1歳児の室内遊びで体を動かす!発達を促進する15個の遊び方と親の関わり方
雨の日が続くと、「1歳の子どもが室内で退屈そう…」「体を動かさないと発達に影響するのでは?」と不安になりますよね。実は、室内での遊び方を工夫するだけで、子どもの成長を十分に促進できるんです。この記事では、発達段階に合わせた室内遊び15個と、親としての効果的な関わり方をご紹介します。
1. はじめに:1歳児の室内遊びが大切な理由
1歳児は、生まれたときと比べると驚くほど身体が発達する時期です。ハイハイから歩行へと移行し、毎日新しい動きを習得していきます。
「体を動かす遊び」と聞くと、外での遊びを思い浮かべるかもしれません。しかし、実際には室内でも工夫次第で、子どもの運動神経や脳の発達を十分に促進することができるのです。
特に、以下のような場面では、室内での遊びが重要な役割を果たします。
- 天候が悪い日:雨や雪、猛暑・厳寒の日は、外出が難しくなります
- 夜間:夜寝る前に、適度に体を動かすことで入眠がスムーズになります
- 季節の変わり目:体調が不安定な時期は、室内での緩やかな運動が最適です
- 感染症流行期:親子で安全に過ごせる室内環境が必要です
この記事を読むことで、あなたは「1歳児が室内で十分に体を動かせる方法」を知り、雨の日も、寒い日も、自信を持って子どもと遊べるようになります。さらに、その遊びが実は子どもの脳と体の発達を大きく促進していることに気づくでしょう。
2. 1歳児の運動発達の目安を知ろう
子どもにぴったりた遊びを選ぶには、まず「1歳児がどのくらい体を動かせるか」を知ることが大切です。発達の目安を理解することで、子どもに無理のない遊びを提案でき、親自身の不安も減ります。
2-1. 0~1歳の成長段階
生まれてから1歳までの間に、子どもの身体は急速に発達します。以下の段階を参考にしてください。
- 生後3~4ヶ月:首が座る。うつぶせで頭を持ち上げられるようになる
- 生後5~6ヶ月:寝返りができるようになる。背中の筋肉が発達
- 生後7~8ヶ月:ハイハイの準備段階。腰を持ち上げられるようになる
- 生後9~10ヶ月:ハイハイが本格化。活動量が大きく増加
- 生後11~12ヶ月:つかまり立ちができるようになる。ハイハイも依然活発
2-2. 1歳児ができるようになる運動
1歳を迎えた子どもは、以下のような運動能力が発達してきます。これらは個人差が大きいため、「目安」として参考にしてください。
| 月齢 | 運動の発達 | できる遊び |
|---|---|---|
| 11~13ヶ月 | つかまり立ち、伝い歩き、ハイハイから立ち上がる | ボール遊び、マットの上でのハイハイ、段差登り |
| 13~15ヶ月 | つかまり歩き、数歩独り歩き、体のバランス改善 | ボール蹴り、トンネルくぐり、風船遊び |
| 15~18ヶ月 | 独り歩き安定、走る、階段上り(手引き) | 障害物越え、高いところから飛び降り(着地練習) |
| 18~24ヶ月 | 走る、跳ぶ、階段上り下り、体のコントロール向上 | ダンス、ジャンプ、簡単な運動会ごっこ |
(参考:厚生労働省「乳幼児健診ガイドライン」)
2-3. 個人差があることを理解する
ここで大切なポイントがあります。上記のような発達の目安は、あくまで「目安」です。
1歳児の発達には大きな個人差があります。つかまり立ちができる子もいれば、まだハイハイが中心の子もいます。どちらが正常で、どちらが遅れているわけではありません。
大切なのは、「その子が今できることを尊重し、その能力を引き出す遊びを提案すること」です。発達段階別の遊び方を参考にしながらも、我が子の様子をよく観察し、柔軟に遊びを調整してください。
3. 室内遊びで体を動かす利点と必要性
「運動遊びは外でするもの」と思っていませんか?実は、室内での運動遊びには、外遊びとは異なる大きなメリットがあるのです。
3-1. 雨や寒い日のストレス軽減
子どもは運動の欲求が強い生き物です。それを発散できないと、夜間に興奮してしまい、睡眠に悪影響が出ることもあります。
室内運動遊びは、悪天候や季節に関わらず、安定した活動量を確保できます。結果として、子どもの情動が安定し、親子関係もより良好になるのです。
3-2. 成長・発達の促進
運動遊びは、単に「体を動かすこと」ではなく、次のような発達を促進します。
- 粗大運動の発達:走る、跳ぶ、登るなど、大きな筋肉を使う動き
