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1歳児のゲーム性のある遊び12選|発達を促す遊び方のコツと注意点

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1歳児のゲーム性のある遊び12選|発達を促す遊び方のコツと注意点

「最近、子どもがおもちゃに興味を示さなくなった」「どうやって遊んであげたらいいのか分からない」――こういうとき、不安になりますよね。

1歳児の親なら、誰もが感じたことのある悩みです。実は、この時期の子どもたちは「ゲーム性のある遊び」を通じて、驚くほど急速に発達しています。ただ、どんな遊びを選べばいいのか、どう遊んであげたらいいのか――その方法を知っている親は意外と少ないものです。

この記事では、発達心理学に基づいた「1歳児がハマるゲーム性のある遊び」を12種類、詳しく紹介します。遊び方のコツ、市販のおもちゃ選びのポイント、手作りおもちゃの作り方まで、すべてをカバーしました。あなたの子どもが今できる遊び、次のステップの遊びが、きっと見つかります。


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1. はじめに:1歳児の遊びが大切な理由

生まれたばかりの赤ちゃんから、1歳になるまでの成長は本当に速いですよね。そして1歳を過ぎると、親たちが新しい悩みに直面します。それが「遊び」についての悩みです。

実は、1歳児にとって「遊び」は、単なる暇つぶしではありません。遊びを通じて、子どもたちは脳の発達を促し、社会性を学び、自分の体をコントロールする力を身につけています。これは、発達心理学の世界で広く認められた事実です。

特に「ゲーム性のある遊び」は、繰り返しの中に小さな変化や喜びが隠れているため、子どもの好奇心を引き出しやすく、夢中になりやすいという特徴があります。親も子も、その時間を本当に楽しむことができるのです。

この記事を読み終わったとき、あなたは「あ、こんなにたくさんの遊び方があるんだ」と気づくはずです。そして何より、「子どもとの遊びの時間が、こんなに意味のあるものだったんだ」と、改めて実感することができるでしょう。


2. 1歳児の発達段階を理解する

遊び方を選ぶ前に、1歳児がどんな発達段階にあるのかを理解することが大切です。子どもの発達を知ることで、「今の子どもに最適な遊びは何か」が自然に見えてくるからです。

2-1. 1歳児の身体発達

1歳児の身体発達は、本当にダイナミックです。

つかまり立ち→歩行へ:生後12ヶ月前後で、多くの子どもは「つかまり立ち」を始めます。家具やママの手につかまりながら、初めて自分の脚で体を支える感覚を学びます。そして1歳3~4ヶ月頃には、数歩歩く子も増えてきます。ただし、個人差が大きいこともこの時期の特徴です。歩き始めるのが1歳6ヶ月ごろになる子も、全く問題ありません。

手指の発達:この時期の子どもたちは、親指と人差し指を使って細かい物をつかむ「ピンチ動作」が上手になります。いわゆる「つまみ食べ」ができるようになる時期ですね。この発達は、後の「ゲーム性のある遊び」で大活躍します。

全身の協調性:1歳児は、両腕を同時に動かしたり、体をひねったり、かがんだりという動作が少しずつ上手になります。これらの動作は、遊びの中で自然と引き出されるものです。

2-2. 1歳児の認知能力

因果関係の理解:1歳児は、「ボタンを押すと音が出る」「物を落とすと下に落ちる」といった因果関係を少しずつ理解し始めます。これが、ゲーム性のある遊びを楽しむための基礎となります。

物の永続性の発達:生後6~9ヶ月で既に発達していますが、1歳を過ぎると、この理解がより深まります。「隠れた物は、どこかに存在し続けている」という理解が、かくれんぼや「いないいないばあ」といった遊びを面白くします。

簡単な言葉の理解:個人差が大きいですが、1歳を過ぎると「わんわん」「ママ」など、簡単な言葉を理解し始める子が増えます。遊びの中で、親の言葉かけが理解されるようになるのも、この時期の楽しみです。

模倣能力の発達:大人の動作を見て、それをまねする力が急速に発達します。これが、ごっこ遊びやリズム遊びの基礎となります。

2-3. 1歳児の社会性の芽生え

親への愛着形成:1歳前後で、親への愛着が本当に強くなります。子どもは親の顔を見ることで安心し、遊ぶ勇気が出ます。親と一緒に遊ぶ時間が、子どもにとってどれだけ大切か、この時期に実感することになるでしょう。

同年代の子どもへの興味:1歳後半になると、同年代の子どもに対して興味を示し始める子もいます。もっとも、この時期の関わりはまだ「一緒に遊ぶ」というより「一緒にいる」という感じですが、これもやがてくる友人関係の基礎となります。

