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育児短時間勤務申請書の記入例を完全解説!書き方のポイントと具体例【2025年版】

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コラム
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育児短時間勤務申請書の記入例を完全解説!書き方のポイントと具体例【2025年版】

育児短時間勤務申請書の記入例を完全解説!書き方のポイントと具体例【2025年版】

「育児短時間勤務の申請書、どうやって書けばいいんだろう?」「記入例を見ながら書きたいけど、どこを見ればいいのかわからない…」

そんな不安を抱えていませんか?育児と仕事の両立を支援する育児短時間勤務制度。この制度を利用するには申請書の提出が必要ですが、初めて書く方にとっては、どの項目に何を記入すればいいのか戸惑ってしまうものです。

この記事では、育児短時間勤務申請書の記入例を項目別に詳しく解説します。基本的な書き方から、ケース別の記入例、よくある間違いとその訂正方法まで、初めての方でも安心して申請書を作成できるよう、わかりやすくご紹介していきます。

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  1. 1. 育児短時間勤務申請書とは?まず知っておきたい基礎知識
    1. 1-1. 育児短時間勤務制度の概要
    2. 1-2. 申請書が必要になるタイミング
    3. 1-3. 申請書を提出しないとどうなる?
  2. 2. 育児短時間勤務申請書の基本項目を理解しよう
    1. 2-1. 申請書に記載する主な項目一覧
    2. 2-2. 各項目の意味と記入の目的
    3. 2-3. 企業によって異なる書式について
  3. 3. 【実例付き】育児短時間勤務申請書の記入例(基本パターン)
    1. 3-1. 申請者情報の書き方
    2. 3-2. 子の状況の記入方法
    3. 3-3. 希望勤務期間・時間の書き方
    4. 3-4. その他の項目(申出時期・撤回の有無)
  4. 4. ケース別!育児短時間勤務申請書の記入例
    1. 4-1. 産休・育休明けに申請する場合
    2. 4-2. 出産前(子が生まれていない場合)に申請する場合
    3. 4-3. 双子・多胎児の場合の書き方
    4. 4-4. 養子縁組や里親の場合の特記事項
  5. 5. よくある記入ミスと正しい訂正方法
    1. 5-1. 日付の書き間違い
    2. 5-2. 勤務時間の記載ミス
    3. 5-3. 印鑑・署名の間違い
    4. 5-4. 訂正印の使い方
  6. 6. 育児短時間勤務申請書の提出から承認までの流れ
    1. 6-1. 事前相談のポイント
    2. 6-2. 必要書類の準備(証明書類など)
    3. 6-3. 提出のタイミング(1ヶ月前ルール)
    4. 6-4. 承認後の通知書について
  7. 7. 申請書提出時に一緒に確認すべきこと
    1. 7-1. 給与計算の変更について
    2. 7-2. 社会保険料の手続き
    3. 7-3. 業務調整と引き継ぎ
    4. 7-4. 復職後のキャリアへの影響
  8. 8. よくある質問(Q&A)
    1. 8-1. 申請書の提出期限を過ぎてしまったら?
    2. 8-2. 申請後に期間を変更できる?
    3. 8-3. 会社独自の書式がない場合は?
    4. 8-4. 上司の承認が得られない場合の対処法
  9. 9. 育児短時間勤務申請書のテンプレートダウンロード先
    1. 9-1. 厚生労働省のモデル様式
    2. 9-2. 無料でダウンロードできるサイト一覧
    3. 9-3. Word・PDF形式の選び方
  10. 10. 【体験談】実際に育児短時間勤務を利用した方の声
    1. 10-1. 3歳の子を持つAさんのケース
    2. 10-2. 双子を育てるBさんのケース
    3. 10-3. 申請時に困ったこと・アドバイス
  11. 11. まとめ:安心して育児短時間勤務を申請するために
    1. 申請書記入の5つのポイント
    2. 不安なときは相談しよう
    3. あなたの働き方を応援します

1. 育児短時間勤務申請書とは?まず知っておきたい基礎知識

記入例を見る前に、まずは育児短時間勤務申請書がどういうものなのか、基本を押さえておきましょう。

1-1. 育児短時間勤務制度の概要

育児短時間勤務制度とは、3歳未満の子どもを育てる労働者が、1日の所定労働時間を原則として6時間に短縮できる制度です。この制度は「育児・介護休業法」によって、すべての企業に導入が義務付けられています。

