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育児休業給付金の書き方ガイド

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コラム



育児休業給付金の申請書を前にして「どう書けばいいんだろう」「記入ミスがあったらどうしよう」と不安になっていませんか。初めての申請では、見慣れない項目や専門用語に戸惑うのは当然のことです。雇用保険被保険者番号、支給単位期間、賃金支払状況など、普段使わない言葉ばかりで混乱してしまいますよね。

育児休業給付金の申請書には、初回申請書、2回目以降申請書、延長申請書、出生時育児休業給付金申請書など、いくつかの種類があり、それぞれ記入方法が異なります。自分がどの申請書を使うべきか、どの項目をどう記入すればいいのか、添付書類は何が必要なのか、これらを正確に把握することが給付金をスムーズに受け取るための第一歩です。

この記事では、育児休業給付金の申請書の書き方を、記入例を交えながら項目ごとに詳しく解説します。初回申請から2回目以降の継続申請、延長申請まで、あなたの状況に合わせた具体的な記入方法がわかります。よくある記入ミスや対処法、提出期限なども網羅しているので、この記事を読めば安心して申請書を作成できるはずです。

  1. 育児休業給付金の申請書とは?4種類の書類を理解しよう
    1. 初回申請書(様式第33号の5の2)とは
    2. 2回目以降申請書との違い
    3. 出生時育児休業給付金申請書とは
    4. 延長申請書が必要なケース
    5. あなたが使う申請書はどれ?簡単チェックリスト
  2. 育児休業給付金申請書(初回)の書き方を記入例付きで解説
    1. 申請書を入手する方法(ダウンロード・会社から受け取る)
    2. 記入前に準備するもの一覧
    3. 【記入例①】被保険者情報の書き方(氏名・生年月日・性別)
    4. 【記入例②】育児休業開始日・終了予定日の書き方
    5. 【記入例③】支給対象期間の計算方法と記入方法
    6. 【記入例④】賃金支払状況の記載(休業中に給与があった場合)
    7. 【記入例⑤】振込先口座情報の書き方(金融機関・口座番号)
    8. 【記入例⑥】会社が記入する欄の確認ポイント
    9. 初回申請で注意すべき3つのポイント
  3. 育児休業給付金申請書(2回目以降)の書き方
    1. 初回との違いは?記入が簡単になる理由
    2. 2回目以降の記入例(変更点を中心に解説)
    3. 支給単位期間の計算方法
    4. 賃金支払いがあった場合の記載方法
    5. 2回目以降でよくある質問と回答
  4. 延長申請する場合の書き方(支給対象期間延長事由認定申告書)
    1. 延長申請書が必要になるケース
    2. 延長理由の書き方(保育所不承諾・配偶者の死亡等)
    3. 添付書類の準備(入所不承諾通知書など)
    4. 延長申請の記入例と注意点
    5. 2025年4月からの延長厳格化への対応
    6. 出生時育児休業給付金申請書の書き方(産後パパ育休)
  5. 申請書に添付する書類一覧と準備方法
    1. 初回申請時に必要な添付書類
    2. 2回目以降の添付書類
    3. 延長申請時の追加書類
    4. 母子手帳のコピーはどのページが必要?
    5. 振込先確認書類の準備方法
  6. 育児休業給付金申請書の記入でよくあるミスと対処法
    1. ミスその①:育児休業期間の記入間違い
    2. ミスその②:賃金支払状況の記載漏れ
    3. ミスその③:口座情報の誤記入
    4. ミスその④:会社の記入欄の押印漏れ
    5. ミスその⑤:提出期限の見落とし
    6. 間違えてしまった時の訂正方法
    7. 再申請が必要になるケースとは
  7. 申請書の提出方法と期限
    1. 会社経由で提出する場合の流れ
    2. 提出期限はいつまで?(初回は休業開始日から4ヶ月以内)
    3. 期限に遅れそうな時の対処法
    4. ハローワークへの直接提出は可能?
    5. オンライン申請の今後の展望
  8. 申請後の流れと支給決定通知書の見方
    1. 申請から支給までのスケジュール
    2. 支給決定通知書が届くタイミング
    3. 通知書の見方と確認ポイント
    4. 振込はいつ?支給日の確認方法
  9. 申請書が会社から来ない・遅い場合の対処法
    1. 会社が申請書を用意してくれない理由
    2. 自分で動くべきタイミング
    3. ハローワークへの相談方法
    4. 労働局への相談も検討すべきケース
  10. 育児休業給付金の書き方に関するよくある質問
    1. Q1:申請書は自分で記入?会社が記入?
    2. Q2:手書きとパソコンどちらで記入すべき?
    3. Q3:訂正印は認められる?
    4. Q4:同意書も一緒に提出する必要がある?
    5. Q5:申請書を紛失した場合は?
    6. Q6:会社が記入を間違えていた場合はどうする?
  11. まとめ:育児休業給付金申請書は記入例を見ながら正確に記入しよう

育児休業給付金の申請書とは?4種類の書類を理解しよう

育児休業給付金の申請には、状況に応じて異なる申請書を使用します。まずは、どの申請書を使うべきか理解することが大切です。

初回申請書(様式第33号の5の2)とは

初回申請書は、育児休業給付金を初めて申請する際に使用する書類です。正式名称は「雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書・育児休業給付受給資格確認票・(初回)育児休業給付金支給申請書」といいます。

この申請書には、あなたの基本情報、育児休業期間、休業前の賃金情報、振込先口座などを記入します。初回申請は育児休業開始日から4ヶ月以内に提出する必要があり、これが遅れると給付金の受給開始が遅れてしまいます。

2回目以降申請書との違い

2回目以降の申請では、初回とは異なる申請書「育児休業給付金支給申請書」(様式第33号の5の2の裏面)を使用します。初回申請で受給資格が確認されているため、2回目以降は記入項目が大幅に簡略化されています。

具体的には、支給単位期間(通常2ヶ月ごと)の賃金支払状況を記入するだけで、基本情報の記入は不要です。ハローワークから「育児休業給付次回支給申請日指定通知書」という書類が届き、その指定日までに提出することになります。

出生時育児休業給付金申請書とは

2022年10月に新設された「産後パパ育休」(出生時育児休業)を取得する場合は、専用の申請書「出生時育児休業給付金支給申請書」を使用します。これは主に男性が子の出生後8週間以内に取得する最大28日間の育休に対する給付金の申請書です。

通常の育児休業給付金申請書とは別の書類ですが、記入項目は基本的に同じです。産後パパ育休は2回に分割して取得できるため、分割取得する場合はそれぞれについて申請が必要になります。

延長申請書が必要なケース

育児休業を子が1歳を超えて延長する場合、または1歳6ヶ月を超えて2歳まで延長する場合は、「育児休業給付金支給対象期間延長事由認定申告書」という別の書類を提出する必要があります。