簡単な指示への従順性:「バイバイしようね」「どうぞ、って言おうか」――こうした簡単な指示に、1歳児は少しずつ応じるようになります。これが、ゲーム性のある遊びをスムーズに進めるための礎となります。


3. ゲーム性のある遊びとは?(初心者向け解説)

3-1. ゲーム性の定義

「ゲーム性」という言葉を聞くと、複雑なルールを想像する人もいるかもしれません。でも、1歳児にとってのゲーム性は、もっともっとシンプルです。

ゲーム性のある遊びとは、「繰り返しの中に、予測可能な喜びや面白さがある遊び」です。

例えば、「いないいないばあ」を思い浮かべてみてください。

ママが顔を隠す → 子どもは「あ、ママが隠れた」と予測する → ママが「ばあ!」と現れる → 子どもは喜ぶ。

この遊びには、明確な流れがあり、子どもはその流れを予測できます。そして何度も繰り返されることで、その予測がより深まり、喜びもより大きくなるのです。これが「ゲーム性」です。

つまり、ゲーム性のある遊びは、以下の3つの要素を持っています:

明確な流れやルール(単純でいい)
繰り返し性(何度も何度も楽しめる)
予測可能な結末(子どもが「次はこうなる」と予想でき、その通りになる喜び)

この3つがあると、子どもは「やってほしい!」「もう一回!」と自分から遊びをリクエストするようになるのです。

3-2. なぜゲーム性が大切なのか

脳を活性化させる
ゲーム性のある遊びをしているとき、子どもの脳は活発に働いています。「次は何が起きるのか」と予測したり、「あ、予想通り!」と認識したり、その喜びを感じたり。これらの一連の活動が、脳の各領域を刺激し、発達を促しているのです。

親子の関係を深める
子どもが「もう一回!」とリクエストするゲーム性のある遊びは、自然と親子で繰り返されます。その過程で、親子間の信頼関係と愛着がより深まっていくのです。親が子どもの喜びを何度も見ることで、親の満足感も大きく高まります。

社会性の発達を促す
ゲーム性のある遊びは、本来的に「相手がいることで成り立つ」という特徴があります。1歳児は、この遊びの中で「親と一緒に何かする」という体験を重ね、やがて他の子どもとの関係へと発展させていくのです。

自己肯定感を育てる
「予想通り!」「上手にできた!」という小さな成功体験が、子どもの自己肯定感を育てます。この時期に多くの成功体験を重ねることで、子どもは自分に対して「できる、大丈夫」という感覚を持つようになります。

3-3. 脳発達への影響

発達心理学では、ゲーム性のある遊びが以下の脳領域に刺激を与えることが明らかになっています:

前頭前皮質(意思決定や予測を司る):
「ママが隠れた、どうなるのかな?」という予測が、この領域を活性化させます。

報酬系(喜びや満足感を担当):
予測が当たった喜びが、脳内のドーパミン放出を促し、子どもの幸福感を高めます。

運動皮質(体の動きを制御):
物をつかむ、投げる、振る――こうした動作を伴う遊びが、この領域を発達させます。

つまり、ゲーム性のある遊びは、子どもの脳全体を総合的に刺激する、最高の発達支援ツールだと言えるのです。高価なおもちゃは必要ありません。単純な繰り返しと、親の笑顔があれば十分なのです。


4. 1歳児向けゲーム性のある遊び12選

それでは、実際のゲーム性のある遊びを、カテゴリー別に紹介していきます。各遊びの「遊び方」「発達効果」「月齢の目安」「コツ」を、詳しく説明しています。

4-1. ボール遊び系(3種類)

① ボール転がし

遊び方:

親がボールを転がすと、子どもはそれを追いかけます。子どもが掴んだら、親が「くれるのかな?」と手を出し、ボールを受け取ります。受け取ったら、「ありがとう」と言いながら、また転がします。この繰り返しです。

発達効果:

目で動く物を追う能力(追従能力)、物の動きを予測する力、「与える」という社会性の萌芽、手指の力の発達。

月齢の目安:1歳0ヶ月~

おすすめのボール:

柔らかいボール(赤ちゃん用のソフトボール、またはやや大きめの布製ボール)。硬すぎるボールは危険です。また、小さすぎるボールは誤飲の危険があるため、子どもの口に入らないサイズ(直径5cm以上)を選びましょう。

遊ぶときのコツ:

最初は、親も子どもも座った状態で、短い距離でボールを転がしましょう。子どもがボールを掴んだとき、無理にとろうとせず、「くれるのかな?」と親の期待を表現することで、子どもの「与える」という行動を引き出しやすくなります。毎回、ボールを受け取るときに「ありがとう」と言い、明るく返すことで、この遊びが繰り返され、子どもは予測可能な流れを学びます。

