫だよ」と安心させて、気が向いたら再挑戦しましょう。

【絵の具を触りたがらない子】
スタンプやシールなど、別の方法に切り替えます。または、保育者が先に触って見せることで、安心させます。

【すぐに飽きてしまう子】
短時間で終わらせて、「できたね!」と達成感を味わわせます。次回はもう少し長く取り組めるかもしれません。

【他の遊びに興味が移る子】
その日は製作を中断し、子どもの興味を尊重します。別の日に改めて挑戦しましょう。

7. 製作を成功させる準備と環境設定

7-1. 事前準備のチェックリスト

製作をスムーズに進めるための準備リストです。

  • □ 獅子舞の型紙を切っておく
  • □ 絵の具・のりを適量準備する
  • □ スタンプ用の道具(芋、タンポなど)を用意
  • □ 新聞紙やビニールシートを敷く
  • □ ウェットティッシュ、タオルを近くに置く
  • □ 子どもの着替えを用意
  • □ 完成見本を準備
  • □ 絵本や写真を用意(導入用)

準備をしっかりしておくことで、製作中に慌てることがなくなります

7-2. 環境設定のポイント

製作に適した環境を整えましょう。

①落ち着いた空間
他の遊びの刺激が少ない、静かなコーナーで行います。

②明るい照明
自然光が入る場所や、明るい照明の下で製作すると、色がきれいに見えます。

③適度な室温
特に絵の具を使う場合、寒すぎると手が冷えて嫌がることがあります。快適な温度に保ちましょう。

④床の汚れ防止
新聞紙やビニールシートをしっかり敷いて、後片付けを楽にします。

7-3. 時間配分の目安

0歳児の製作は、以下のような時間配分がおすすめです。

  • 導入(絵本・説明):3~5分
  • 製作活動:5~10分
  • 片付け・手洗い:3~5分

合計で15~20分程度が理想です。無理に長くせず、子どもの様子を見ながら調整しましょう。

8. 壁面飾り・展示のアイデア

8-1. かわいく飾るコツ

完成した獅子舞は、以下のように飾ると素敵です。

  • お正月らしい背景:金や赤の色画用紙を背景にすると、華やかになります
  • 子どもの名前を添える:作品の下に名前を書いたカードを貼ると、保護者も喜びます
  • 鏡餅や門松と一緒に:他のお正月製作と組み合わせて、季節感を演出します
  • 吊るす飾り:立体作品は天井から吊るすと、空間を活用できます

壁面飾りは、保育室全体を明るく華やかにする効果があります。お正月の雰囲気を子どもたちと一緒に楽しみましょう。

8-2. 保護者へのメッセージ例

作品の近くに、保護者向けのメッセージを添えると喜ばれます。

「0歳児クラスのお正月製作です。獅子舞の体の部分を、芋スタンプで彩りました。初めてのスタンプに興味津々で、何度も『ぺったん』と押す姿がとても可愛らしかったです。獅子舞には『一年健康に過ごせますように』という願いが込められています。お子様の成長を願いながら、一緒に製作を楽しみました。」

「小さな手で一生懸命シールを貼りました。指先の発達とともに、できることが増えてきましたね。お家でもぜひ、シール貼り遊びを楽しんでみてください。」

製作の様子や子どもの頑張りを伝えることで、保護者も保育に参加している気持ちになれます。

9. よくある質問Q&A

9-1. 製作を嫌がる子への対応は?

Q:製作を始めようとすると泣いてしまう子がいます。どうすればいいですか?

A:無理に参加させる必要はありません。まずは見ているだけでもOKという姿勢で、他の子が楽しむ様子を見せましょう。

興味を持ったタイミングで「やってみる?」と声をかけると、自然に参加できることがあります。また、別の日に再挑戦するのもいいでしょう。

0歳児は気分の波が大きいので、今日ダメでも明日はできるかもしれません。焦らず、子どものペースを大切にしてください。

9-2. 泣いてしまう子はどうする?

Q:製作中に泣き出してしまう子がいます。どう対応すればいいですか?

A:まずは抱っこして落ち着かせましょう。泣いている理由は様々です。

  • 絵の具の感触が嫌
  • 眠い、お腹が空いている
  • 慣れない活動で不安
  • 他の遊びがしたい

理由がわかったら、それに応じた対応をします。製作を中断して休憩したり、別の方法を試したりしましょう。

大切なのは、泣くことを否定しないこと。「嫌だったんだね、大丈夫だよ」と受け止めてあげてください。

9-3. 個人差が大きいときの配慮は?

Q:同じ0歳児でも発達差が大きく、製作の進め方に困ります。

A:個人差があることは当然です。月齢や発達に応じて、個別に対応しましょう。

例えば:

  • 月齢が低い子:保育者がほとんど行い、感触を楽しむことに重点を置く
  • 月齢が高い子:自分でやってみる機会を多く作る

クラス全員が同じ作品を作る必要はありません。それぞれの「できた!」を大切にすることが、0歳児保育の基本です。

10. まとめ:0歳児の獅子舞製作で新年の喜びを共有しよう

ここまで、0歳児向けの獅子舞製作について、詳しくご紹介してきました。

0歳児の製作は、「上手に作る」ことが目的ではありません。感触を楽しみ、色に触れ、保育者との温かいやり取りの中で、新しい経験を積み重ねることが何より大切です。

獅子舞製作を通して、子どもたちはたくさんのことを学びます。

  • 絵の具の冷たさ、紙のザラザラ感などの感覚体験
  • スタンプを押す、シールを貼るなどの手指の発達
  • 「できた!」という達成感
  • 保育者と一緒に作る楽しさ
  • お正月という日本の文化への第一歩

そして何より、一人ひとりの個性が光る、世界に一つだけの作品ができあがります。

完成した獅子舞を壁に飾ったとき、保護者が我が子の作品を見つけて笑顔になる瞬間。そんな光景を想像すると、保育者としての喜びを感じますよね。

製作活動は、時に準備や片付けが大変で、「今日は疲れたな」と思う日もあるかもしれません。

でも、子どもたちの小さな手が画用紙に触れる瞬間、初めてスタンプを押して驚いた表情、シールが指に貼りついて困っている姿――そのすべてが、かけがえのない成長の記録です。

0歳児の獅子舞製作は、新しい年の始まりを、子どもたちと一緒に祝う素敵な機会です。

安全に配慮しながら、子どもたちが「楽しい!」と感じられる製作活動を、ぜひ取り入れてみてください。

この記事でご紹介したアイデアが、あなたの保育のお役に立てれば幸いです。

今年も、子どもたちにとって健やかで幸せな一年になりますように。

獅子舞のように、みんなを守る温かい保育を、これからも続けていきましょう。


※この記事の内容は、保育現場での実践例と専門的知識に基づいて作成していますが、各保育園の方針や子どもの個別の発達状況に応じて、柔軟にアレンジしてご活用ください。

 

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