延長が認められる主な理由は以下の通りです。

  • 保育所に入所を希望しているが、入所できない場合
  • 配偶者が死亡した場合
  • 配偶者が負傷、疾病、身体上・精神上の障害により子の養育が困難になった場合
  • 離婚等により配偶者が子と同居しなくなった場合
  • 6週間以内に出産予定、または産後8週間以内である場合

2025年4月からは延長要件が厳格化され、保育所不承諾の場合は「保育所入所申込書」と「入所不承諾通知書」の両方の提出が必要になりました。単に延長したいという理由だけでは認められないため、必ず該当する理由と証明書類を準備する必要があります。

あなたが使う申請書はどれ?簡単チェックリスト

自分がどの申請書を使うべきか、以下のチェックリストで確認しましょう。

あなたの状況 使用する申請書
育児休業給付金を初めて申請する 初回申請書(様式第33号の5の2)
すでに1回申請済みで、継続して受給する(2ヶ月ごと) 2回目以降申請書(様式第33号の5の2裏面)
産後パパ育休(出生後8週間以内、最大28日間)を取得 出生時育児休業給付金支給申請書
子が1歳(または1歳6ヶ月)を超えて育休を延長する 延長事由認定申告書+通常の申請書

複数の申請書を組み合わせて提出するケースもあります。たとえば、産後パパ育休を取得した後に通常の育児休業を取得する場合は、両方の申請書が必要です。わからない場合は、会社の人事担当者やハローワークに確認することをおすすめします。

育児休業給付金申請書(初回)の書き方を記入例付きで解説

それでは、最も多くの人が使用する初回申請書の具体的な書き方を、項目ごとに詳しく見ていきましょう。

申請書を入手する方法(ダウンロード・会社から受け取る)

初回申請書は、通常は会社の人事部門や総務部門から渡されます。多くの企業では、育児休業の申し出をした時点で、必要書類一式を準備してくれます。

会社から書類がもらえない場合や、自分でも確認したい場合は、ハローワークのウェブサイトから様式をダウンロードできます。厚生労働省の「ハローワークインターネットサービス」にアクセスし、「雇用保険関係各種様式」から「育児休業給付」の項目を探してください。

ただし、申請書の中には会社が記入すべき欄も多くあるため、基本的には会社を通じて手続きを進めることになります。自分で申請書を入手した場合も、必ず会社に提出して記入を依頼しましょう。

記入前に準備するもの一覧

申請書をスムーズに記入するために、以下の情報や書類を手元に用意しておきましょう。

  • 雇用保険被保険者証:被保険者番号を確認するため
  • 母子健康手帳:子の氏名、生年月日、出産予定日を確認するため
  • 振込先の通帳やキャッシュカード:金融機関名、支店名、口座番号を確認するため
  • 印鑑:訂正が必要になった場合に備えて
  • 育児休業の開始日と終了予定日:会社に届け出た日付を確認

特に雇用保険被保険者番号は、申請書の重要項目です。被保険者証が手元にない場合は、会社の給与明細や源泉徴収票にも記載されていることがあるので確認してみてください。

【記入例①】被保険者情報の書き方(氏名・生年月日・性別)

申請書の冒頭部分には、あなた自身の基本情報を記入します。

雇用保険被保険者番号
11桁の番号を正確に記入します。「1234-567890-1」のような形式で、ハイフンも含めて記載します。番号を間違えると本人確認ができず、申請が遅れる原因になるので、必ず雇用保険被保険者証を見ながら正確に転記しましょう。

氏名
戸籍上の氏名を楷書で正確に記入します。旧字体や異体字がある場合は、正確な字体で記入する必要があります。フリガナ欄には、全角カタカナで記入します。

生年月日・性別
西暦または和暦で生年月日を記入します。性別は該当する方に○印をつけます。

記入例
雇用保険被保険者番号:1234-567890-1
氏名:山田 花子(やまだ はなこ)
生年月日:平成5年4月1日(1993年4月1日)
性別:女

【記入例②】育児休業開始日・終了予定日の書き方

育児休業期間の記入は、給付金の支給額と期間を決定する重要な項目です。

育児休業開始日
実際に育児休業を開始した日を記入します。産後休業(産休)を取得した場合は、産後休業が終了した日の翌日が育児休業開始日になります。女性の場合、通常は出産日の翌日から56日後(産後8週間後)が育児休業開始日です。

男性が産後パパ育休ではなく通常の育児休業を取得する場合は、実際に休業を開始した日を記入します。

育児休業終了予定日
当初予定している育児休業の終了日を記入します。子が1歳に達する日の前日を記入するのが一般的ですが、それより早く復職する予定の場合は、その予定日を記入します。

後から延長することになっても、この時点では当初の予定日を記入すれば問題ありません。延長する際は別途延長申請を行います。

記入例
子の出生日:2025年10月1日
産後休業終了日:2025年11月26日
育児休業開始日:2025年11月27日
育児休業終了予定日:2026年9月30日(子が1歳に達する日の前日)

【記入例③】支給対象期間の計算方法と記入方法

支給対象期間とは、育児休業給付金が支給される期間を指します。これは「支給単位期間」という1ヶ月ごとの期間に分けて管理されます。

支給単位期間の基本ルール
第1支給単位期間は、育児休業開始日から起算して1ヶ月ごとに区切られます。たとえば、11月27日に育児休業を開始した場合:

  • 第1支給単位期間:11月27日〜12月26日
  • 第2支給単位期間:12月27日〜1月26日
  • 第3支給単位期間:1月27日〜2月26日

このように、育児休業開始日を基準に1ヶ月単位で区切られていきます。初回申請では、通常は第1支給単位期間から第2支給単位期間までの2ヶ月分をまとめて申請します。

申請書には、申請する支給単位期間の開始日と終了日を正確に記入します。会社の担当者が計算してくれることも多いですが、自分でも確認できるようにしておくと安心です。

【記入例④】賃金支払状況の記載(休業中に給与があった場合)

育児休業期間中に会社から賃金が支払われた場合は、その金額を必ず記入する必要があります。これは、給付金の支給額を正しく計算するために重要な情報です。

賃金支払いがなかった場合
賃金支払額の欄に「0円」または「なし」と記入します。多くの場合、育児休業中は無給なので、この記入になります。

賃金支払いがあった場合
育児休業中でも、以下のような賃金が支払われるケースがあります。

  • 育児休業開始日が月の途中だった場合の当月分給与
  • 会社独自の育児休業手当
  • 賞与(ボーナス)
  • 休業前の残業代の精算

これらの賃金がある場合、支給単位期間ごとに金額を記入します。賃金額が休業開始前の賃金の80%以上になると、育児休業給付金が減額または不支給になる可能性があるため、正確な記入が必要です。