- 微細運動の発達:つまむ、握るなど、細かい筋肉を使う動き
- 平衡感覚の発達:バランスを保つ能力が向上
- 認知機能の発達:遊びの中で「工夫する力」「考える力」が育つ
- 脳の発達:新しい動きに挑戦することで、神経回路が形成される
特に、1歳児の脳は急速に発達する時期です。毎日の運動遊びが、その後の学習能力や運動能力に大きな影響を与えるのです。
3-3. 親子の絆を深める効果
運動遊びを通じて、親子の距離はぐっと近づきます。一緒に笑い、一緒に挑戦し、一緒に喜ぶ時間は、子どもの安心感と信頼感を育みます。
また、親としても、子どもの新しい能力や成長を直接目撃できるので、子育ての喜びが倍増します。室内運動遊びは、「発達促進」と「親子の愛情深化」を同時に実現する、一石二鳥の活動なのです。
4. 1歳児向け室内遊び15選【発達段階別・難易度別】
それでは、実際に試したい室内運動遊び15個を、発達段階別にご紹介します。
4-1. 初級編:ハイハイ~つかまり立ちの時期(11~13ヶ月向け)
この時期の子どもは、ハイハイが活発になり、つかまり立ちを始める段階です。大きな筋肉を使い、体幹を強化することが重要です。
遊び1:マット迷路ハイハイ
準備するもの:クッションやクッション材、ヨガマット
遊び方:
床にクッションやマットで簡単な迷路を作ります。ハイハイしながらくぐったり、登ったり、迂回したりすることで、バランス感覚と体幹が鍛えられます。
子どもが興味を示しやすいおもちゃを迷路の先に置くと、さらに積極的に参加するようになります。親は後ろから見守り、転倒に注意します。
遊び2:つかまり立ちチャレンジ
準備するもの:低めのテーブル、ソファ、しっかりした家具
遊び方:
子どもが両手でつかまれる高さの家具に、音の出るおもちゃを置きます。子どもが立ち上がって手に取ろうとする過程で、足の筋肉と体のバランス感覚が発達します。
重要なのは、転倒時の安全対策です。周囲に危険な物がないか、クッションを置いているか確認します。
遊び3:やわらかいボール遊び
準備するもの:やわらかいボール(ウレタン製など)
遊び方:
ボールを親が転がし、子どもが追いかけたり、キャッチしようとしたりします。単純な動きですが、視線追従、腕の使い方、バランスの維持が同時に行われます。
ボールが小さすぎるとチョーク時の危険があるため、直径15cm以上の大きなボールが目安です。
遊び4:段差登り練習
準備するもの:低いクッション(高さ10~15cm程度)、または段差クッション
遊び方:
低いクッションの上に登らせます。最初は親が手を支えながら、その後は自分で登ろうとする運動が促されます。登って降りるまでの一連の動きが、下肢の筋肉と平衡感覚を大きく発達させます。
遊び5:音声反応遊び
準備するもの:音の出るおもちゃ、ボール、リズム楽器
遊び方:
音を出して子どもを呼びます。その音のする方向に移動しようとする動きが促されます。ハイハイの速度が上がったり、つかまり立ちで移動したりと、運動機能の向上が見られます。
4-2. 中級編:よちよち歩きの時期(13~18ヶ月向け)
この時期の子どもは、歩行が始まり、段々と独り歩きが安定してきます。歩くことに自信がついてくると、走ったり、曲げたり、複雑な動きに挑戦するようになります。
遊び6:トンネルくぐり
準備するもの:フラフープ、段ボール、または椅子を並べた簡易トンネル
遊び方:
トンネルをくぐらせます。頭を下げたり、腰を落としたり、身体の柔軟性と調整能力が鍛えられます。
子どもが怖がる場合は、親が先にくぐって「楽しいよ!」と示すことで、興味を引き出すことができます。
遊び7:階段登り練習(手引き)
準備するもの:2~3段の低い階段、または階段用マット
遊び方:
親の手を引きながら階段を上らせます。段々と手を放していき、最終的には自分で登ろうとするようになります。足の置き方、バランスの取り方が発達します。
安全対策が重要:常に親が側にいて、転倒時にすぐに支えられる状態を保ってください。
遊び8:ボール蹴り
準備するもの:大きく柔らかいボール
遊び方:
ボールを目の前に置き、「蹴ってみようか」と促します。最初は親が足を持って一緒に蹴る動きをします。そうすることで、蹴るという動きが神経に刻み込まれ、独り歩きが安定してくると自分で蹴れるようになります。
この動きは、足の筋肉の発達と、身体のバランス感覚の向上に効果的です。