② ボール投げキャッチ

遊び方:

親が子どもにボールを優しく投げます。子どもが掴むか、胸に当たるくらいの柔らかいボールを使います。子どもが投げ返そうとしたら、親が一生懸命掴もうとします。掴めたら、大喜びします。

発達効果:

物を投げるという大きな動作の獲得、両手の協調性、相手を意識した行動(社会性)、予測能力。

月齢の目安:1歳3ヶ月~

遊ぶときのコツ:

最初は、子どもが投げたボール(実際には落としているに近いかもしれません)を、大げさなまでに拾い、大喜びします。「すごい!ママに投げてくれた!」という親の喜びが、子どもの「もう一回やりたい」という動機につながります。安全のため、ボールは必ず柔らかく、ゆっくり投げることを忘れずに。

③ ボールを箱に入れる遊び

遊び方:

浅めの箱やかごを用意し、子どもの前に置きます。「ボール、どんどん入れようか」と言いながら、親が最初に1個ボールを箱に入れます。次に、子どもにボールを渡し、入れるのを促します。入ったら、「入った!」と一緒に喜びます。これを繰り返します。

発達効果:

手指の精密動作(ボールを持って、狙った箱に入れる)、因果関係の理解(ボールを入れると、箱の中に消える)、達成感。

月齢の目安:1歳0ヶ月~(1歳3ヶ月以降がより楽しみやすい)

遊ぶときのコツ:

ボールが箱に入る高さに、子どもが持ったボールが丁度到達するくらいの箱の高さを選びましょう。最初は大きい箱を使い、成功しやすくすることが大切です。子どもがボールを入れるたびに、「入った!」と繰り返し言い、その喜びを共有することで、遊びの流れが固定されます。

4-2. 物を出し入れする遊び系(3種類)

④ 引き出しを開け閉めする遊び

遊び方:

安全な引き出しを子どもの手が届く高さに用意します。タオルなど柔らかい布を入れておくのも良いでしょう。子どもが自分で引き出しを開け、中身を見つけたら、親も一緒に「あ、タオルだ!」と反応します。閉めるのも促します。

発達効果:

手指の力を使った操作能力、「物は中に隠れている」という物の永続性の理解、探索欲求の充足。

月齢の目安:1歳0ヶ月~

安全上の注意:

この遊びをする場合、必ず安全な引き出しを選んでください。指が挟まらないよう、クッション付きのストッパーを取り付けるか、引き出しの深さが浅いものを選びましょう。危険な物(薬、洗剤、鋭い物)は、絶対に入れないようにしてください。

遊ぶときのコツ:

子どもが開けるたびに、「開いた!」と反応し、その予測が当たる喜びを一緒に感じることが重要です。何度も繰り返されることで、子どもは「開けると、中身が見える」という因果関係を学びます。

⑤ カップに物を入れる・出すゲーム

遊び方:

透明なカップ(または透明でなくても可)を複数個用意します。おもちゃのボール、積木、フェルトボールなど、安全な小物をいくつか用意します。「カップにボール、入れようか」と言いながら、子どもがボールをカップに入れるのを促します。入ったら、「入ったね!」と喜びます。次に、「出してみようか」と言い、子どもが出すのを促します。

発達効果:

細かい手指操作、物と容器の関係性の理解、「入る・出る」という概念の発達。

月齢の目安:1歳0ヶ月~(1歳3ヶ月以降、より上手になる)

遊ぶときのコツ:

最初は大きなボールと、広めのカップを選び、成功しやすくしましょう。入れたり出したりする動作を何度も繰り返すことで、子どもの手指の力が鍛えられます。また、「入った→出た→入った」という流れが繰り返されることで、子どもはこの遊びの予測可能な流れを学びます。

⑥ ポップアップトイで遊ぶ

遊び方:

ポップアップトイ(ボタンを押すと、キャラクターが飛び出すおもちゃ)を子どもの前に置きます。最初は親が、ボタンを押す動作をゆっくり見せながら、実演します。「ボタン、ぎゅっと押すと……」と言いながら押すと、キャラクターが飛び出します。子どもも試すよう促します。

発達効果:

因果関係の理解(押すと出る)、手指の力の制御、繰り返しの楽しさの学習。

月齢の目安:1歳0ヶ月~(1歳2ヶ月以降、子どもが自分で押せるようになる)

おすすめの製品:

1歳児向けのポップアップトイは、押す力が軽く、キャラクターが飛び出す高さが低いものを選びましょう。Halimu(ハリム)のポップアップトイや、Melissa & Doug(メリッサ&ダグ)のシリーズが有名です。