記入例
第1支給単位期間(11月27日〜12月26日):賃金支払額 0円
第2支給単位期間(12月27日〜1月26日):賃金支払額 0円

【記入例⑤】振込先口座情報の書き方(金融機関・口座番号)

育児休業給付金は、指定した口座に直接振り込まれます。口座情報の記入ミスは振込エラーの原因になるので、特に注意が必要です。

金融機関名・支店名
銀行名、支店名を正確に記入します。通帳やキャッシュカードを見ながら、略称ではなく正式名称で記入しましょう。たとえば、「三井住友」ではなく「三井住友銀行」と記入します。

口座種別
普通預金、当座預金、貯蓄預金のいずれかに○印をつけます。ほとんどの場合は普通預金です。

口座番号
7桁の口座番号を記入します。番号が7桁に満たない場合は、前に「0」をつけて7桁にします。たとえば、口座番号が「123456」の場合は「0123456」と記入します。

口座名義
申請者本人名義の口座である必要があります。配偶者や家族名義の口座は使用できません。名義はカタカナで記入します。

記入例
金融機関名:三井住友銀行
支店名:新宿支店
口座種別:普通(○印)
口座番号:1234567
口座名義人:ヤマダ ハナコ

ゆうちょ銀行を利用する場合は、記入方法が異なります。通帳に記載されている「記号」と「番号」ではなく、「店名」と「口座番号」を確認して記入する必要があります。ゆうちょ銀行のウェブサイトで「記号番号から振込用の店名・口座番号を調べる」ページを利用すると便利です。

【記入例⑥】会社が記入する欄の確認ポイント

初回申請書には、会社が記入する欄が多くあります。自分では記入できないため、会社の記入内容を確認することが大切です。

事業所情報
事業所名、所在地、事業所番号、電話番号などが正確に記入されているか確認します。

賃金月額証明
育児休業開始前の賃金額が記入されます。これは給付金の支給額を計算する基礎になる重要な情報です。賃金月額証明欄には、育児休業開始日前の6ヶ月分の賃金額が記載されます。

給与明細と照らし合わせて、金額に間違いがないか確認しましょう。金額が少なく記入されていると、給付金も少なくなってしまいます。

事業主の証明欄
事業主(会社)の押印があるか確認します。押印がないと申請書が受理されない可能性があります。

会社の記入内容に誤りを見つけた場合は、すぐに人事担当者に連絡して訂正してもらいましょう。申請後に誤りが発覚すると、再申請が必要になり、給付金の受給が遅れてしまいます。

初回申請で注意すべき3つのポイント

初回申請では、特に以下の3点に注意してください。

ポイント①:提出期限を守る
初回申請は、育児休業開始日から4ヶ月以内に提出する必要があります。この期限を過ぎると、その期間の給付金が受け取れなくなる可能性があります。会社が手続きを進めてくれる場合でも、自分で期限を把握しておくことが大切です。

ポイント②:添付書類の漏れをチェック
初回申請では、母子健康手帳の写し(子の氏名と生年月日が記載されたページ)や振込先口座の確認書類(通帳の写しなど)が必要です。これらの添付書類が不足していると、申請が受理されません。提出前に必ず確認しましょう。

ポイント③:記入内容の最終確認
提出前に、以下の項目を必ずチェックしてください。

  • 雇用保険被保険者番号は正確か
  • 育児休業期間の日付は正しいか
  • 口座番号に誤りはないか
  • 必要な押印はあるか
  • 添付書類は全て揃っているか

小さなミスでも申請の遅れにつながるため、慎重に確認しましょう。不安な場合は、会社の担当者やハローワークに相談することをおすすめします。

詳しい記入例と記入時の注意点については、育児休業給付金支給申請書の記入例を完全解説!初回申請で失敗しない書き方ガイドでも詳しく解説しています。

育児休業給付金申請書(2回目以降)の書き方

初回申請が完了すると、その後は2ヶ月ごとに継続申請を行います。2回目以降の申請は、初回よりもずっと簡単です。

初回との違いは?記入が簡単になる理由

2回目以降の申請書(様式第33号の5の2の裏面)は、初回申請で既にハローワークに登録されている情報を使用するため、記入項目が大幅に減ります。

初回申請では、氏名、住所、賃金情報など多くの情報を記入しましたが、2回目以降は主に以下の情報だけを記入します。

  • 支給単位期間(通常は印字済み)
  • 期間中の賃金支払いの有無と金額
  • 就労日数(もしあれば)

ハローワークから「育児休業給付次回支給申請日指定通知書」が届き、その中に次回の申請書が同封されています。申請書には、あなたの被保険者番号や支給単位期間が既に印字されているため、該当する項目に記入するだけで完了します。

2回目以降の記入例(変更点を中心に解説)

2回目以降の申請書で実際に記入が必要な主な項目を見ていきましょう。

支給対象期間
通常は既に印字されています。たとえば、第3支給単位期間(2026年1月27日〜2026年2月26日)と第4支給単位期間(2026年2月27日〜2026年3月26日)のように、2ヶ月分が記載されています。

賃金支払いの有無
各支給単位期間について、賃金が支払われたかどうかを記入します。

  • 賃金支払いなし:「なし」または「0円」と記入
  • 賃金支払いあり:金額を記入(例:50,000円)

就労日数
育児休業中に一時的に就労した場合、その日数を記入します。就労がない場合は「0日」と記入します。

育児休業給付金は、1支給単位期間中に10日(10日を超える場合は80時間)を超えて就労すると支給されなくなるため、就労日数の記入は重要です。

記入例
第3支給単位期間(1月27日〜2月26日):
・賃金支払額:0円
・就労日数:0日

第4支給単位期間(2月27日〜3月26日):
・賃金支払額:0円
・就労日数:0日

支給単位期間の計算方法

2回目以降は、支給単位期間が自動的に計算されて印字されますが、念のため確認方法を知っておきましょう。

支給単位期間は、育児休業開始日を起点として1ヶ月ごとに区切られます。たとえば、11月27日に育児休業を開始した場合:

  • 第1支給単位期間:11月27日〜12月26日
  • 第2支給単位期間:12月27日〜1月26日
  • 第3支給単位期間:1月27日〜2月26日
  • 第4支給単位期間:2月27日〜3月26日

月末が30日や31日でも、育児休業開始日の前日までが1つの期間になります。2月のように28日(または29日)しかない月の場合は、2月末日までが1期間となり、次の期間は3月1日から始まります。

申請書に印字されている期間が正しいか、不安な場合は会社の担当者に確認しましょう。

賃金支払いがあった場合の記載方法

育児休業中に賃金が支払われた場合、金額によって給付金が減額されることがあります。

給付金が減額・不支給になるケース

賃金支払い状況 給付金への影響
休業開始前賃金の13%以下 減額なし(67%または50%全額支給)
休業開始前賃金の13%超〜80%未満 賃金額に応じて減額(賃金+給付金が休業前賃金の80%になるように調整)
休業開始前賃金の80%以上 給付金は不支給