たとえば、通常9時から18時まで働いている方が、9時から15時までの6時間勤務に変更できるというイメージです。保育園のお迎えや子どもとの時間を確保しやすくなり、仕事と育児の両立がしやすくなります。

制度の対象者:

  • 3歳未満の子どもを養育している労働者(法律上の義務)
  • 小学校入学前の子どもを養育している労働者(企業によっては努力義務として対応)
  • 男女問わず利用可能

1-2. 申請書が必要になるタイミング

育児短時間勤務を利用したい場合、事前に「育児短時間勤務申出書」を会社に提出する必要があります。

申請書を提出するタイミング:

  • 育児休業明けに職場復帰するとき
  • フルタイム勤務から短時間勤務へ切り替えたいとき
  • 出産予定日の数ヶ月前(出産前から計画を立てる場合)

一般的には、短時間勤務開始希望日の1ヶ月前までに提出するのが標準的です。ただし、会社によって提出期限が異なる場合があるため、就業規則や人事部門に確認しましょう。

1-3. 申請書を提出しないとどうなる?

育児短時間勤務は、労働者の権利として法律で保障されています。しかし、申請書を提出しなければ、会社側も勤務時間の変更や給与計算の調整ができません。

申請書の提出が遅れると、希望する日から短時間勤務を開始できない可能性があります。スムーズに制度を利用するためにも、早めの準備と提出を心がけましょう。

2. 育児短時間勤務申請書の基本項目を理解しよう

申請書には、いくつかの記入項目があります。まずは、どんな項目があるのか全体像を把握しましょう。

2-1. 申請書に記載する主な項目一覧

育児短時間勤務申出書には、一般的に以下の項目が含まれています。

記入項目 内容 記入のポイント
申出日 申請書を提出する日付 提出日を記入(西暦または和暦で統一)
申請者情報 氏名、社員番号、所属部署 正式な部署名と社員番号を確認
子の状況 子どもの氏名、生年月日、続柄 複数の子どもがいる場合は全員記入
出産予定者の状況 子が生まれていない場合の情報 出産予定日、配偶者の氏名など
短時間勤務の期間 開始日と終了日 子どもの年齢に応じて設定
希望勤務時間 具体的な勤務時間帯 「9:00~15:00」のように明記
申出のタイミング 1ヶ月前に申し出ているか はい/いいえで回答
申出撤回の有無 同じ子について過去に撤回したか 通常は「無い」にチェック

2-2. 各項目の意味と記入の目的

それぞれの項目には、きちんとした意味があります。なぜこの情報が必要なのかを理解すると、記入もスムーズになります。

「子の状況」を記入する理由:

会社側が、労働者が制度の対象者であることを確認するためです。子どもの年齢が3歳未満であるか、生年月日から判断します。また、養子や里親の場合は、縁組成立日なども記入が必要になります。

「申出のタイミング」を確認する理由:

法律では、短時間勤務開始の1ヶ月前までに申し出ることが推奨されています。会社側が業務調整や人員配置を行うための準備期間を確保するためです。

「申出撤回の有無」を記入する理由:

過去に同じ子どもについて短時間勤務の申し出を撤回している場合、再度申請する際には理由を記載する必要があります。これは、制度の適正利用を確認するためのものです。

2-3. 企業によって異なる書式について

育児短時間勤務申出書の書式は、厚生労働省がモデル様式を提供していますが、企業が独自に作成した書式を使用している場合も多くあります。

企業独自の書式では、以下のような追加項目が含まれることがあります:

  • 上司の承認欄
  • 人事部門の確認欄
  • 勤務スケジュールの詳細記入欄
  • 業務内容の調整に関する記入欄

自社の書式がどのようなものか、まずは人事部門に確認してみましょう。この記事では、一般的なモデル様式に基づいた記入例をご紹介していきます。

3. 【実例付き】育児短時間勤務申請書の記入例(基本パターン)

それでは、実際の記入例を見ながら、項目別に詳しく解説していきます。ここでは、最も一般的なケースを想定した記入例をご紹介します。

3-1. 申請者情報の書き方

記入例:

【申出日】2025年10月20日

【申出者】
所属:営業部 第二営業課
氏名:山田 花子
社員番号:123456

記入のポイント:

  • 申出日:申請書を実際に提出する日付を記入します。和暦(令和7年10月20日)でも西暦(2025年10月20日)でも構いませんが、書式全体で統一しましょう。
  • 所属:正式な部署名を記入します。略称ではなく、正式名称で記入しましょう。
  • 氏名:フルネームで記入し、印鑑を押す欄がある場合は押印します。
  • 社員番号:給与明細や社員証に記載されている番号を正確に記入します。

3-2. 子の状況の記入方法

記入例:

【短時間勤務に係る子の状況】
(1) 氏名:山田 太郎
(2) 生年月日:2023年8月15日
(3) 本人との続柄:子(長男)
(4) 養子の場合、縁組成立の年月日:該当なし

記入のポイント:

  • 氏名:子どもの氏名をフルネームで記入します。まだ名前が決まっていない場合は、「出産予定者の状況」欄に記入します。
  • 生年月日:年・月・日を正確に記入します。この日付から、子どもが3歳未満であるかを確認します。
  • 続柄:「子(長男)」「子(長女)」「子(次男)」のように記入します。
  • 養子の場合:養子縁組をしている場合は、縁組が成立した日付を記入します。実子の場合は「該当なし」または空欄で構いません。

複数の子どもがいる場合:

短時間勤務の対象となる子ども全員について記入します。たとえば、双子の場合は2名分の情報を記入します。

3-3. 希望勤務期間・時間の書き方

記入例:

【短時間勤務の期間】
開始日:2025年12月1日
終了日:2026年8月14日(子が3歳に達する日の前日)

【希望勤務時間】
午前9時00分から午後3時00分まで(休憩1時間含む)
所定労働時間:6時間

記入のポイント:

開始日について:

  • 育児休業明けの場合:復職日を記入
  • フルタイムから切り替える場合:希望する変更日を記入
  • 1ヶ月前までに申し出ることが原則ですので、余裕を持った日程にしましょう

終了日について:

  • 法律上の義務は「子が3歳に達する日の前日」まで
  • 企業によっては小学校入学前まで延長できる場合もあります
  • 「2026年8月14日」のように具体的な日付を記入するか、「子が3歳に達する日まで」と記入します

希望勤務時間について:

  • 原則として6時間(5時間45分~6時間)です
  • 開始時刻と終了時刻を明確に記入します
  • 休憩時間も明記しましょう(「休憩1時間含む」など)
  • 会社の就業規則で認められている範囲内で希望を記入します

勤務時間のパターン例:

パターン 勤務時間 特徴
パターン1 9:00~16:00(休憩1時間) 始業時刻は通常と同じで、終業を早める
パターン2 10:00~17:00(休憩1時間) 始業を遅らせ、終業も遅らせる
パターン3 9:00~15:00(休憩なし) 6時間勤務で休憩を取らないパターン
パターン4 8:30~15:15(休憩45分) 始業を早め、休憩を短縮する

3-4. その他の項目(申出時期・撤回の有無)

記入例:

【短時間勤務開始予定日の1ヶ月前に申し出ているか】
はい

【申出が遅れた理由】
(該当なし)

【同一の子について、短時間勤務の申出を撤回したことがあるか】
無い

【再度申出の理由】
(該当なし)

記入のポイント:

申出時期について:

  • 開始希望日の1ヶ月前までに申し出ている場合は「はい」にチェック
  • 緊急の事情で間に合わなかった場合は「いいえ」にチェックし、理由を記入します
  • 理由の例:「子どもの体調不良により急遽必要になった」「配偶者の転勤により保育体制が変わった」など

撤回の有無について:

  • 通常は「無い」にチェック
  • 過去に申請を撤回したことがある場合は「有る」にチェックし、再度申請する理由を記入します
  • 理由の例:「以前は家族のサポートがあったが、状況が変わったため」など

4. ケース別!育児短時間勤務申請書の記入例

ここからは、状況別の記入例をご紹介します。ご自身のケースに合った記入方法を参考にしてください。

4-1. 産休・育休明けに申請する場合

育児休業から復職するタイミングで短時間勤務を開始するケースは非常に多いです。

記入例:

【申出日】2025年10月20日

【申出者】
所属:人事部 人事課
氏名:佐藤 美咲
社員番号:234567

【短時間勤務に係る子の状況】
(1) 氏名:佐藤 優太
(2) 生年月日:2024年12月5日
(3) 本人との続柄:子(長男)

【短時間勤務の期間】
開始日:2025年12月1日(育児休業終了日の翌日)
終了日:2027年12月4日(子が3歳に達する日の前日)

【希望勤務時間】
午前9時00分から午後3時00分まで(休憩1時間含む)

このケースのポイント:

  • 育児休業の終了日を確認し、その翌日を開始日とします
  • 育休明けの場合、1ヶ月前申出が難しいこともありますが、できるだけ早めに相談しましょう
  • 人事部門と事前に復職面談を行い、勤務時間について相談しておくとスムーズです

4-2. 出産前(子が生まれていない場合)に申請する場合

出産予定日が近づいている段階で、あらかじめ短時間勤務の申請をすることも可能です。

記入例:

【申出日】2025年10月20日

【申出者】
所属:経理部 経理課
氏名:田中 愛子
社員番号:345678

【1の子が生まれていない場合の出産予定者の状況】
(1) 氏名:田中 愛子(本人)
(2) 出産予定日:2025年12月20日
(3) 本人との続柄:本人

【短時間勤務の期間】
開始日:2026年4月1日(出産後、育児休業明けを想定)
終了日:子が3歳に達する日まで

【希望勤務時間】
午前9時00分から午後3時00分まで(休憩1時間含む)

このケースのポイント:

  • 「子の状況」欄ではなく、「出産予定者の状況」欄に記入します
  • 出産予定日を正確に記入します
  • 開始日は、出産後に育児休業を取得し、その後復職するタイミングを想定して記入します
  • 出産後、子どもの氏名や生年月日が確定したら、追加の届出が必要になる場合があります

4-3. 双子・多胎児の場合の書き方

双子や三つ子など、複数の子どもを同時に養育する場合の記入例です。

記入例:

【申出日】2025年10月20日

【申出者】
所属:マーケティング部 企画課
氏名:鈴木 真由美
社員番号:456789

【短時間勤務に係る子の状況】
(1)-① 氏名:鈴木 一郎
(2)-① 生年月日:2024年6月10日
(3)-① 本人との続柄:子(長男)

(1)-② 氏名:鈴木 次郎
(2)-② 生年月日:2024年6月10日
(3)-② 本人との続柄:子(次男)

【短時間勤務の期間】
開始日:2025年12月1日
終了日:2027年6月9日(子らが3歳に達する日の前日)

【希望勤務時間】
午前9時00分から午後3時00分まで(休憩1時間含む)

このケースのポイント:

  • 双子の場合、両方の子どもの情報を記入します
  • 生年月日は同じですが、それぞれ独立した項目として記入します
  • 終了日は、子どもたちが3歳に達する日を基準にします
  • 双子の場合、育児の負担が大きいため、会社によってはより柔軟な勤務時間を認めてくれる場合もあります

4-4. 養子縁組や里親の場合の特記事項

養子縁組や里親として子どもを養育する場合も、育児短時間勤務制度の対象となります。

記入例:

【申出日】2025年10月20日

【申出者】
所属:総務部 総務課
氏名:高橋 健一
社員番号:567890

【短時間勤務に係る子の状況】
(1) 氏名:高橋 桜子
(2) 生年月日:2023年5月20日
(3) 本人との続柄:養子(養女)
(4) 養子の場合、縁組成立の年月日:2024年8月1日
(5) 特別養子縁組の監護期間中の子・養子縁組里親に委託されている子・
    養育里親として委託された子の場合、その手続きが完了した年月日:
    2024年8月1日

【短時間勤務の期間】
開始日:2025年12月1日
終了日:2026年5月19日(子が3歳に達する日の前日)

【希望勤務時間】
午前9時00分から午後3時00分まで(休憩1時間含む)

このケースのポイント:

  • 養子の場合、縁組成立の年月日を必ず記入します
  • 特別養子縁組、養子縁組里親、養育里親の場合は、該当する手続きの完了日を記入します
  • 子どもの年齢は生年月日から計算しますが、縁組成立日も重要な情報です
  • 必要に応じて、縁組を証明する書類(戸籍謄本など)の添付を求められる場合があります