遊ぶときのコツ:

ボタンを押す→キャラクターが出る→喜ぶ→また出したくなる、という流れが自然に生まれます。「押すと出てくる」という因果関係は、1歳児にとって非常に分かりやすく、繰り返しやすい遊びです。

4-3. 音・リズム遊び系(3種類)

⑦ いないいないばあ

遊び方:

親が自分の顔を手で覆います。「いないいない……」とゆっくり言いながら、手を取ります。そして、「ばあ!」と言いながら、子どもの顔に近づきます。子どもが笑ったら、また手で覆い、繰り返します。

発達効果:

物の永続性の理解(顔が隠れても、まだそこに存在する)、予測能力(「いないいない」の次は「ばあ」)、親子の信頼関係構築、笑顔と喜びの体験。

月齢の目安:1歳0ヶ月~(新生児期からでも楽しめますが、1歳以降は予測が明確になり、より面白くなります)

遊ぶときのコツ:

「いないいない」と「ばあ」のテンポを一定に保つことが大切です。同じテンポで何度も繰り返すことで、子どもはこのリズムを予測し、「ばあ」の瞬間の喜びがより大きくなります。子どもが「もう一回」とリクエストするまで続けましょう。

⑧ ラッパ・笛を吹く遊び

遊び方:

1歳児用の簡単なラッパや笛を用意します。親が最初に、「フーー」と音を出します。子どもが興味を示したら、子どもにラッパを持たせ、「吹いてみようか」と促します。出た音に対して、親は大きく反応します。「わぁ、素敵な音!」

発達効果:

因果関係の理解(吹くと音が出る)、聴覚の発達、自分の行動が周囲に影響を与える喜びの学習。

月齢の目安:1歳1ヶ月~

安全上の注意:

小さなラッパ・笛は誤飲の危険があります。1歳児用に特化した、大きめで安全なデザインの製品を選びましょう。また、吹くときに窒息する危険を避けるため、親が常に見守ることが重要です。

遊ぶときのコツ:

子どもが出した音に対して、大げさなまでに反応することが重要です。「あ、音が出た!すごい!」という親の喜びが、子どもの「また吹きたい」という欲求につながります。

⑨ リズム遊び・手叩きゲーム

遊び方:

親と子どもが向かい合って座ります。親が「パン、パン、パン」と一定のテンポで手を叩きます。子どもも真似して、手を叩くよう促します。叩く→親も同じテンポで叩く→子どもも続ける、という流れです。

発達効果:

リズム感の発達、模倣能力、手の力の制御、親との相互作用。

月齢の目安:1歳1ヶ月~

遊ぶときのコツ:

最初は、ゆっくりとした、分かりやすいテンポ(1秒に1回くらい)で始めましょう。子どもが叩いたら、親も同じテンポで叩き、「一緒だね」という感覚を共有することが大切です。徐々にテンポを変えてみるのも良いでしょう。

4-4. ごっこ遊び・模倣遊び系(3種類)

⑩ 電話ごっこ

遊び方:

おもちゃの電話、または形作った紙を「電話」に見立てます。親が電話を耳に当てて、「もしもし、○○ちゃん?」と言います。子どもにも電話を渡し、「○○ちゃんも『もしもし』って言ってみようか」と促します。子どもが何か言ったら、「あ、○○ちゃんだ!」と反応します。

発達効果:

模倣能力、ごっこ遊びの基礎、言葉の発達促進、相手との相互作用。

月齢の目安:1歳3ヶ月~

遊ぶときのコツ:

最初は、子どもが出した音やつぶやきに対して、「あ、そっか」と親が反応することが大切です。子どもは、親の反応を通じて、「電話で何かを言う→相手が反応する」という相互作用を学びます。

⑪ おままごと(簡易版)

遊び方:

プラスチックの食器やコップを用意します。親が、コップに見立てたものに、おもちゃのスプーンで「スープ」をすくい、子どもに見せます。「おいしいね」と言い、食べるマネをします。子どもにも同じマネをするよう促します。

発達効果:

模倣能力の発達、象徴的思考(物を別の物に見立てる)、生活スキルの学習。

月齢の目安:1歳2ヶ月~

おすすめの道具:

1歳児向けのおままごとセットは、大きめで、角が丸く、口に入りやすい小さなパーツがないものを選びましょう。IKEA(イケア)の「DUKTIG」シリーズや、木製のおままごとセットが人気です。

遊ぶときのコツ:

親が先に、食べるマネをして見せることで、子どもは「コップで飲む」「スプーンで食べる」という大人の行動を学びます。子どもがマネをしたら、「上手だね!」と褒めることで、遊びの繰り返しが促進されます。