たとえば、休業開始前の賃金が月30万円だった場合:

  • 賃金3.9万円以下:給付金は減額されず、約20.1万円(67%の場合)または15万円(50%の場合)が支給される
  • 賃金10万円:給付金は約14万円に減額され、賃金との合計が24万円(80%)になる
  • 賃金24万円以上:給付金は支給されない

少額でも賃金がある場合は、必ず正確に記入しましょう。後から発覚すると不正受給とみなされ、給付金の返還を求められる可能性があります。

2回目以降でよくある質問と回答

Q:申請書が届かない場合はどうすればいい?
A:指定された申請日の1週間前になっても申請書が届かない場合は、ハローワークに問い合わせましょう。郵便事故の可能性もあるため、早めの確認が大切です。

Q:申請書の提出期限はいつまで?
A:指定された申請日から起算して2ヶ月が提出期限です。たとえば、申請日が2月15日と指定されている場合、4月14日までに提出する必要があります。期限を過ぎると給付金が受け取れなくなる可能性があるため、余裕を持って提出しましょう。

Q:会社を通さず自分で提出できる?
A:基本的には会社を通じて提出しますが、会社が協力してくれない場合や遅延している場合は、本人がハローワークに直接提出することも可能です。ただし、会社が記入する欄もあるため、事前に会社から必要な情報を得る必要があります。

2回目以降の申請について詳しくは、育児休業給付金支給申請書(2回目以降)の書き方完全ガイド|記入例付きをご覧ください。

延長申請する場合の書き方(支給対象期間延長事由認定申告書)

子が1歳になる前に保育所に入所できなかった場合など、育児休業を延長する際には、専用の申告書を提出する必要があります。

延長申請書が必要になるケース

育児休業給付金は原則として子が1歳に達する日までですが、一定の要件を満たす場合、1歳6ヶ月まで、さらには2歳まで延長できます。

1歳から1歳6ヶ月への延長が認められるケース

  1. 保育所等への入所を希望しているが、入所できない場合
  2. 子の養育を行っている配偶者が、死亡、負傷、疾病等により子を養育することが困難になった場合
  3. 離婚等により配偶者が子と同居しないこととなった場合
  4. 6週間以内に出産予定であるか、産後8週間を経過していない場合

1歳6ヶ月から2歳への延長が認められるケース
上記と同じ要件が、1歳6ヶ月時点でも継続している場合に延長が認められます。

最も多いのは、保育所に入所を希望しているが入所できないケースです。この場合、市区町村から発行される「入所不承諾通知書」が必要になります。

延長理由の書き方(保育所不承諾・配偶者の死亡等)

延長申告書には、延長理由を記入する欄があります。該当する理由に○印をつけ、必要事項を記入します。

保育所不承諾の場合
「保育所等における保育の実施を希望し、申込みを行っているが、当面その実施が行われない」という項目に○印をつけます。

記入欄には以下の情報を記載します。

  • 申し込んだ保育所名(第3希望まで記入する欄がある場合も)
  • 希望入所日
  • 不承諾通知を受けた日付

記入例
保育所名:○○市立△△保育園
希望入所日:2026年4月1日
不承諾通知を受けた日:2026年2月15日

配偶者の負傷・疾病等の場合
該当する項目に○印をつけ、具体的な状況を記入します。医師の診断書などの証明書類も必要になります。

添付書類の準備(入所不承諾通知書など)

延長申請には、延長理由を証明する書類の添付が必須です。

保育所不承諾の場合

  • 保育所等の入所保留(不承諾)通知書(原本またはコピー)
  • 保育所等への入所申込書のコピー(2025年4月から必須)

入所不承諾通知書は、市区町村の保育課から発行されます。通知書には、申込者名、子の氏名、希望入所日、不承諾の理由などが記載されています。

2025年4月からの制度変更により、入所申込書の提出も必要になりました。これは、実際に保育所入所を希望していたことを証明するためです。

その他の延長理由の場合

  • 配偶者の死亡:死亡診断書または戸籍謄本
  • 配偶者の負傷・疾病:医師の診断書
  • 離婚:離婚届受理証明書または戸籍謄本
  • 妊娠・出産:母子健康手帳のコピー(出産予定日がわかるページ)

添付書類が不足していると、延長申請が認められません。必要書類は早めに準備しておきましょう。

延長申請の記入例と注意点

延長期間の記入
1歳から1歳6ヶ月への延長の場合、延長後の育児休業終了予定日は「子が1歳6ヶ月に達する日の前日」になります。

記入例:
子の出生日:2025年10月1日
当初の育児休業終了予定日:2026年9月30日(1歳到達日の前日)
延長後の育児休業終了予定日:2027年3月31日(1歳6ヶ月到達日の前日)

申請のタイミング
延長申請は、子が1歳に達する日の前日までに行う必要があります。ギリギリになると手続きが間に合わない可能性があるため、不承諾通知を受け取ったらすぐに手続きを始めましょう。

延長できなかった場合の対処法
もし延長申請が認められなかった場合、育児休業給付金は子が1歳に達する日で終了します。この場合、復職するか退職するか選択することになりますが、育児休業給付金と失業手当どっちが得?損しない選択と手続きの完全ガイドも参考にしてください。

2025年4月からの延長厳格化への対応

2025年4月から、延長要件が厳格化されました。主な変更点は以下の通りです。

変更点①:入所申込書の提出が必須に
これまでは入所不承諾通知書だけで延長が認められましたが、2025年4月以降は入所申込書のコピーも必要になりました。これは、実際に保育所入所を希望していたことを証明するためです。

変更点②:「育休延長目的の保活」への対策
一部で、育児休業を延長するために意図的に入所できない保育所だけを選んで申し込む「育休延長目的の保活」が問題視されていました。厳格化により、このような行為は認められにくくなっています。

変更点③:自治体への確認強化
ハローワークが必要に応じて自治体に確認を行うケースが増えています。申込内容に不自然な点がある場合、追加の説明や証明を求められる可能性があります。

適切な延長申請のために
延長申請を行う際は、以下の点に注意しましょう。

  • 本当に入所を希望する保育所を第1希望にする
  • 通える範囲の保育所を複数申し込む
  • 入所申込書と不承諾通知書の内容に一貫性を持たせる
  • 自治体の保育課に相談し、正しい手続きを確認する

詳しくは、〖2025年最新〗公務員の育児休業給付金を延長する方法|4月からの厳格化で「裏ワザ」は使えない?正しい手続きと注意点を徹底解説も参照してください。

出生時育児休業給付金申請書の書き方(産後パパ育休)