遊び9:風船遊び
準備するもの:膨らませた風船(割れにくいもの)
遊び方:
風船を天井近くに持ち上げて落とします。子どもがキャッチしたり、叩いたり、追いかけたりすることで、目で追う能力、腕の使い方、移動の判断が同時に養われます。
風船が割れて子どもが驚かないよう、事前に「割れるかもしれない」ことを伝えることが大切です。
遊び10:ダンス・音楽遊び
準備するもの:子ども向けの音楽、またはリズム楽器
遊び方:
親が子どもの手を持って、リズムに合わせて体を動かします。ジャンプしたり、回転したり、上下に動いたりと、全身の筋肉を使います。
子どもは親の動きを模倣しようとするため、自然に様々な動きが促されます。さらに、音の認識と身体の動きの協調(音韻感覚)も発達します。
4-3. 上級編:歩行が安定してきた時期(18ヶ月~2歳向け)
この時期の子どもは、走る、跳ぶなど、より複雑な動きができるようになってきます。親のサポートはより簡潔になり、子どもの「やりたい」という欲求を尊重することが大切です。
遊び11:小さな飛び降り練習
準備するもの:低いステップ(高さ10~20cm)、クッション
遊び方:
低いステップから飛び降りさせます。着地の衝撃に対応する足の筋肉が鍛えられ、恐怖心の克服、勇気の育成にもなります。
危険な場合は、クッションを敷き詰めて、着地時のダメージを減らします。子どもが怖がる場合は、無理強いしません。
遊び12:障害物越え走り
準備するもの:クッション、低いハードル、またはテープ
遊び方:
床に低い障害物を置き、それを越えて走らせます。足の上げ下げ、スピードのコントロール、視線の動きが同時に養われます。
初めは低い障害物から始め、徐々に高さを上げていきます。子どもの「もっとやりたい!」という気持ちを大事にしましょう。
遊び13:親子で鬼ごっこ
準備するもの:安全な広めのスペース
遊び方:
親が優しく子どもを追いかけたり、逆に子どもに追いかけられたりします。走る、止まる、方向転換するなど、全身の筋肉と判断力が要求されます。
子どもが疲れたら無理強いしません。「もっとやりたい」という状態で終わることで、運動への興味が継続します。
遊び14:ジャンプ・両足跳び
準備するもの:マット、またはカーペット
遊び方:
親が子どもの手を持ち、一緒にジャンプします。最初は親がほぼ全て支え、段々と子どもが自分で跳ぶように促していきます。
両足で同時に跳ぶ動きは、足の筋肉と全身のバランス感覚が大きく発達する重要な動きです。
遊び15:ボール遊び発展版
準備するもの:大きめのボール、かごまたは的
遊び方:
ボールを転がして的に入れたり、蹴ったりさせます。「狙う」という意識が芽生え、眼と手(または足)の協調が発達します。
得点を数えるなど、簡単な「ゲーム性」を加えると、子どもの参加意欲が高まります。ただし、勝ち負けを強調しすぎないことが大切です。
5. 1歳児の室内運動遊びで気をつけたい安全対策5つ
室内での運動遊びは安全が重要です。親が適切に環境を整えることで、子どもが安心して遊べるようになります。
5-1. 危険な物は片付ける
運動遊びの前に、遊ぶエリアを一度点検します。
- テーブルの角(ぶつかると危険)
- 落ちやすい物(テレビなど)
- 誤飲の危険がある小物
- 電気コード
- 観葉植物(食べると危険な場合がある)
特に1歳児は口に物を入れることが習慣なので、小さな物は完全に片付けます。
5-2. クッションやマットを用意する
転倒は避けられません。床を柔らかくすることで、転倒時のダメージを最小限にします。
- ヨガマットやプレイマット:床全体をカバー
- クッション:壁や家具の角に
- タオルやクッション材:段差の周りに
5-3. スペースを確保する
子どもが自由に動けるスペースが必要です。最低でも2m×2mの広さがあると、多くの運動遊びができます。
家具を一時的に動かしたり、お部屋の中で「遊びスペース」を明確に決めておくと、親子ともに安心です。
5-4. 体温調整に注意
激しく運動すると、子どもは急速に体温が上がります。
- 厚着をさせすぎない
- こまめに水分補給させる
- 疲れた様子が見られたら中断する
- 遊んだ後は汗をかいているので、すぐに着替えさせる
5-5. 転倒時の対応を準備する
転倒は起こるものと想定して、親の対応を準備しておきます。
- 常に子どもから目を離さない