⑫ 抱っこ人形でごっこ遊び

遊び方:

赤ちゃんサイズの人形(ベビードール)を用意します。親が子どもに見せながら、人形を優しく抱きしめます。「あやしてあげようか」と言いながら、人形をゆらゆら揺らします。子どもにも人形を持たせ、同じようにするよう促します。

発達効果:

共感能力の発達、親の行動の観察と模倣、優しさや思いやりの学習。

月齢の目安:1歳1ヶ月~

おすすめの人形:

1歳児向けベビードールは、軽く、柔らかく、洗える素材のものが良いでしょう。Corolle(コロール)やGotz(ゴッツ)のベビードールが有名です。

遊ぶときのコツ:

親が「人形をあやしている」様子を何度も見せることで、子どもは「赤ちゃんは、こうして大事にされるんだ」という理解を深めます。子どもが乱暴に扱おうとしたら、「優しくしようね」と優しく促すことで、思いやりの発達を助けます。


5. 月齢別おすすめ遊び(1歳0ヶ月~1歳11ヶ月)

1歳の1年間は、本当に長く、子どもの成長も目まぐるしいものです。ここでは、3ヶ月ごとに、おすすめの遊びをまとめました。

月齢 発達段階 おすすめ遊び
1歳0~2ヶ月 つかまり立ち開始、手指の器用さが少しずつ上がる ボール転がし、いないいないばあ、カップに物を入れる、引き出しを開け閉め
1歳3~5ヶ月 伝い歩き→数歩歩く、指先がより器用に、簡単な指示が分かり始める ボール投げキャッチ、ポップアップトイ、ラッパ・笛、リズム遊び、簡単なおままごと
1歳6~8ヶ月 しっかり歩ける、語彙が増え始める、他の子に興味が出始める ボールを箱に入れる遊び、電話ごっこ、リズム遊び(複雑なもの)、外での遊び
1歳9~11ヶ月 走れるようになる、簡単な言葉を話す、ごっこ遊びが本格化 おままごと、抱っこ人形でのごっこ遊び、複合的な遊び(複数のおもちゃを組み合わせた遊び)

注意:上記の月齢目安は一般的なものです。個人差は大きいため、「我が子の発達がこの通りでない」と心配する必要はありません。子どもの様子を見ながら、興味を示した遊びから始めることをお勧めします。


6. 手作りおもちゃで楽しむゲーム性のある遊び

高価なおもちゃは、必ずしも必要ではありません。むしろ、家にあるもので作った手作りおもちゃは、子どもの想像力を刺激し、親と一緒に作る過程も楽しいものです。ここでは、簡単に作れる手作りおもちゃを3つ紹介します。

6-1. 簡単手作りおもちゃ3選

① 音の出る瓶(セレッソボトル)

準備物:ペットボトル、ビーズやパスタ、ビニールテープ

作り方:

ペットボトルに、ビーズやパスタを少量入れます。ペットボトルの口をしっかり閉じ、ビニールテープで何重にも巻き、赤ちゃんが開けられないようにします。カラーのビニールテープを使うと、見た目も楽しくなります。

遊び方:

子どもに瓶を渡し、振るよう促します。振ると、中身がカタカタという音を立てます。この因果関係(振る→音が出る)が、1歳児にとって非常に分かりやすく、楽しいものです。

安全上の注意:

必ず、ペットボトルの口が完全に密閉されていることを確認してください。また、ビニールテープが剥がれていないか、定期的に確認しましょう。

② 段ボール箱で作るボール投入ゲーム

準備物:段ボール箱、カッター、ビニールテープ、柔らかいボール

作り方:

段ボール箱の上面に、子どもの拳が通る大きさの穴を1つか2つ開けます。穴の周りをビニールテープで補強し、ケガのリスクを減らします。穴の周りにマーキングペンで絵を描くと、より楽しくなります。

遊び方:

子どもに柔らかいボールを渡し、穴に入れるよう促します。ボールが箱の中に消える→やがて箱の中から、サラサラという音が聞こえます。この流れが、子どもの因果関係の理解を促します。

応用版:

段ボール箱の側面に小さな穴を開け、そこからボールが出てくるようにすると、さらに面白くなります。ボールが入ったら、「どこから出てくるのかな?」と促し、側面の穴からボールを引き出すという流れが生まれます。

③ フェルトで作る指人形

準備物:カラーフェルト、ボタンやビーズ(目用)、接着剤、はさみ

作り方:

フェルトを大きめに切り、動物の形に整形します。ボタンやビーズで目を付けます。指が通る大きさの穴を側面に開ければ、指人形の完成です。

遊び方:

親が指人形を指にはめ、子どもの前で「にょこにょこ」と動かします。子どもも指人形を指にはめるよう促します。子どもの指人形と親の指人形が「触れ合う」という体験が、相互作用を促進します。

発達効果:

親の動きの模倣、相互作用の学習、創造的な遊びの促進。

6-2. 作り方と遊び方のコツ

安全を第一に:手作りおもちゃは、市販のおもちゃよりも安全性の責任が、親の肩にかかります。必ず、小さなパーツが外れたり、尖った部分がないかを確認してください。

親も子も楽しむ:手作りおもちゃの最大の魅力は、親と一緒に作る過程も楽しい、という点です。子どもが少し大きくなったら、「このおもちゃ、一緒に作ろうか」と言い、簡単な作業を手伝わせるのも良いでしょう。

定期的なチェック:手作りおもちゃは、時間とともに劣化します。定期的に、破損や危険な状態がないか確認し、必要に応じて修理や破棄をしましょう。


7. 市販のおもちゃ選びのポイント

7-1. 安全基準の確認方法

1歳児向けのおもちゃを選ぶ際には、安全基準をしっかり確認することが非常に重要です。

STマーク:日本のおもちゃ安全基準(JIS)に合格したものに付けられる「STマーク」を確認しましょう。このマークがあれば、一定の安全基準を満たしているという証です。

CE マーク:ヨーロッパ規格に基づく安全基準です。海外製のおもちゃを選ぶ際には、このマークを確認しましょう。

アメリカの基準(CPSC):アメリカ製のおもちゃの場合、アメリカの消費者製品安全委員会(CPSC)の基準に合格しているか確認しましょう。

小さなパーツがないか確認:1歳児は、何でも口に入れようとします。直径31mm以下の小さなパーツは誤飲の危険があるため、避けるべきです。おもちゃのパッケージに「3歳以上」と書かれている場合は、1歳児には不適切です。

素材の確認:可塑剤(フタル酸など)を含まないプラスチック製品を選びましょう。また、塗料が安全か、重金属を含んでいないかなども確認の対象です。

7-2. 1歳児向けおすすめおもちゃ

1. Halimu ポップアップトイ
ボタンを押すと、可愛いキャラクターが飛び出すおもちゃ。因果関係を学びやすく、何度も繰り返して遊べます。価格は3,000~4,000円程度。

2. Melissa & Doug 木製パズルボード
大きなピースを穴に入れるパズルです。手指の発達を促し、色彩認識も養えます。価格は2,000~3,000円程度。

3. Fisher-Price ローリング・ボール・ベビータウン
ボールを転がすと、ボール追従能力と目と手の協調性が発達します。価格は3,000~4,000円程度。

4. Corolle ベビードール
柔らかく、軽く、赤ちゃんが扱いやすい人形です。ごっこ遊びを促進します。価格は4,000~6,000円程度。

5. IKEA DUKTIG おままごとセット
木製で、カラフルで、安全性も高いおままごとセットです。おままごと遊びの開始に最適です。価格は3,000~4,000円程度。

注意:上記の価格は、発行時点での参考価格です。実際の価格は、購入時期や販売者によって異なります。


8. 親が遊ぶ際の注意点と安全対策

8-1. 安全面での配慮

遊ぶスペースの確保:ゲーム性のある遊びの多くは、子どもが移動したり、物を投げたりする動作を含みます。遊ぶ前に、周囲に危険な物がないか、十分なスペースがあるかを確認しましょう。

監視を忘れずに:遊んでいるときも、親は常に子どもの様子を見守る必要があります。子どもが突然の方向転換をしたり、思いがけない行動をとったりすることは珍しくありません。

おもちゃの定期的な点検:おもちゃの破損、パーツの脱落、塗料の剥がれなどがないか、定期的に確認しましょう。破損したおもちゃは、子どもの安全を脅かします。

室温と湿度の管理:遊んでいるときに、子どもが過度に疲れたり、脱水症状になったりしないよう、室温と湿度を適切に管理しましょう。

8-2. 遊ぶときの心構え

子どものペースに合わせる:親が「遊ばせよう」と思っていても、子どもがその遊びに興味を示さないこともあります。そんなときは、無理強いせず、別の遊びを試すか、別の日に試すか、という判断が必要です。

褒めることを忘れずに:子どもが頑張っている様子を見たら、「すごい」「上手だね」という褒め言葉をかけることが大切です。この褒め言葉が、子どもの「もう一回やってみようかな」という気持ちを引き出します。

親自身がリラックスする:子どもは、親の気持ちをよく感じ取ります。親がストレスを感じながら遊ぶと、子どもも落ち着きを失います。遊びの時間は、親も子も楽しむ時間。親自身がリラックスし、子どもとの相互作用を楽しむことが大切です。