産後パパ育休(出生時育児休業)を取得する場合は、専用の「出生時育児休業給付金支給申請書」を使用します。

通常の育児休業給付金申請書との違い
基本的な記入項目は通常の申請書と同じですが、以下の点が異なります。

  • 対象期間:子の出生後8週間以内
  • 最大取得日数:28日間(4週間)
  • 分割取得:2回まで分割可能
  • 就労可能:一定の範囲内で就労しながら給付金を受給できる

産後パパ育休特有の記入項目
出生時育児休業の開始日と終了日を記入します。たとえば:

  • 第1回目:2025年10月2日〜2025年10月15日(14日間)
  • 第2回目:2025年11月1日〜2025年11月14日(14日間)

分割して取得する場合、それぞれの期間について申請書を提出します。

就労した場合の記入
産後パパ育休中に就労した場合、その日数と時間を記入します。就労可能な上限は「休業期間中の所定労働日数の半分」かつ「休業開始・終了予定日で挟まれた期間の所定労働日数の半分」です。

詳しくは出生時育児休業給付金支給申請書の書き方完全ガイド|記入例・必要書類・提出期限まで徹底解説〖2025年最新版〗をご覧ください。

申請書に添付する書類一覧と準備方法

育児休業給付金の申請には、申請書だけでなく添付書類も必要です。不足があると申請が遅れるため、事前に準備しておきましょう。

初回申請時に必要な添付書類

必須の添付書類

  1. 母子健康手帳のコピー
    子の氏名、生年月日、出産予定日が記載されているページをコピーします。通常は「出生届出済証明」のページです。
  2. 振込先口座の確認書類
    通帳の表紙裏(金融機関名、支店名、口座番号、口座名義が記載されたページ)のコピー、またはキャッシュカードのコピーを提出します。
  3. 雇用保険被保険者証のコピー(会社が保管している場合は不要なことも)

ケースによっては必要な書類

  • 賃金台帳・出勤簿のコピー:会社が申請書に記入した賃金情報を証明するため
  • 出産手当金支給決定通知書:健康保険から出産手当金を受給している場合
  • 育児休業申出書:会社に提出した育児休業の申出書のコピー

2回目以降の添付書類

2回目以降の継続申請では、基本的に添付書類は不要です。ただし、以下の場合は追加書類が必要になることがあります。

  • 育児休業中に賃金が支払われた場合:賃金台帳のコピー
  • 振込先口座を変更する場合:新しい口座の確認書類

延長申請時の追加書類

延長申請には、延長理由に応じた証明書類が必要です。

保育所不承諾の場合

  • 保育所等への入所申込書のコピー(2025年4月から必須)
  • 入所保留(不承諾)通知書の原本またはコピー

その他の延長理由の場合

  • 配偶者の死亡:死亡診断書または戸籍謄本
  • 配偶者の負傷・疾病:医師の診断書(養育が困難であることがわかるもの)
  • 離婚等:離婚届受理証明書または戸籍謄本
  • 妊娠・出産:母子健康手帳のコピー(出産予定日がわかるページ)

母子手帳のコピーはどのページが必要?

母子健康手帳は複数のページをコピーする必要がありますが、必須なのは以下のページです。

必ずコピーするページ

  1. 表紙:手帳の表紙(任意の場合もあるが、念のためコピーすると安心)
  2. 出生届出済証明のページ:子の氏名、生年月日、出生時刻、出生場所が記載されているページ。市区町村の証明印があるページです。
  3. 出産の記録ページ:出産年月日、出産場所、出産時の状況が記載されているページ

延長申請の場合に追加で必要なページ

  • 妊娠・出産を理由に延長する場合:新たな妊娠の出産予定日が記載されているページ

コピーする際は、文字がはっきり読めるように鮮明にコピーしましょう。不鮮明だと再提出を求められることがあります。

振込先確認書類の準備方法

通帳がある場合
通帳の表紙をめくった1ページ目(見開きページ)をコピーします。このページには、金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義人が記載されています。

通帳がない場合(ネットバンクなど)
インターネットバンキングの画面をプリントアウトするか、銀行に依頼して口座情報が記載された書類を発行してもらいます。最近では、アプリの口座情報画面のスクリーンショットを印刷したものでも受理されるケースが増えています。

ゆうちょ銀行の場合
通帳の「記号・番号」のページではなく、「振込用の店名・口座番号」が確認できるページが必要です。これは通帳の後半ページに記載されていることがあります。記載がない場合は、ゆうちょ銀行のウェブサイトで「記号番号から振込用の店名・口座番号を調べる」機能を使って確認し、その情報を印刷して提出できます。

添付書類について詳しくは、育児休業給付金の添付書類完全ガイド|必要書類と申請の流れをご覧ください。

育児休業給付金申請書の記入でよくあるミスと対処法

申請書の記入ミスは、給付金の遅れや減額の原因になります。よくあるミスと対処法を知っておきましょう。

ミスその①:育児休業期間の記入間違い

よくあるミス

  • 産後休業の終了日と育児休業の開始日がずれている
  • 育児休業開始日を出産日から計算して間違えている
  • 終了予定日を子が1歳になる誕生日にしてしまう(正しくは1歳到達日の前日)

正しい記入方法
女性の場合、出産日の翌日から56日後(産後8週間後)の翌日が育児休業開始日になります。たとえば:

  • 出産日:2025年10月1日
  • 産後休業期間:2025年10月2日〜2025年11月26日(56日間)
  • 育児休業開始日:2025年11月27日

育児休業終了予定日は、子が1歳に達する日の前日です。2025年10月1日生まれの場合、2026年9月30日が終了予定日になります。

ミスその②:賃金支払状況の記載漏れ

よくあるミス

  • 賃金が少額だったため記載しなかった
  • 賞与を賃金として計上し忘れた
  • 育児休業開始月の日割り給与を記載し忘れた

なぜ問題なのか
賃金支払いがあったのに記載しないと、後で発覚した際に不正受給とみなされ、給付金の返還を求められる可能性があります。たとえ1万円でも、支払われた賃金は必ず記載する必要があります。

対処法
育児休業中に会社から入金があった場合は、全て賃金として申告しましょう。通勤手当や各種手当も賃金に含まれます。不明な場合は会社の給与明細を確認するか、人事担当者に問い合わせてください。

ミスその③:口座情報の誤記入

よくあるミス

  • 口座番号の桁数が足りない(7桁に満たない番号を そのまま記入)
  • 支店名を略称で記入してしまう(例:「新宿」→正しくは「新宿支店」)
  • ゆうちょ銀行の記号・番号をそのまま記入してしまう
  • 配偶者名義の口座を記入してしまう