- 転倒したら、まず子どもを落ち着かせる(泣いているのが正常)
- 目立つ打撲や出血がないか確認
- 大丈夫なようなら、「よく頑張ったね」と励ます
- 異常に気づいたら、医療機関に相談
6. 親としての関わり方:効果を引き出す3つのコツ
子どもの発達を最大限に促進するには、親の関わり方が大きな影響を与えます。これからお話しする3つのコツを意識するだけで、遊びの質が変わります。
6-1. 一緒に遊ぶことの重要性
子どもが一人で遊ぶのは、もちろん発達に良いことです。しかし、親と一緒に遊ぶことにはまた別の価値があります。
親の存在は、子どもに「安心感」と「遊び続ける動機」を与えます。さらに、親が実演することで、子どもは学習のスピードが格段に上がります。
例えば、「トンネルくぐり」なら、親が先にくぐって「楽しい!」と笑顔を見せることで、子どもも「やってみたい」という欲求が湧きます。
6-2. 子どもの「やりたい」を尊重する
計画通りに遊びが進まないこともあります。遊び方が違ったり、興味が別の物に移ったりすることがあります。
ここで大切なのは、子どもの「やりたい」という欲求を尊重することです。
親が用意した遊びに子どもが乗ってこない場合は、無理強いせず、子どもが何に興味を持っているかを観察します。その興味を軸に、遊びを組み立てなおすのです。
このアプローチは、子どもの自発性と創造性を育み、学習の主体性につながります。
6-3. 褒める・励ます声かけ
子どもが新しい動きに挑戦したとき、成功しても失敗しても、親の反応が子どもの「次への挑戦」を左右します。
「できた!」を褒めるのはもちろんですが、大事なのは「頑張る過程」を認めることです。
- 成功時:「できたね!」「すごく頑張った!」
- 失敗時:「転んじゃったね。でもね、転ぶってことは、頑張ってチャレンジした証拠だよ。強いね」
- 挑戦の途中:「頑張ってるんだね」「いろいろ試してるんだ」
このような声かけにより、子どもは「失敗してもいい」「チャレンジは良いことだ」という安全な心理状態で、どんどん新しいことに挑戦するようになります。
7. よくある悩みと解決策
実際に室内運動遊びをしていると、様々な悩みが出てくるものです。ここで、よくある悩みと、その解決策をご紹介します。
7-1. 同じ遊びばかりで飽きてしまう
悩み:子どもが気に入った遊びばかりして、他の遊びをしてくれません。
解決策:実は、1歳児が同じ遊びを繰り返すのは、発達にとって良いことなのです。同じ動きを何度も行うことで、その動きが脳と筋肉に定着します。
ただし、少しずつ複雑さを加えることができます。例えば:
- 同じトンネルくぐりでも、スピードを変える
- ボール遊びで、色の異なるボールを使う
- 階段登りの手引き度合いを段々減らす
新しい遊びを無理に導入するのではなく、既存の遊びを深掘りする方が、子どもの満足度が高まります。
7-2. 体を動かしてくれない
悩み:用意した遊びに子どもが興味を示さず、ずっと座ったままです。
解決策:このとき、親は「運動させなければ」というプレッシャーを感じてしまいがちですが、これが逆効果になります。
大事なのは、次のアプローチです:
- 子どもの気分を確認:体調は悪くないか、眠くないか、不安なことはないか
- ハードルを下げる:難しい遊びではなく、より簡単な動きから始める
- 親が示す:親が楽しく動く様子を見せることで、子どもが興味を持つことがあります
- 短く切る:5分程度の短い時間で、毎日のように小分けにして遊ぶ
それでも興味を示さない場合は、その日は無理強いせず、別の日に再挑戦します。
7-3. 転んで泣いてしまう
悩み:転ぶたびに泣いて、その後遊びをしたがらなくなってしまいます。
解決策:転倒と泣きは、1歳児の遊びに付き物です。大事なのは、その後の親の対応です。
- まずは落ち着かせる:「大丈夫だよ」と優しく抱きしめます
- 泣きを受け入れる:泣きを無理に止めたり、笑わせたりしないでください
- 次へのステップ:泣きが落ち着いたら、「また遊ぼうか」と優しく促します。無理強いは禁物
- 環境を見直す:同じ場所で何度も転ぶようなら、クッションを足したり、スペースを広げたりします
転倒の経験を通じて、子どもは「失敗しても立ち上がれる」という回復力を学びます。親の温かいサポートが、この学習を支えます。
8. 1歳児の室内遊びに用意したい道具・グッズ5選