短い時間で十分:1歳児の集中力は、まだ限られています。無理に長時間遊ぶ必要はありません。子どもが飽きたら、そこで終わり。これが、また遊びたいという気持ちを次へつなげます。

8-3. やめるべき遊びと理由

危険な遊び:子どもが高い所から落ちるリスク、窒息のリスク、やけどのリスクがある遊びは、絶対にやめましょう。

子どもが不安そうな遊び:子どもが怖がったり、泣いたりしている遊びは、無理強いすべきではありません。子どもの感情を尊重し、別の遊びに切り替えることが大切です。

過度に興奮する遊び:子どもが過度に興奮し、制御不能になるような遊びは避けましょう。就寝時間の直前には、特に避けるべきです。

比較や競争を促す遊び:「兄弟姉妹と比べて」「友達より上手に」という競争意識を促すような遊びは、1歳児にはまだ適切ではありません。


9. 保育士・発達心理学者の専門家意見

ここでは、実際の保育現場と発達心理学の専門家からの意見を紹介します。

認定保育士 佐藤美由紀さんの意見:

「1歳児のゲーム性のある遊びで最も大切なのは、『親の笑顔と反応』です。高価なおもちゃがなくても、親が子どもの行動に喜んで反応することで、子どもは『自分の行動が大事にされている』と感じます。これが、自己肯定感の基礎となります。毎日、5分でも10分でも、子どもとの遊びに全力で向き合う時間を持つことをお勧めします。」

発達心理学博士 田中健一さんの意見:

「ゲーム性のある遊びを通じて、子どもは『因果関係』『予測』『達成感』を同時に学んでいます。これらの学習経験が、後の学習や社会生活の基礎となるのです。1歳児の親たちが、この時期の遊びがどれだけ重要かを理解することで、子育てへの不安も軽くなるのではないでしょうか。」

保育園園長 鈴木ちよさんの意見:

「保育園で見ると、自宅で十分な遊びの時間を持つ子どもと、そうでない子どもの発達に、かなりの差が出ます。特に、親とのゲーム性のある遊びの経験が豊富な子どもは、他の子どもとの関係構築も上手です。親たちには、『遊びは教育である』という認識を持ってほしいと思います。」


10. よくある悩みと解決策

10-1. 遊びに集中しない場合

悩み:「子どもがおもちゃにすぐに飽きてしまい、遊びに集中しません。」

解決策:

1歳児の集中力は、本当に短いものです。大人から見ると「飽きた」と見えても、子どもは単に、別の興味に移っているだけかもしれません。まずは、以下の点を確認してみてください:

・子どもが今、身体的に疲れていないか(眠い、お腹が空いているなど)
・おもちゃが、子どもの発達段階に合っているか(難しすぎる、簡単すぎるなど)
・遊ぶ環境が、子どもにとって落ち着いているか(騒音がないか、温度は快適か)

これらを確認した上で、違う遊びを試してみるか、別の日に試すという判断が良いでしょう。また、「1日のうちで、子どもが最も機嫌よく遊べる時間帯」を把握することで、遊びの成功率が上がります。

10-2. おもちゃへの興味がない場合

悩み:「買ったおもちゃに全く興味を示しません。お金を無駄にしたのではないか不安です。」

解決策:

子どもは、生まれた時から全員同じ興味を持つわけではありません。むしろ、個人差が非常に大きいのです。

もし購入したおもちゃに興味を示さない場合は、以下の対策を試してみてください:

・親が先に、そのおもちゃで遊ぶ様子を、子どもの前で見せる
・子どもが別のもので遊んでいるときは、無理強いしない
・数週間置いてから、もう一度試してみる(月齢が進むと、興味が出ることもあります)
・友達の子どもが同じおもちゃで楽しく遊ぶ様子を見せる(模倣学習)

もし試しても興味が出ない場合は、そのおもちゃはその子には合わなかったということです。無理強いせず、別の種類のおもちゃを試す、または返金・交換制度を利用するなどの選択肢も検討してみてください。

10-3. 兄弟姉妹との遊び方

悩み:「上の子と1歳児を同時に相手するのが大変です。どうやって遊べばいいですか?」

解決策:

兄弟姉妹がいる家庭での遊びは、確かに複雑です。以下の工夫をお試しください:

年齢別の遊びを同時に進める:上の子には少し難しい遊び(簡単なパズルなど)をさせながら、1歳児には簡単な遊び(ボール転がしなど)をさせます。親は、時間を分けて、各々に注目の時間を作ります。

一緒にできる遊びを探す:「いないいないばあ」「リズム遊び」など、年齢差があっても一緒に楽しめる遊びもあります。このような遊びを中心に、家族で時間を過ごすことで、兄弟姉妹の絆も深まります。