対処法
口座番号は必ず7桁で記入します。たとえば「123456」という6桁の口座番号の場合は、「0123456」と前にゼロをつけて7桁にします。

記入後は、通帳やキャッシュカードと照らし合わせて、一文字ずつ確認しましょう。口座情報の誤りは、振込エラーの最も多い原因です。

ミスその④:会社の記入欄の押印漏れ

よくあるミス

  • 会社の証明欄に押印がない
  • 担当者の個人印だけで、会社印がない
  • 押印が不鮮明

なぜ問題なのか
会社の証明欄には、事業主の押印が必要です。押印がないと、申請書の信頼性が確認できず、ハローワークで受理されない可能性があります。

対処法
申請書を会社から受け取った際、必ず会社印(または代表者印)が押されているか確認しましょう。押印がない、または不鮮明な場合は、すぐに会社に連絡して押し直してもらいます。

ミスその⑤:提出期限の見落とし

よくあるミス

  • 初回申請の4ヶ月期限を過ぎてしまった
  • 2回目以降の指定申請日を勘違いしていた
  • 延長申請のタイミングが遅れた

なぜ問題なのか
提出期限を過ぎると、その期間の給付金が受け取れなくなったり、給付金全体が不支給になったりする可能性があります。特に初回申請は重要で、育児休業開始日から4ヶ月を過ぎると、最初の支給単位期間分が受け取れなくなります。

対処法
申請書を受け取ったら、すぐに提出期限を確認し、カレンダーやスマホのリマインダーに登録しましょう。余裕を持って、期限の1週間前には提出することをおすすめします。

間違えてしまった時の訂正方法

申請書を記入中に間違えてしまった場合、慌てる必要はありません。正しい訂正方法があります。

訂正の基本ルール

  1. 間違えた箇所に二重線を引く(定規を使うときれい)
  2. 二重線の上または近くに訂正印を押す(シャチハタは不可)
  3. 正しい内容を近くの余白に記入する

訂正できる範囲
軽微な誤字や数字の間違いであれば、訂正印で対応できます。ただし、以下の場合は訂正せず、新しい申請書に書き直すことをおすすめします。

  • 複数箇所に誤りがある
  • 重要な項目(被保険者番号、口座番号など)を間違えた
  • 訂正が複雑で読みにくくなる

訂正印は誰が押す?
本人が記入する欄の訂正は本人の印鑑、会社が記入する欄の訂正は会社印で訂正します。

再申請が必要になるケースとは

以下のような場合、ハローワークから申請書が返送され、再申請が必要になることがあります。

  • 必要な添付書類が不足している
  • 記入内容に重大な誤りや矛盾がある
  • 会社の証明印がない
  • 雇用保険被保険者番号が間違っている
  • 口座情報が不正確で振込ができない

再申請になると、給付金の受給が1〜2ヶ月遅れることがあります。最初から正確に記入することが、スムーズな給付金受給への近道です。

申請書の提出方法と期限

申請書を正しく記入したら、期限内に提出する必要があります。提出方法と期限について詳しく見ていきましょう。

会社経由で提出する場合の流れ

ほとんどの場合、育児休業給付金の申請は会社を通じて行います。

一般的な流れ

  1. あなたが本人記入欄を記入し、添付書類とともに会社に提出
  2. 会社が事業主記入欄を記入し、会社保管の必要書類を添付
  3. 会社が管轄のハローワークに申請書を提出
  4. ハローワークで審査
  5. 支給決定通知書が会社経由であなたに届く
  6. 指定した口座に給付金が振り込まれる

会社によって、申請書の提出方法や締め切り日が異なる場合があります。会社の人事部門に確認し、その指示に従いましょう。

会社に提出する際の注意点

  • コピーを取っておく:後で確認できるよう、記入済み申請書のコピーを保管しておくと安心です
  • 提出日を記録:いつ会社に提出したか、メモや写真で記録しておきましょう
  • 受領確認:会社の担当者から受領の確認を取ることをおすすめします

提出期限はいつまで?(初回は休業開始日から4ヶ月以内)

初回申請の期限
初回申請書は、育児休業開始日から4ヶ月を経過する日の属する月の末日までに提出する必要があります。

具体例:
育児休業開始日が2025年11月27日の場合:
4ヶ月を経過する日 = 2026年3月27日
提出期限 = 2026年3月31日

この期限を過ぎると、最初の支給単位期間(通常は2ヶ月分)の給付金が受け取れなくなる可能性があります。

2回目以降の期限
2回目以降は、ハローワークから送られてくる「育児休業給付次回支給申請日指定通知書」に記載された申請日が基準になります。指定日から2ヶ月以内に提出する必要があります。

たとえば、申請日が2026年4月15日と指定されている場合:
提出期限 = 2026年6月14日

期限に遅れそうな時の対処法

やむを得ない事情で期限に間に合わない場合は、すぐに対処が必要です。

会社経由で申請している場合
まず会社の人事担当者に連絡し、状況を説明しましょう。会社から ハローワークに事情を説明してもらうことで、猶予が認められる場合があります。

ハローワークに直接相談
会社が協力的でない場合や、会社の手続きが遅れている場合は、自分でハローワークに相談することも可能です。管轄のハローワークに電話し、以下の情報を伝えます。

  • あなたの氏名と雇用保険被保険者番号
  • 勤務先の会社名
  • 期限に間に合わない理由
  • いつまでに提出できるか

やむを得ない理由があれば救済措置も
災害、疾病、その他やむを得ない理由で期限に間に合わなかった場合、その理由がやんだ後1ヶ月以内に申請すれば、受理される可能性があります。ただし、単なる忘れや遅延は認められないため、期限は必ず守るよう心がけましょう。

ハローワークへの直接提出は可能?

原則として、申請書は会社を通じて提出しますが、以下のような場合は本人が直接ハローワークに提出することも可能です。

直接提出できるケース

  • 会社が申請手続きに協力してくれない
  • 会社が倒産・廃業した
  • 会社の手続きが著しく遅れている
  • 会社との関係が悪化し、連絡が取れない

直接提出する場合の準備
本人が直接提出する場合、会社が記入すべき欄の情報も自分で準備する必要があります。

  • 会社の雇用保険適用事業所番号(雇用保険被保険者証に記載)
  • 休業前6ヶ月分の賃金額(給与明細で確認)
  • 会社の所在地、電話番号

直接提出する際は、事前にハローワークに電話で相談することをおすすめします。必要書類や手続き方法を詳しく教えてもらえます。

オンライン申請の今後の展望

現在、育児休業給付金の申請は紙の申請書による提出が基本ですが、デジタル化の動きが進んでいます。

2020年から一部の企業では電子申請が可能になっており、今後さらに拡大する見込みです。電子申請が可能になれば、以下のようなメリットがあります。

  • 申請書の郵送が不要になる
  • 記入ミスが減る(入力チェック機能がある)
  • 処理が早くなり、給付金の受給までの期間が短縮される
  • 申請状況をオンラインで確認できる