遊びの質を高めるには、適切な道具があると便利です。ここで、特に重要な5つを紹介します。高額な専用品は不要で、家にあるものや安価な代替品でOKです。
8-1. ヨガマット・プレイマット
価格帯:1,000円~3,000円
選び方:厚さは5mm~10mm程度あると、転倒時のクッション性が高まります。
床を柔らかくするため、特に購入をお勧めします。ハイハイやつかまり立ちの練習が安全になります。
8-2. クッション・枕
価格帯:500円~2,000円
選び方:家にある古いクッションでもOK。テーブルの角や壁に置いて、転倒時の衝撃を和らげます。
複数用意すると、様々な遊びに応用できます。
8-3. ボール(やわらかい素材)
価格帯:500円~1,500円
選び方:直径15cm以上の、ウレタンややわらかいゴム素材。固いボールは転倒時に危険です。
ボール遊びは、様々な運動能力を育みます。複数個あると、さらに遊びの幅が広がります。
8-4. トンネル・テント
価格帯:2,000円~5,000円
選び方:折りたたみ式で、組み立てが簡単なものがお勧め。子どもが自分で出入りできる大きさ。
代替品としては、椅子を並べて、その上に布をかけるだけでも即席トンネルが作れます。
8-5. 音の出る玩具
価格帯:500円~2,000円
選び方:子どもが興味を持ちやすい、明るい色と音の玩具。安全基準(STマーク)を確認。
おもちゃを遊びの目的地に置くことで、子どもが自発的に体を動かすようになります。
コスト削減のヒント:これらのグッズは、子ども用品のレンタルサービスを利用することもできます。購入する前に、一度試してみるのも良い方法です。
9. 保育士に聞く:1歳児の室内運動遊びの工夫
保育施設では、毎日多くの1歳児と関わる保育士がいます。ここでは、実際の保育現場での工夫をご紹介します。
「子どもの個性を見ながら遊びを組み立てる」
保育士・田中由美さんのコメント:
「1歳児の遊びで大事なのは、『その子が今、何に興味があるか』を見極めることです。同じクラスに10人の1歳児がいても、興味は全く異なります。ボールが好きな子、クッションを積み重ねたい子、階段を何度も上り下りしたい子…。その個性を尊重して、それぞれに合わせた環境を作ることが、成長を加速させます。親御さんもお子さんを『今、何が好きなのか』という視点で観察してみてください。」
「季節感を取り入れる」
保育士・鈴木健太さんのコメント:
「室内遊びでも、季節の変化を取り入れることができます。春は『葉っぱ探し』、夏は『氷遊び』、秋は『紅葉のボール』、冬は『雪の感触』など。実際の季節を五感で感じさせることで、子どもの学習がより深くなります。室内にいても、季節を感じさせる工夫は重要です。」
「安全基盤があるからこそ、子どもはチャレンジできる」
保育士・佐藤美咲さんのコメント:
「親が『安全を確保している』という態度を示すことで、子どもは安心して新しいことにチャレンジできます。転ぶことを怖がる親の様子を見ると、子どもも怖くなってしまいます。親が平然とした態度で『大丈夫だよ』と示すことが、実は子どもの勇気を育てるのです。」
10. まとめ:1歳児の成長を応援する室内遊びの時間
1歳児が室内で体を動かす遊びは、単なる「時間つぶし」ではなく、人生の基盤となる身体能力と心の発達を支える、極めて重要な活動です。
この記事を通じて、あなたは以下のことを学びました:
- 1歳児の発達段階と、各段階に適した遊びの種類
- 室内遊びが、屋外遊びと同じ程度の発達促進効果を持つこと
- 具体的な15個の遊びと、その実践方法
- 安全対策と、親としての関わり方
- 保育現場での実践的な工夫
「子どもが体を動かしていないのでは…」という不安をお持ちでしたら、それはもう不要です。環境を整え、親が一緒に楽しむことで、室内も十分な運動の場になるのです。
あなたができること:今日から、お子さんと一緒に室内で体を動かす時間を作ってみてください。最初は15分程度で構いません。毎日の積み重ねが、お子さんの身体と心を大きく成長させます。親子で一緒に笑い、挑戦し、成長する喜びを感じてください。
お子さんの「できた!」という笑顔は、どの親にとっても最高のご褒美です。雨の日も、寒い日も、室内で親子で過ごす時間を大切にしてくださいね。
記事作成日:2025年12月11日
参考出典:厚生労働省「乳幼児健診ガイドライン」、各地の保育研究機関の発達段階データ