5. よくある記入ミスと正しい訂正方法

申請書を書いていると、うっかりミスをしてしまうこともありますよね。ここでは、よくある間違いと、その訂正方法をご紹介します。

5-1. 日付の書き間違い

よくある間違い:

  • 西暦と和暦が混在している(「2025年10月20日」と「令和7年12月1日」が同じ書類内にある)
  • 開始日が提出日より前の日付になっている
  • 終了日が開始日より前になっている

正しい書き方:

  • 西暦または和暦で統一します(どちらでも構いません)
  • 開始日は提出日より後の日付にします
  • 終了日は開始日より後の日付にします
  • 会社の書式に合わせて記入しましょう

訂正方法:

間違えた場合は、二重線を引いて訂正印を押し、正しい日付を近くに記入します。修正液や修正テープの使用は避けましょう。訂正が多い場合は、新しい用紙に書き直すことをおすすめします。

5-2. 勤務時間の記載ミス

よくある間違い:

  • 「9時~3時」のように、午前・午後の記載がない
  • 休憩時間を含めた記載がない
  • 勤務時間が6時間を大きく超えている、または下回っている
  • 会社の就業規則で認められていない時間帯を記入している

正しい書き方:

  • 「午前9時00分から午後3時00分まで」のように、午前・午後を明記します
  • 休憩時間を含むか含まないかを明記します(「休憩1時間含む」など)
  • 原則として6時間勤務(5時間45分~6時間)の範囲内にします
  • 会社の就業規則を確認し、認められている時間帯で記入します

訂正方法:

時間の記載ミスも、二重線と訂正印で訂正できます。ただし、勤務時間は給与計算に直結する重要な項目ですので、できるだけ書き直すことをおすすめします。

5-3. 印鑑・署名の間違い

よくある間違い:

  • 印鑑が曲がっている、かすれている
  • 氏名と異なる印鑑を押している(旧姓の印鑑など)
  • 署名欄に氏名を記入していない
  • 上司の承認印が押されていない

正しい書き方:

  • 印鑑はまっすぐ、はっきりと押します
  • 現在の氏名と一致する印鑑を使用します
  • 署名欄には必ず自筆で氏名を記入します
  • 上司の承認が必要な場合は、必ず押印をもらいましょう

訂正方法:

印鑑のかすれや曲がりが軽度であれば問題ありませんが、判読できない場合は押し直しが必要です。間違った印鑑を押してしまった場合は、新しい用紙に書き直すことをおすすめします。

5-4. 訂正印の使い方

申請書に間違いがあった場合、訂正印を使って訂正することができます。正しい訂正印の使い方を覚えておきましょう。

訂正印の正しい使い方:

  1. 間違えた箇所に二重線を引きます(定規を使うときれいです)
  2. 二重線の上または近くに訂正印を押します
  3. 正しい内容を近くの余白に記入します
  4. 訂正印は、申請者が押した印鑑と同じものを使用します

注意点:

  • 修正液や修正テープは使用しないでください
  • 訂正箇所が多い場合は、書き直すことをおすすめします
  • 訂正印がない場合、申請書が受理されない可能性があります

6. 育児短時間勤務申請書の提出から承認までの流れ

申請書を記入したら、次は提出です。スムーズに承認を得るための流れを確認しておきましょう。

6-1. 事前相談のポイント

申請書を提出する前に、上司や人事部門と事前に相談することが大切です。

事前相談で確認すべきこと:

  • 希望する勤務時間が会社の制度で認められているか
  • 業務内容や担当範囲の調整が必要か
  • 同じチームで短時間勤務を利用している人がいるか
  • 給与や評価への影響はどの程度か
  • 社会保険料の手続きが必要か

事前相談をしておくことで、申請書の記入内容に迷うことが少なくなり、承認もスムーズになります。

6-2. 必要書類の準備(証明書類など)

申請書と一緒に、いくつかの証明書類を提出する必要がある場合があります。

一般的に必要な書類:

  • 育児短時間勤務申出書(必須)
  • 子どもの戸籍謄本または住民票の写し(子どもの年齢を証明)
  • 母子手帳のコピー(出産前の場合)
  • 養子縁組の証明書類(養子の場合)

会社によって必要書類が異なりますので、人事部門に確認しましょう。書類に不備があると、承認が遅れる原因になります。

6-3. 提出のタイミング(1ヶ月前ルール)