ただし、2026年1月時点では、まだ多くの企業が紙の申請書を使用しています。自分の会社が電子申請に対応しているか、人事部門に確認してみましょう。

申請後の流れと支給決定通知書の見方

申請書を提出したら、給付金が振り込まれるまでどのような流れになるのか、見ていきましょう。

申請から支給までのスケジュール

初回申請から初回入金まで(目安)

  1. 育児休業開始:2025年11月27日
  2. 初回申請書提出:2026年1月末(育児休業開始から約2ヶ月後)
  3. ハローワークで審査:提出から約2週間
  4. 支給決定通知書発送:審査完了後
  5. 初回入金:2026年2月中旬〜下旬(申請から約2〜3週間後)

初回は審査に時間がかかるため、申請から入金まで2〜3週間程度かかるのが一般的です。繁忙期(4月など)はさらに時間がかかることもあります。

2回目以降の申請から入金まで
2回目以降は審査が簡略化されるため、申請から約1〜2週間で入金されることが多いです。

支給決定通知書が届くタイミング

申請が承認されると、「育児休業給付金支給決定通知書」が会社経由(または直接)で送られてきます。

通知書が届く時期
通常、申請から1〜2週間後に会社に届き、そこから本人に転送されます。会社の転送に時間がかかる場合、申請から3週間以上経ってから手元に届くこともあります。

通知書が届かない場合
申請から1ヶ月経っても通知書が届かない場合は、会社に確認しましょう。会社に届いているのに転送されていない可能性があります。会社にも届いていない場合は、ハローワークに問い合わせてください。

通知書の見方と確認ポイント

支給決定通知書には、以下の重要な情報が記載されています。

確認すべき主な項目

  • 支給対象期間:今回支給される期間(第○支給単位期間)
  • 休業開始時賃金日額:給付金計算の基礎となる日額
  • 支給日数:実際に支給される日数
  • 支給率:67%または50%
  • 支給額:実際に振り込まれる金額
  • 次回申請日:次回の申請をすべき日付

支給額の計算式
休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 支給率(67%または50%)= 支給額

たとえば:
休業開始時賃金日額:10,000円
支給日数:30日
支給率:67%
支給額:10,000円 × 30日 × 0.67 = 201,000円

金額に相違がある場合
通知書の支給額が予想と大きく異なる場合は、以下を確認しましょう。

  • 賃金日額が正しいか(給与明細と照合)
  • 支給日数が正しいか
  • 賃金支払いがあった場合、その分が減額されているか

不明な点があれば、ハローワークに問い合わせて説明を求めることができます。

詳しくは育児休業給付金支給決定通知書の見方を完全解説!記載内容から手続きまで徹底ガイドをご覧ください。

振込はいつ?支給日の確認方法

育児休業給付金の振込日は、支給決定通知書には明記されていません。一般的には、支給決定から数日後に振り込まれます。

振込日の目安
支給決定通知書が発送された日から3〜5営業日後に振り込まれることが多いです。ただし、金融機関の処理状況によって前後することがあります。

振込時刻について
多くの場合、振込は午前中に処理されます。ただし、金融機関によっては午後になることもあります。朝一番に確認して振り込まれていなくても、午後にもう一度確認してみましょう。

詳しくは育児休業給付金の振込時間は午後になることも?朝振り込まれない時の対処法〖支給日当日の入金タイミングを解説〗をご覧ください。

振込が確認できない場合
支給決定通知書が届いてから1週間経っても振込が確認できない場合は、以下を確認しましょう。

  1. 通帳記帳または口座残高を確認(ネットバンクの表示に時間がかかることも)
  2. 支給決定通知書の口座情報に誤りがないか確認
  3. ハローワークに振込状況を問い合わせる

口座情報の誤りで振込ができない場合、ハローワークから連絡が来ますが、連絡が遅れることもあるため、自分から確認することも大切です。

申請書が会社から来ない・遅い場合の対処法

「申請書が会社から届かない」「会社の対応が遅い」という悩みを持つ人は少なくありません。こういった場合の対処法を解説します。

会社が申請書を用意してくれない理由

会社が申請書を用意してくれない理由は様々です。

よくある理由

  • 担当者の知識不足:育児休業給付金の手続きに慣れていない
  • 業務の優先順位:他の業務に追われて後回しになっている
  • 人手不足:小規模企業で人事専任者がいない
  • 悪意や嫌がらせ:育児休業取得者への対応が悪い(レアケースだが存在する)

理由が何であれ、育児休業給付金は労働者の権利であり、会社には手続きを行う義務があります。遠慮する必要はありません。

自分で動くべきタイミング

以下のような状況になったら、自分から積極的に動く必要があります。

行動すべきタイミング

  1. 育児休業開始から2ヶ月経っても申請書が来ない
  2. 会社に催促しても「後で」「そのうち」と先延ばしされる
  3. 提出期限が1ヶ月以内に迫っている
  4. 2回目以降の申請で、指定申請日を過ぎても申請書が届かない

まず取るべき行動

ステップ1:会社への再度の確認
メールや電話で、丁寧かつ明確に状況を伝えます。

「育児休業給付金の申請について確認させてください。育児休業開始から○ヶ月が経過していますが、申請書類をいただけていない状況です。提出期限が△月△日と迫っているため、○月○日までにご対応いただけますでしょうか。」

口頭だけでなく、メールなどで記録に残る形で依頼することが重要です。

ステップ2:期限を明示した催促
それでも反応がない場合、より具体的に期限を示して催促します。

「育児休業給付金の申請期限は○月○日です。期限を過ぎると給付金が受け取れなくなる可能性があるため、△月△日までに申請書をご用意いただけない場合は、ハローワークに相談させていただきます。」

ハローワークへの相談方法

会社が協力的でない場合、ハローワークに相談することで解決できることがあります。

相談先
勤務先の所在地を管轄するハローワークに連絡します。ハローワークの所在地と電話番号は、厚生労働省のウェブサイトで確認できます。

相談する際に伝えること

  • あなたの氏名と雇用保険被保険者番号
  • 勤務先の会社名と所在地
  • 育児休業開始日
  • 会社が申請手続きをしてくれない状況
  • これまでの会社への依頼履歴

ハローワークができること
ハローワークは、会社に対して申請手続きを行うよう指導することができます。また、どうしても会社が協力しない場合は、本人が直接申請する方法について案内してもらえます。

詳しくは育児休業給付金の申請書が会社から来ない時の対処法完全ガイド〖2025年最新版〗をご覧ください。

労働局への相談も検討すべきケース

ハローワークに相談しても状況が改善しない場合や、会社の対応が明らかに不当な場合は、都道府県労働局の「総合労働相談コーナー」に相談することも検討しましょう。

労働局に相談すべきケース

  • 会社が育児休業の取得自体を妨害している
  • 育児休業を理由に不利益な扱いを受けている
  • 会社が意図的に申請手続きを妨害している
  • ハローワークからの指導にも会社が従わない

労働局では、労働トラブル全般について相談できます。必要に応じて、会社への助言・指導、あっせん(話し合いによる解決)などの支援を受けられます。

相談は無料・秘密厳守
労働局への相談は無料で、秘密も守られます。相談したことを理由に不利益な扱いを受けることは違法です。一人で悩まず、専門家に相談することが問題解決の第一歩です。

育児休業給付金の書き方に関するよくある質問

最後に、育児休業給付金の申請書記入に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q1:申請書は自分で記入?会社が記入?