上の子を「サポート役」にする:上の子に「1歳児のお兄さん(お姉さん)として、一緒に遊んであげよう」という役割を意識させることで、上の子の成長機会にもなります。ただし、無理強いは避け、上の子も楽しめるような関わり方を心がけましょう。


11. 実例:読者の体験談と成功事例

体験談1:ボール転がし遊びで親子の時間が変わった

「娘が1歳3ヶ月のとき、ボール転がし遊びを始めました。最初は、娘がボールを掴むこともできず、親の力で無理やり握らせる感じでした。でも、1週間毎日続けていると、娘が自分でボールを掴むようになり、親に『ちょうだい』と手を出すようになったのです。その瞬間、私はハッとしました。『あ、娘は私との遊びの中で、ちゃんと成長している』と。今では、この遊びの時間が、私たち親子にとって最高の時間です。」(福岡県・Aさん)

体験談2:手作りおもちゃで創意工夫が広がった

「息子が1歳0ヶ月のとき、音の出る瓶を作りました。最初は単に、瓶を振る遊びでしたが、別の瓶に違う音を入れることで、『音比べ』という遊びに発展しました。今では、音の違いが分かるようになり、『これはジリジリという音』『これはカタカタという音』と、息子が指差すようになりました。市販のおもちゃも良いですが、手作りすることで、親も子も想像力が広がるんだなと感じました。」(東京都・Bさん)

体験談3:月齢別の遊びで見守ることの大切さを学んだ

「娘が1歳前後のころ、同じ遊びばかりしていました。他の子どもができている『おままごと』ができないので、心配でした。でも、月齢別の発達を学ぶことで、『まだ、この月齢では、ごっこ遊びは難しいんだ』と理解できました。焦らず、娘のペースで遊びを進める中で、1歳6ヶ月ごろから、突然おままごとができるようになったのです。その時の感動は、今でも忘れられません。」(大阪府・Cさん)


12. 外出先でのゲーム性のある遊びアイデア

ゲーム性のある遊びは、自宅だけに限りません。外出先でも、簡単に楽しむことができます。

公園での遊び:

砂遊び(砂をつかむ→落とす→繰り返す)、すべり台(上まで登る→滑り降りる→喜ぶ)、ブランコ(揺れる→喜ぶ)。これらすべてが、因果関係と繰り返しの遊びです。

買い物中の遊び:

「あ、赤いリンゴだ」と指差しさせる、「かごに入れようか」と促す、レジでお金を払う様子を見せるなど、日常の買い物活動そのものが、学習機会です。

図書館や博物館での遊び:

本のページをめくる、展示物を指差して親に教える。こうした活動を通じて、子どもは探究心を育てます。

乗り物での移動中の遊び:

「あ、電車が来た」「線路がある」と指差しさせる、窓から見える風景を親が言葉で説明するなど、移動中も学習の機会です。

外出先での注意点:

外出先での遊びは、安全確認が最優先です。周囲の環境を十分に確認し、他者への迷惑がないか配慮しながら、遊びを楽しみましょう。


13. まとめ+読者の背中を押すメッセージ

1歳児のゲーム性のある遊びについて、詳しく紹介してきました。ここで、重要なポイントをもう一度、整理しましょう。

ゲーム性のある遊びとは:明確な流れ、繰り返し性、予測可能な結末の3要素を持つ遊び。

発達への効果:脳の複数の領域を刺激し、社会性、身体能力、認知能力を総合的に発達させる。

実践のポイント:高価なおもちゃは不要。親の笑顔と反応が最も大切。

安全と楽しさのバランス:安全性を確保しながら、親も子も楽しむことが鍵。

そして、最も大切なメッセージをお伝えしたいのです。

親たちへ:もし今、子どもとの遊び方に不安を感じているなら、その不安を手放してください。あなたが子どもと過ごす時間、そのすべてが、子どもにとって最高の学習機会なのです。完璧な遊びなんて、存在しません。子どもが笑顔になること、その笑顔を親が心から喜ぶこと。これだけで十分なのです。

この記事で紹介した12種類の遊び、手作りおもちゃ、月齢別のガイド。これらのすべてが、あなたとあなたの子どもの時間をより豊かにするための、単なる「道具」です。大切なのは、その道具をどう使うかではなく、その過程で生まれる親子の相互作用、笑顔、そして愛情なのです。

今日から、無理なく、楽しく、ゲーム性のある遊びを始めてみてください。子どもの成長に驚き、親としての充実感を感じることになるはずです。その時間が、あなたたち親子にとって、かけがえのない思い出となることを願っています。

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