育児短時間勤務制度では、開始希望日の1ヶ月前までに申請書を提出することが原則です。

なぜ1ヶ月前なのか:

  • 会社側が業務調整を行うための準備期間が必要
  • 他の社員との業務分担を調整する必要がある
  • 給与計算システムの変更手続きが必要
  • 社会保険料の手続きに時間がかかる場合がある

ただし、緊急の事情がある場合は、1ヶ月前を過ぎてしまっても相談してみましょう。会社によっては柔軟に対応してくれる場合があります。

6-4. 承認後の通知書について

申請書が承認されると、会社から「育児短時間勤務取扱通知書」が交付されます。

通知書に記載される内容:

  • 承認された短時間勤務の期間(開始日と終了日)
  • 承認された勤務時間
  • 給与計算の方法
  • 社会保険料の変更内容
  • その他の労働条件に関する事項

通知書を受け取ったら、内容をよく確認しましょう。申請した内容と異なる点があれば、すぐに人事部門に確認してください。

7. 申請書提出時に一緒に確認すべきこと

短時間勤務を開始すると、勤務時間だけでなく、給与や社会保険にも影響が出ます。申請時に一緒に確認しておきましょう。

7-1. 給与計算の変更について

短時間勤務になると、給与は実際に働いた時間に応じて計算されます。

給与計算の例:

項目 フルタイム勤務 短時間勤務(6時間)
月給(基本給) 300,000円 225,000円(75%)
1日の勤務時間 8時間 6時間
月の勤務日数 20日 20日
時間給換算 約1,875円/時間 約1,875円/時間

給与以外の手当について:

  • 通勤手当:通常通り支給される場合が多い
  • 住宅手当:会社の規定による(減額される場合もある)
  • 家族手当:通常通り支給される場合が多い
  • ボーナス:勤務時間に応じて減額される場合が多い

給与計算の詳細は、会社の就業規則や給与規定を確認しましょう。不明点があれば、人事部門に質問してください。

7-2. 社会保険料の手続き

短時間勤務により給与が下がると、社会保険料も変更になります。

必要な手続き:

①育児休業等終了時報酬月額変更届

育児休業から復職し、そのまま短時間勤務を開始する場合に提出します。給与が下がったことを年金事務所に届け出る書類です。

②養育期間標準報酬月額特例申出書

この書類を提出すると、短時間勤務により給与が下がっても、将来受け取る年金額が減らないようにする特例が適用されます。非常に重要な手続きですので、必ず提出しましょう。

これらの手続きは、通常は会社の人事部門や総務部門が行いますが、従業員側も内容を理解しておくことが大切です。

7-3. 業務調整と引き継ぎ

短時間勤務を開始すると、これまでと同じ業務量をこなすことが難しくなる場合があります。

業務調整のポイント:

  • 担当業務の優先順位を上司と確認する
  • 他のメンバーに引き継ぐ業務を明確にする
  • 急ぎの対応が必要な業務については、代理者を決めておく
  • 会議の時間帯を調整してもらう
  • リモートワークやフレックスタイム制度との併用を検討する

短時間勤務だからといって、すべての業務を諦める必要はありません。効率的に働く方法を上司や同僚と一緒に考えましょう。

7-4. 復職後のキャリアへの影響

「短時間勤務を利用すると、キャリアに影響が出るのでは?」という不安を持つ方も多いと思います。

法律上の保護:

  • 育児短時間勤務を理由に、降格や不利益な取り扱いをすることは法律で禁止されています
  • 評価制度は、勤務時間ではなく成果や貢献度で判断されるべきです

キャリアへの影響を最小限にするために:

  • 短い時間でも、質の高い仕事を心がける
  • スキルアップのための自己学習を続ける
  • 上司と定期的にキャリア面談を行う
  • 短時間勤務期間の終了後のキャリアプランを考えておく

多くの企業が、育児と仕事の両立を支援する取り組みを進めています。制度を上手に活用しながら、キャリアも大切にしていきましょう。

8. よくある質問(Q&A)

育児短時間勤務申請書について、よく寄せられる質問にお答えします。

8-1. 申請書の提出期限を過ぎてしまったら?

Q:希望する開始日の1ヶ月前までに申請書を提出できませんでした。もう短時間勤務は利用できないのでしょうか?