A:申請書は本人記入欄と事業主記入欄に分かれています。

本人が記入する欄

  • 氏名、生年月日、住所などの基本情報
  • 育児休業の期間
  • 振込先口座情報
  • 賃金支払いの有無(該当する場合)

会社(事業主)が記入する欄

  • 事業所情報(事業所名、所在地、事業所番号)
  • 雇用保険被保険者番号(印字されていることも)
  • 休業開始前の賃金額
  • 事業主の証明(押印)

本人が記入した後、会社に渡して会社記入欄を埋めてもらい、最終的に会社からハローワークに提出するのが一般的な流れです。

Q2:手書きとパソコンどちらで記入すべき?

A:どちらでも構いませんが、読みやすさが重要です。

申請書は手書きでもパソコンで入力しても、どちらでも受理されます。ただし、以下の点に注意してください。

手書きの場合

  • 黒または青のボールペンを使用(消せるボールペンは不可)
  • 楷書ではっきりと書く
  • 数字は読み間違えがないよう丁寧に

パソコン入力の場合

  • PDFフォームに直接入力できる場合は利用可能
  • 印刷後の文字が鮮明であることを確認
  • 押印欄は印刷後に押印

会社によっては、会社側で申請書をパソコン入力してくれる場合もあります。その場合、本人は署名・押印だけすれば良いこともあります。

Q3:訂正印は認められる?

A:認められますが、正しい方法で訂正する必要があります。

前述の通り、訂正は可能です。ただし、以下のルールを守りましょう。

  • 二重線で訂正し、訂正印を押す
  • 修正液・修正テープは使用しない
  • 訂正箇所が多い場合は書き直す
  • 重要項目(被保険者番号、口座番号など)の訂正は避け、新しい用紙に書き直す

シャチハタ印は訂正印としても使用できない場合があるため、朱肉を使う印鑑を用意しましょう。

Q4:同意書も一緒に提出する必要がある?

A:初回申請時には同意書の提出が必要です。

初回申請では、「育児休業給付受給資格確認票・(初回)育児休業給付金支給申請書」に加えて、「育児休業給付金の支給に関する同意書」も提出する必要があります。

同意書の内容
同意書では、以下の事項に同意することを確認します。

  • ハローワークが必要に応じて事業主に賃金支払い状況等を確認すること
  • 支給要件を満たさなくなった場合は速やかに届け出ること
  • 不正受給があった場合は返還すること

同意書には本人の署名・押印が必要です。会社から申請書とセットでもらえることが多いですが、もらっていない場合は会社に確認しましょう。

詳しくは〖2025年最新版〗育児休業給付金の同意書 記入例を画像付きで解説!書き方・注意点・保存方法まで完全ガイドをご覧ください。

Q5:申請書を紛失した場合は?

A:会社またはハローワークから再発行してもらえます。

初回申請書を紛失した場合
会社に連絡して、再度用意してもらいましょう。または、ハローワークのウェブサイトから様式をダウンロードして印刷することもできます。

2回目以降の申請書を紛失した場合
ハローワークから送られてくる申請書には、あなたの被保険者番号や支給単位期間が印字されています。紛失した場合は、管轄のハローワークに連絡して再発行を依頼しましょう。その際、以下の情報を伝えます。

  • あなたの氏名
  • 雇用保険被保険者番号
  • 勤務先の会社名
  • 紛失した申請書の申請日(わかれば)

再発行には数日かかることがあるため、紛失に気づいたらすぐに連絡しましょう。

Q6:会社が記入を間違えていた場合はどうする?

A:すぐに会社に連絡して訂正してもらいましょう。

会社記入欄に誤りがあると、給付金額が間違って計算されたり、申請が遅れたりする可能性があります。

よくある会社の記入ミス

  • 休業開始前の賃金額が実際より少ない(または多い)
  • 事業所番号が間違っている
  • 会社印の押印がない
  • 賃金台帳の計算ミス

対処法

  1. 給与明細と照らし合わせて、賃金額に誤りがないか確認
  2. 誤りを発見したら、具体的にどこが間違っているか会社に伝える
  3. 会社に訂正(または再作成)してもらう
  4. 訂正後の申請書を再確認してから提出

会社のミスであっても、最終的に不利益を受けるのは自分です。提出前に必ず内容を確認する習慣をつけましょう。

会社のミスについては育児休業給付金で会社のミス発覚!対処法と請求方法を完全解説〖2025年最新版〗も参考にしてください。

まとめ:育児休業給付金申請書は記入例を見ながら正確に記入しよう

育児休業給付金の申請書の書き方について、初回申請から2回目以降、延長申請まで詳しく解説してきました。

記事のポイントをまとめます。

申請書の種類を正しく理解する
初回申請書、2回目以降申請書、延長申請書、出生時育児休業給付金申請書など、状況に応じて使う申請書が異なります。自分がどの申請書を使うべきか、まず確認しましょう。

記入項目を正確に
雇用保険被保険者番号、育児休業期間、口座情報など、重要項目は特に慎重に記入してください。小さなミスが給付金の遅れにつながります。

添付書類の準備を忘れずに
母子健康手帳のコピー、振込先口座の確認書類など、必要な添付書類を事前に準備しておきましょう。

提出期限を守る
初回申請は育児休業開始から4ヶ月以内、2回目以降は指定申請日から2ヶ月以内が期限です。余裕を持って提出しましょう。

会社任せにせず、自分でも確認
会社が手続きを進めてくれる場合でも、記入内容や提出状況を自分でも把握しておくことが大切です。

育児休業給付金は、子育てをしながら働く人を支える重要な制度です。申請書の記入に不安を感じるのは当然ですが、この記事で解説した内容を参考にすれば、きっとスムーズに手続きを進められるはずです。

わからないことがあれば、会社の担当者やハローワークに遠慮なく質問しましょう。あなたの権利を守るために、必要なサポートを受けることは何も恥ずかしいことではありません。

育児休業給付金をしっかり受け取って、安心して子育てに専念できる環境を整えてくださいね。あなたの育児休業が充実したものになることを心から願っています。

申請手続き全般については〖2026年最新版〗育児休業給付金の申請完全ガイド|手続きの流れ・必要書類・記入例まで徹底解説、計算方法については〖2026年最新版〗育児休業給付金の計算方法を完全解説|給与別シミュレーションと受給額早見表もぜひご覧ください。


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