A:まずは早急に上司や人事部門に相談してください。1ヶ月前というのは原則であり、緊急の事情がある場合は柔軟に対応してもらえる可能性があります。

ただし、会社側も業務調整が必要ですので、希望する日から開始できない場合もあります。その場合は、開始日を遅らせることで対応できる場合が多いです。

8-2. 申請後に期間を変更できる?

Q:申請書を提出した後、短時間勤務の終了日を延長したくなりました。変更は可能ですか?

A:はい、変更可能です。「育児短時間勤務期間変更申出書」という別の書類を提出することで、期間の延長や短縮ができます。

ただし、変更希望日の1ヶ月前までに申し出ることが望ましいです。また、子どもの年齢が3歳を超える場合は、会社の規定によって延長が認められるかどうかが異なります。

8-3. 会社独自の書式がない場合は?

Q:会社に育児短時間勤務申出書の書式がありません。どうすればいいですか?

A:厚生労働省が提供しているモデル様式を使用できます。厚生労働省のウェブサイトからダウンロードして、必要事項を記入しましょう。

また、人事部門に相談すれば、適切な書式を用意してもらえる場合もあります。育児短時間勤務制度は法律で義務付けられていますので、書式がないことを理由に利用を拒否されることはありません。

8-4. 上司の承認が得られない場合の対処法

Q:上司に短時間勤務の相談をしたところ、「業務に支障が出る」と言われて承認してもらえません。どうすればいいですか?

A:育児短時間勤務は、法律で認められた労働者の権利です。会社は、労働者から申請があった場合、原則として承認する義務があります。

まずは人事部門に相談しましょう。人事部門が間に入ることで、業務調整の方法を一緒に考えてもらえます。

それでも解決しない場合は、労働基準監督署や都道府県の労働局に相談することもできます。育児・介護休業法に違反する対応は、行政指導の対象となります。

9. 育児短時間勤務申請書のテンプレートダウンロード先

申請書のテンプレートを入手できるサイトをご紹介します。

9-1. 厚生労働省のモデル様式

最も信頼できるのは、厚生労働省が提供しているモデル様式です。

ダウンロード先:

厚生労働省「育児・介護休業等に関する規則の規定例」のページから、「育児短時間勤務申出書」のWord形式またはPDF形式のファイルをダウンロードできます。

モデル様式の特徴:

  • 法律に基づいた標準的な書式
  • どの企業でも使用できる
  • 記入項目が明確で分かりやすい
  • 令和4年(2022年)10月1日施行対応版が最新

9-2. 無料でダウンロードできるサイト一覧

厚生労働省以外にも、以下のようなサイトで無料のテンプレートを入手できます。

  • 日本の人事部:人事労務関連の書式が豊富で、Word形式でダウンロード可能
  • 労務ドットコム:厚生労働省のモデル様式を掲載
  • ビジネスフォーマット(テンプレートBANK):複数の書式から選べる
  • 各都道府県労働局のウェブサイト:地域ごとの情報も掲載

ダウンロードする際は、書式が最新のものかどうかを確認しましょう。法改正により書式が変更される場合があります。

9-3. Word・PDF形式の選び方

Word形式がおすすめの場合:

  • パソコンで記入したい
  • 会社独自の項目を追加したい
  • 書式を編集して保存しておきたい

PDF形式がおすすめの場合:

  • 印刷して手書きで記入したい
  • 書式を編集する必要がない
  • Word を持っていない

どちらの形式でも内容は同じですので、ご自身の環境に合わせて選びましょう。

10. 【体験談】実際に育児短時間勤務を利用した方の声

実際に制度を利用した方の体験談をご紹介します。これから利用を考えている方の参考になれば幸いです。

10-1. 3歳の子を持つAさんのケース

Aさん(32歳・女性・営業職)の体験談:

「育休から復職する際、フルタイムで働けるか不安でした。保育園のお迎えは18時まで。通勤時間を考えると、定時に退社しても間に合わないことが予想されました。」

「上司に相談したところ、育児短時間勤務制度を教えてもらい、9時から15時までの6時間勤務に変更しました。申請書の記入は、人事部の方が丁寧に教えてくれたので、スムーズに手続きできました。」

「給与は減りましたが、保育園のお迎えに余裕を持って行けるようになり、子どもとの時間も増えました。業務内容は上司と相談して調整し、限られた時間でも成果を出せるよう工夫しています。」

Aさんからのアドバイス:

  • 申請書は早めに提出しましょう(復職の2ヶ月前には準備を)
  • 上司や同僚に、制度を利用する理由を丁寧に説明すると理解してもらえます
  • 短時間でも質の高い仕事を心がけることで、信頼を維持できます

10-2. 双子を育てるBさんのケース

Bさん(35歳・男性・IT企業勤務)の体験談:

「双子が生まれ、妻と協力して育児をすることになりました。私も育児短時間勤務を利用して、8時から14時までの勤務に変更しました。」

「申請書の記入で迷ったのは、双子の情報をどう書くかでした。人事部に確認したところ、両方の子どもの情報を記入するよう指示されました。記入例があったので、それを参考にしながらスムーズに書けました。」

「午後は妻が仕事に出かけ、私が双子の世話をします。双子の育児は想像以上に大変でしたが、短時間勤務のおかげで乗り切れました。会社の理解もあり、とても助かっています。」

Bさんからのアドバイス:

  • 双子の場合は、両方の子どもの情報を記入することを忘れずに
  • 男性でも利用できる制度なので、積極的に活用しましょう
  • 夫婦で協力して育児短時間勤務を利用すると、より効果的です

10-3. 申請時に困ったこと・アドバイス

Cさん(29歳・女性・事務職)の体験談:

「申請書を書くとき、一番困ったのは『希望勤務時間』の欄でした。何時から何時まで働けばいいのか、最初は全く分かりませんでした。」

「人事部に相談したところ、『保育園のお迎え時間から逆算して考えてみては?』とアドバイスをもらいました。お迎えが17時、通勤時間が30分なので、16時半には退社したい。そこから逆算して、9時から15時半(休憩1時間)の勤務時間を設定しました。」

「実際に働き始めてみると、ちょうどいい時間配分でした。事前に生活リズムを想像しながら勤務時間を決めるのがポイントだと思います。」

Cさんからのアドバイス:

  • 勤務時間は、実際の生活リズムを想像しながら決めましょう
  • 分からないことは、恥ずかしがらずに人事部に質問しましょう
  • 記入例を見ながら書くと、ミスが少なくなります

11. まとめ:安心して育児短時間勤務を申請するために

ここまで、育児短時間勤務申請書の記入例と、申請から承認までの流れを詳しくご紹介してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。

申請書記入の5つのポイント

  1. 記入項目を事前に確認:申請者情報、子の状況、希望勤務期間・時間など、必要な項目を漏れなく記入しましょう
  2. 日付は統一:西暦または和暦で統一し、開始日・終了日の前後関係を確認しましょう
  3. 勤務時間は明確に:午前・午後を明記し、休憩時間も記載しましょう
  4. 証明書類の準備:戸籍謄本や住民票など、必要な証明書類を一緒に提出しましょう
  5. 1ヶ月前に提出:開始希望日の1ヶ月前までに提出することを心がけましょう

不安なときは相談しよう

申請書の記入で分からないことがあれば、一人で悩まずに相談しましょう。

  • 上司:業務調整や勤務時間について相談
  • 人事部門:申請書の書き方や手続きについて相談
  • 同僚:実際に制度を利用している同僚がいれば、体験談を聞いてみる
  • 労働局:会社が対応してくれない場合は、都道府県労働局に相談

あなたの働き方を応援します

育児短時間勤務制度は、仕事と育児の両立を支援するための大切な制度です。「制度を使うと迷惑がかかるのでは?」「キャリアに影響が出るのでは?」と不安に思う気持ちもあるかもしれません。

でも、この制度は法律で認められたあなたの権利です。そして、多くの先輩たちが制度を活用しながら、仕事と育児の両立を実現してきました。

子どもとの時間は、今しかありません。大切な時期を、安心して子どもと過ごせるよう、育児短時間勤務制度を上手に活用してください。

この記事が、あなたの申請の一歩を後押しできれば幸いです。申請書の記入も、最初は難しく感じるかもしれませんが、一つひとつ確認しながら進めれば大丈夫です。

育児と仕事、どちらも大切に。あなたらしい働き方を見つけてくださいね。

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